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日本人として日々の暮らしの中で思うこと、知りたかったこと

「パンダ外交」の中国の実像

2019-03-05 01:19:03 | China


「日本生まれの シャンシャンも
早ければ19年6月で見納め


私がいつも読んでいるあるブログの中で
「パンダを返却するべき」という
誠に冷徹なご指摘がありました。

シャンシャンの両親であるリーリーとシンシンは
東京都が中国に年間95万ドル(約1億700万円)を支払って
21年2月までの期限付きで借り受けているものだそう。

日本で生まれたシャンシャンの所有権も中国にあり、
東京都によれば「子供は生後24か月で返還する」協定があるため
早ければ19年6月に日本を離れることになるらしい。


ところで、日中国交正常化45周年とはいえ、
日本の知的財産権を侵害し続け(アメリカはついにWTOに提訴しましたが)

尖閣諸島どころか沖縄まで狙っている中国に対して
日本が「一帯一路政策」などの中華主義に
安易に協力していいはずはなく、

日中友好ムードをつくりだすべく送り込まれた
いわば「中国の親善大使」であるパンダを
大騒ぎしてありがたがるなど、
まんまと中国の思惑にはまるようなもの。

とはいえ、
熊なのに竹を主食とする草食で
歌舞伎役者のような隈取りで目が大きく見える
パンダののどかな風情は

子供からお年寄りまで日本人に好まれ

中国に高いレンタル料を払っても
動物園の来場客増加で元がとれそうな人気。

しかし、「親善大使」ののどかな風情と本国である中国の実態はあまりにもちがう。
パンダには罪はないが、パンダのイメージで中国の実像を見誤ってはならない。




「日中友好は日本だけの幻想」石平氏のインタビュー記事より抜粋
引用元:https://www.mag2.com/p/news/256100

――日本がアジアの中でとるべき道は?
日本にとって安全保障上の問題のまず一つが朝鮮半島、もう一つがやはり中国。北朝鮮問題はいずれ解決されるかもしれないが、中国問題はもっと深く長くなり、政治経済、軍事の面、日本にとってたいへん重要な問題となる。
要するに、中国とどう付き合った方が良いかということが、今後の大きな問題。中国の軍事的脅威に対し、日本の安全と平和をどう守っていくのか? 中国は南シナ海でも軍事拠点化を進めている。南シナ海の問題も、日本の経済、存続に深く関わってくる問題。
経済については中国を中心に経済圏を作っていく「一帯一路」。この動きに対し、日本はどう対処していくのか? 完全に無視するのか、入っていって巻き込まれてしまうのか。今の時代において、中国とまったく付き合わないというのは無理なので、中国とどういう距離感をとっていくかが大事。
国際戦略的には、まず日米同盟を機軸にして周辺の国々と連携。アジアの平和と秩序、南シナ海の航海の自由を守ること。これが日本の一番の国益になる。オバマ政権の時代は、アメリカと手を組み、TPPを進め、アジア全体の経済圏をまとめようとしてたが、トランプ政権になってアメリカが離脱し挫折しアメリカ抜きの11か国での批准となった。しかし、アジアの民主主義の国々と日本は、共通した価値観や利益があるので、そういう国々と連携して、自由貿易圏を作っていくことが大事。これからの経済は、日本単独で成り立つものではないため。

――中国とは、具体的にどのように付き合っていくべきなのか? 
経済の面においても、あまり中国と深い関係にならない方がいい。日本企業にしても深入りすれば、いろんなことが起きてくるだろう。中国とは一定の距離をおいて、むしろ周辺のアセアン諸国とかいろんな国々と経済の連携を強めていくべき。
例えば、中国では今後、日本人が拘束されるというケースも増えてくると思われるが、この一点を取っただけでも、日本人はやはり、中国との距離を考えなければならないといえる。
石平氏の親戚の中国人は最近、中国で会社を畳んで、財産をニュージーランドへ持っていったそうだ。社長である彼が言うには、お上の指示で、自分の企業の中に、自分の判断や考えと何の関係も無い共産党組織ができてしかも組織の中心人物は、彼が会社から最も追い出したかった人物であったためもう追い出せない。
しかも、仕事をしたくない社員ほど、その共産党組織に入るそうなのだ。入れば自らの保証になりま、首を切られることなく、おまけに社長よりも偉そうな顔ができるという。社長からすれば「何のためにこの会社を創ったのだ」ということになるのだそうだ。
実はそれは、中国国内企業だけの問題ではない。今、中国共産党は外資企業を含め、すべての企業の内部に共産党組織をつくろうとしているという。例えば今後、日本企業が中国に進出すると、強制的に内部に中国共産党の組織ができてしまうということ。工場の中にそういう組織ができてしまうと、後ろには中国共産党がいるため場合によっては人事権や経営にも口出ししてくるようになり、いずれは中国共産党に乗っ取られてしまうという可能性もあるわけだ。そういう意味では、中国のビジネスは、企業にとってリスクが高いということをしっかり認識しなければならないということ。
つまり日本は、国としては、日米同盟を機軸にして周辺の国々と連携してアジアの平和と秩序を守り、「個人や企業としては、中国と関係を持つにしてもあまり深入りしないで、一定の距離を置くべきであるということ。


