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日本人として日々の暮らしの中で思うこと、知りたかったこと

人口10万人当たりのコロナ感染死者数は日本は韓国の5分の1以下

2020-04-15 20:57:39 | 時事
隣国同士がやっかいなのは、例えば「丁寧な無視」(小野寺五典・安全保障調査会長・前防衛相 )がなかなかしづらいこと。


何しろ例えば、福岡を起点にみると、福岡ー東京間の距離(約1000キロ)よりも地図をみれば一目瞭然で、福岡―ソウル間の距離(約500キロ)の方が約半分という近さ。


国と国との節度ある成熟した関係にも「社会的距離」ならぬ「地理的距離」が必要だということがこの地図からも実感する次第。

日本の民放マスゴミなどはこのところ発表されている表面的な数字だけをみて「韓国は(例のドライブスルー方式での検査によって)コロナの封じ込めに成功し、感染が収束傾向である」かのように報道して、相変わらず韓国を見習えといわんばかりなのだが、果たしてそうであろうか。


■韓国では重大な問題が発生している
実は11日にロイターが報じたところによれば、WHOは最近、韓国で新型コロナウイルス感染症の治療後に陰性となった患者が、退院前の検査で再び陽性反応を示したとの報告について(問題視して)調査しているそうなのだ。


韓国の疾病予防対策センター(KCDC)は10日に退院を予定していた91人もの患者が再び陽性となっており、この患者らは再度感染したのではなく、新型ウイルスが『再活性化』した可能性があるとの見方を示している。


「新型コロナウイルスは発症10日から14日くらいに急激に悪化する症例があるそうで、インフルエンザ肺炎との違いとして、気道粘膜にレセプターを有するインフルエンザと異なり、レセプター(ACE2)が肺胞 II 型細胞に主に発現しているため症状に乏しく、気が付かないうちに重症化して治療時期を逸する可能性がある」と指摘されていた。


特徴として「当初軽症で本人も息切れを訴えていなかったにも関わらず、低酸素血症と広範囲の肺炎像を認めるなど、 必ずしも自覚症状が病像と一致していないような場合もあるそうで、日本以外の国などでは「陰性化して再び陽性化すると重症化する」などと指摘されていたのは、陽性例が「陰性化した」と判定されることによって治療対象外と判断されれば治療時期を逸する可能性もあり、つまりは韓国の事例は重大な問題といえる。


医療現場においてのみならず、地域の防疫上も大変な問題であろうし、韓国の病院では感染患者の「何をもって治癒」と判断するのか、という基準が根底から覆っている状況なのではないだろうか。


WHOは「(韓国において)陰性となった数日後に再び陽性となった患者に関する報告があり、医療専門家と緊密に連絡を取り、個々の症例について、より多くの情報を得るために努力している。」とし、「感染の疑いのある患者の検査でサンプルを採取する際には、適切な手順を踏むことが重要」と指摘。


つまり、WHOは現在実は韓国の検査そのものを疑問視し始めているということなのだ。


更にWHOは「新型コロナ感染症は新しい病気であり、ウイルス感染が収まったと判断するには、より多くの疫学的データが必要だ」とコメント。


引用:


韓国の文政権は総選挙前のここ数週間に渡り、意図的にコロナ検査陽性の数を50以下になるようコントロールしていたことが明らかで、韓国国内でも疑問視されているのが現実なのだ。


■PCR検査の限界(感度は70%でしかない=偽陰性は必ず出る)
日本の複数の感染症専門医によると、新型コロナウイルスの感染の有無を調べる場合、PCR検査が感染している人を正しく「陽性」と判定できる割合(「感度」と呼ばれる)については約70%(国際医療研究センターの忽那賢志医師)くらいで、感染していない人を正しく「陰性」と判定する割合(「特異度」と呼ばれる)は感度に比べて高いらしい。


WHOのテドロス氏などは当初、「検査、検査、検査」などと煽っていたが、(このPCRの特性を冷静に判断した結果なのか)すぐさま「感染者と接触した人が症状を示した場合にのみ検査を行う事をWHOは勧めています」と軌道修正している。



日本がこれまで行ってきたように、軽症者や無症状者を検査せず、熱が4日続くなど感染が強く疑われる人や感染者との接触者に限りPCR検査を行う対応はPCR検査の特性からいって実は最も合理的な対応の仕方といえる。