「仲良くすることはいいこと」は日本だけの幻想」
問題は、何のために仲良くするのか? ということなのだ。
日本人は「仲良く」とか、そういう言葉や話に弱い。しかし国と国では「仲良し」のための、仲良しは無い。
どこの国も、国益が一番大事なのであって、仲良くするのも、しないのも手段に過ぎない。仲良くした方が日本の利益になるのなら、仲良くした方が良い。しかし、逆の場合もあるのです。仲良くすること自体を、目的化してはいけない。
むしろ、これまで日本は仲良くしなければいけない、「日中友好」とか、そういう言葉に惑わされて大事なものをいろいろ失ってきた。
仲良くするために中国の無理な要求を飲む。仲良くするために日本の総理大臣は靖國神社へ参拝できない。仲良くするために中国にODA(政府開発援助)を出さなければならない。
仲良くするため日本人が失うものは多い。
石平氏がこのように語っているのは、喧嘩すべきだと勧めているわけではなく、仲良くするでもなく、喧嘩するでもなく、一定の距離を保つべきだという話なのだ。
日本人が良く言う「俺とお前」の関係にはしない方がいい。いつまでも「私とあなた」という関係でいること。
そうすることで逆に喧嘩も少なくなる。人間同士の付き合いでも、うっかり友達になって近くなり過ぎると、逆に喧嘩することになるケースはよくあること。

――日本の改善すべき悪いところは?
まず、どこの国に対しても仲良くしなければいけないという固定観念、強迫観念に縛られているところ。
もう一つは、外国と付き合う時、日本は何を守るべきか、ということに対する意識が薄い点。
日本のプライドにしても国益にしても、絶対にこれを守らなければいけないというものが薄い。例えば、南京大虐殺とか慰安婦問題とか、嘘に近いことを持ち出されて中傷誹謗されても、日本人はあまり怒らない。そこは良くない。そして、謝り過ぎ。
もう一つ、日本人が気を付けなければいけないことは、日本社会は長い歴史の中で信頼する社会ができあがっている。腹を割って話をすれば相手も分かるだろう、こちらが相手に対し配慮すれば相手も配慮してくれるだろう、という暗黙の前提がある。
しかし、これは日本社会の中でしか通用しないものであって、国際社会では正反対。とくに相手が中国や韓国だと、こちらが一歩譲れば相手が逆に一歩迫ってくる。配慮すれば、逆に配慮自体がこちらの弱さだと受け止められ、突っ込まれてしまう隙となる。
国際社会においては、日本人はあまり日本社会の中の論理を持ち込まない方が良い
<以上は引用元のインターネット記事より抜粋>



コメント

私もパンダは返すべきだと思います。
絶滅危惧種、近危急種かはともかくとして、2千頭足らずしか生息していないパンダを支那がレンタル料を取って貸し出すのはおかしいです。
絶滅しそうな貴重種として保護する必要があるならば、パンダだけでなく動物のレンタル自体が動物保護を愚弄するものです。
そんな大切な動物を日本が支那から高いレンタル料を払って借りるのはおかしいです。
日中友好にパンダを使うのは間違っています。
日本はバカにされていますよ。
2019/2/12(火) 午後 10:55 [ cotton85 ]


> cotton85さん
こんばんは。コメントをありがとうございます。なるほど、筋の通ったご意見ですね。そのような理由から返すべきだという意見を仰っておられる方がいらっしゃるということでなのでしょうが、私などは今まであまり意識していない部分でした。確かにその通りですね。
日本で生まれたパンダを日本が保護動物として繁殖させて増やしていけらたなどと考えておりましたが、元々は野生動物ですし、やはり種に適した生育環境と生態系があるはずですしね。
2019/2/12(火) 午後 11:55 kamakuraboy

> kamakuraboyさん
たしか日本で生れたパンダもいたと思いますが、それでもレンタル料を取ります。
何とどこまでもがめつい金、金、金の支那です。こうした場合のしたたかさはいいことだとは思えません。
パンダは獰猛な熊で毎年人が襲われ死傷しているようです。
そして安全保障上は支那がいちばん獰猛です。
2019/2/13(水) 午前 0:18 [ cotton85 ]

> cotton85さん
中国の獰猛さはチベット人やウイグル人に対する弾圧や自国内で起きた天安門事件のときに民主化を叫ぶ大学生らに対して行った虐殺の様子などが記憶に新しいところですね。89年のことで既に30年も経っていますが。
尖閣諸島のみならず、沖縄を本気で狙っていることなど、中国は現在日本の安全保障上最も油断できない相手ではありますね。
2019/2/13(水) 午前 1:18 kamakuraboy


2018年3月27日ヤフーブログに投稿した記事より

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