WHOの方針も韓国方式よりもむしろ実は現在、日本方式に軌道修正しているのである。


韓国の人口は5188万人(2018年現在)で4月15日現在の(新型コロナ感染による)死者の数が222人、人口10万人当たりの死者数は0.428人。これは欧米の数字に比べれば非常に小さい。


韓国はホテルや研修施設を「生活治療センター」として、ウイルスの感染が確認されたものの、症状が軽く入院する必要の低い感染者を中心に隔離する方式を3月からスタートしており、このやり方は日本も遅ればせながら、コロナの入院患者が増えた東京などで今月からスタートしている。MERSを経験した韓国に学ぶべきことは確かにあるともいえる。


■人口10万人あたりの死者数で善戦
日本にはCTが多くの医療機関にあるため、自覚症状が軽くても肺炎の進行度合いが画像診断で極めて的確に判断しやすいという利点をもっており、それが重症化にある患者の治療時期を逃さずに集中治療できることで死亡者を少なくできている一因ともいえるし、アビガンなど日本が開発した新型コロナ治療にも効果を期待できそうな「武器」をもっている。


日本は1億2642万人、死者の数は4月15日現在で109人(クルーズ船を除いて)なので、10万人当たりの死者数は0.086人、これは諸外国の中で極めて小さい数字なのだ。


人口10万人当たりの死者の数は日本は敢えて韓国との比較でいえば5分の1以下、世界で最も少ない水準で善戦している。


今後は、「救える命を救えなくなる」など、病院での一般患者にしわ寄せが行くような「医療崩壊」を招かぬように、医療現場でのスタッフの徹底したタフな感染対策と、地域社会ではクラスターなどを発生させないように国や自治体、各地域住民の協力が必要であることはいうまでもない。


「緊急事態宣言」は少し遅かった感はあるが、政府に決断してもらって、感染がこのところ拡がっていた7都府県などの地域の医療現場にとってはよかったのでないかと思う。


日本社会はコロナ防疫とコロナ感染患者の治療で実は極めて善戦しているといっていいのだが、長期戦覚悟でコロナと戦うことにどうやらなりそうではある。


引用:







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9 コメント

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やっかいですね (泉城)
2020-04-16 19:23:41
とても冷静な分析ですね。
再発症というのか、PCR検査の限界というのか、検体の取りようや、ウイルスの数によっても判定が変わるでしょうから、実は退院間近の患者で症状は出ないなくても陽性であったということは理解できないこともないです。
インフルエンザが患者数でカウントしたのとは違って、武漢ウイルスについては、感染者数でカウントするのがおかしいのかもしれません。
いずれにしても、どのようになったら完全に症状がおさまり治癒したと言えるのかわかりにくいですね。
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>やっかいですね (kamakuraboy)
2020-04-16 22:46:43
こんばんは。コメントをありがとうございます。「どのようになったら完全に症状がおさまり治癒したと言えるのかわかりにくい」のは総合的な判断が必要であって、PCRの陰性化だけでは危険(PCRの感度は100%でないから)ということですね。韓国ではこのところ、「コロナが収束した」かのように錯覚して普通に飲食店などに人々が密集しているようですから、感染拡大の第2章が始まる可能性が高いと思います。

韓国の状況はさておいて、日本では「緊急事態宣言」が出てから10日経った今日(2週間を目途に緊急事態宣言の成果を判断するとしていたのを前倒しする形で)対象地域を一気に全国にしましたね。

4月7日時点での日本の感染者数(クルーズ船を除く)が3906人、死者の数が80人だったのが、4月16日現在の感染者数が倍以上の8100人、119人になってしまいました。

今後はこれ以上の急激な感染者の増加が起これば「治癒して退院できる患者数」を上回る重症患者が増え(ECMOを使用する患者一人に10人の医療スタッフが必要だと聞きますから)医療現場は大変なことになってしまうわけで、今日の政府の判断に至ったようです。本当にやっかいですね。
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感染拡大の第2章 (泉城)
2020-04-17 00:31:27
中国でも4月8日に武漢市の都市封鎖を解除して一気に不顕性感染者が武漢市を脱出しました。
WHOは、無症状感染者は咳やくしゃみなどをしないので感染性が低いとしています。WHOの言葉はこれまで逆が真でしたので感染性が低いとしてもそこそこ感染はあるとみていいでしょう。すでに1日当たり100人以上の感染者があり「感染拡大の第2章」が来ているようです。
とにかく接触をなくすことしか対策はありませんね。
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おはようございます (kamakuraboy)
2020-04-17 09:43:54
結局、全国に緊急事態宣言を出すのは、極論すれば市中感染を起こしている不顕性感染者(もしくは軽症感染者)で不特定多数の人と接触の多い人物らを家に閉じ込めたいからなわけですが、政府が最近ドライブスルー方式を検討しているのは、そういう「感染源」を洗い出したいという発想だと思います。東京が緊急事態になるやいなや「名古屋に移動して営業する」とうそぶいていたような人々ですね。

WHOは紋切タイプだと思いますが、例えば口を開いて会話をすれば5分で3000の飛沫が飛び散るそうで、「エアロゾル中のウイルスは3時間以上生存できる」ということですし、密室性の高いナイトクラブやバー、対面タイプの接客業は危険だということですね。症状が多少あっても従業員に(口封じを命じて)営業を続けさせている店があるなどのようです。こういう業種の人々はマスクをつけずに仕事をしているわけですし。
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つづき (kamakuraboy)
2020-04-17 09:56:56
立憲民主党の”風俗通い議員”が除籍処分 されましたが、「議員辞職に値する無責任な行動」だと枝野さんが言っていたのは、その議員の行動はまさにわざわざウイルスに感染する確率の高い行動で、それを国会に持ち込む可能性もあるからでしょう。行動で身に覚えのあるような国会議員は「自主隔離」すべきでしょうね。
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議員の資格なし (泉城)
2020-04-17 19:03:32
緊急事態宣言・自粛の中で、4月9日歌舞伎町のキャバクラに出入りしていた立憲民主のドック高井崇志の除籍は当たり前ですが、安倍総理の国民へのメッセージがあった3月20日の深夜、新宿2丁目で警察官と大げんかした立憲民主のLGBT石川大我の件について全く触れないのはどうしたことでしょうね。

検査ばかりを叫ぶコメンテーターは医療崩壊を助長していますし、また立憲民主の先生は医療崩壊を実戦していますから、立憲だけに立件しないと。

ところでよく考えてみると無顕性感染者から感染するのは普通のことなのになぜか武漢ウイルスに限ってそれを強調するのか、ちょっとおかしいです。
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Unknown (kamakuraboy)
2020-04-18 07:22:43
おはようございます。私はてっきり、同じ人物の話しだとばかり思っておりました。二人もいたんですか。緊急事態宣言の前か後かの区別にしても、自覚のなさはどちらも同じですね。主に立憲民主党(旧民主党)の方々は蓮舫氏などもそうですが自己矛盾の人物が多いですね。人材難と言いますか。国会で取り上げる内容も下らない揚げ足とりが多過ぎですし。発言内容もコロコロ変わって一貫性が全くなくて、要するに安倍総理と反対の意見をそのときそのときで適当にコメントしてきただけということを指摘されていますね。
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謝罪の形 (泉城)
2020-04-18 07:25:14
おはようございます。倒産gj!
立憲・枝野は高井崇志の除籍のことのみで石川大我の事件に触れないところに不信感があります。しかも謝罪のときに事務机でしょうか。肘掛け・頭部枕付の椅子で手を前に重ねたままはないでしょう。
日本人の謝罪の感覚ではないです。
支持率では立憲が下がって維新の方が上になりましたね。
昨日テニスの仲間からパチンコ店の前を通ったら多数の人がいてびっくりとLINEがきました。愛知大丈夫か。情けない。
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こんばんは (kamakuraboy)
2020-04-18 21:31:02
都内のパチンコ店チェーン展開している3店舗が都内で初めて赤字で倒産したそうです。小池さんgj!ですね。
https://web-greenbelt.jp/post-37556/

立憲民主は反日左翼系政党ですし、好感度は低いですね。支持率(元々低い支持率が更に4%に下落)一桁台の政党にはそもそも政権与党になる能力がないという国民からの審判が下されているようなものです。

様々な角度で緊急事態条項を議論すべきときに国会運営を妨害するだけの反日工作勢力そのものです。
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