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日本人として日々の暮らしの中で思うこと、知りたかったこと

李克強首相来日

2019-03-05 01:26:29 | China
2018年5月9日ヤフーブログに投稿した記事より

中国の李克強首相が本日9日、日中韓三国首脳会談のため来日する。訪日前にインドネシアも訪問しており、「意図的に訪日の各を下げた」と香港メディアが伝えている。「中国首脳の一国訪問」は日本と2012年尖閣諸島の国有化以来関係が悪化している日本へは久しく行われていない。

しかし、これは、恐らく事前協議で、経済その他での、中国が期待するほどの譲歩が日本から引き出せないと判断したことを意味しており、良い兆候だと思う。中国は日本との関係改善、「一帯一路」への協力を望んでおり、今回の来日には「関係改善」を象徴するものとして番いのトキを日本に提供するというお土産つきのようだ。


中国の「一帯一路」に対しては、今やその実態を欧州が気付きはじめ、軍事力を背景とした中国利権の拡大であると警戒感を強めている。

莫大な資金を背景に発展途上国に不必要なインフラ建設を行うことで、中国国内で行き詰った経済モデルを海外に展開して、「不良債権の輸出」を行っているだけというのが実態のようなのだ。そしてその不良債権の代わりに、中国が実質「植民地化」し、現地に中国の軍港をつくるなどの軍事拠点化が起きている。


安倍政権は、欧州諸国の警戒感と逆に、去年末くらいから中国の「一帯一路」への協力を表明しているだけに、そのタイミングが何を意図してのものなのか今後は国民は注目すべきところではあるが、今回の李克強の来日は、あくあでも中心議題は北朝鮮への「最大圧力継続」と「完全非核化」要求を確認することであり、個別の経済の話を進めることは日本側にこの時期としてさしてメリットもない。


尖閣諸島の国有化で表面化した「チャイナリスク」以来、日本企業は「チャイナリスク」(労働者の労働争議、賃金上昇、盗難など)モラルの低さ、人件費の増大から徐々に、パナソニック、シャープ、ダイキン、ソニーと次々、中国工場閉鎖撤退させ、他の東南アジアに拠点を移したり、日本への企業の原点回帰も進んでいる。


欧米企業も同様で中国に見切りをつけて撤退が進み、中国経済は今や「発育不良」の危機に瀕している、というより、実態経済が既に崩壊してしまい、「出口が見えない」状態だという。中国国内ではもはや「何を作っても売れない」という状況のようだ。


中国の人口は13億人(実際は14億8千万人くらいいるらしい)と言われ、安い労働力で「世界の工場」として外国資本の下請けをやって経済が成長してきたが、中国人の人件費(賃金)が上昇した一方で、労働者の技術力もモラルも向上しておらず、外国資本の下請けとしての経済モデルが崩壊。(次の下請けは、中南米→アフリカへとシフトしていくものと予想されている)


中国の企業は「公司(コンス)」といって実質国有企業で、民間の産業資本が育っておらず、中国共産党の支配下にあって、共産党や軍とも癒着しており、「企業家バランス」という「企業が正当に経営され株主総会が開かれる」こともなく、リスクをとっての意欲的な技術開発も、競争もなく、自国の技術力で付加価値の高い世界に売れるものをつくることが出来ないという状況らしい。

海外からは、現在の「共産党王朝」が変わっていくか倒れない限り、中国が陥っているこの状況が変わる見込みはないという見方。

一部引用:
「中国経済桁違いの崩壊」:https://www.youtube.com/watch?v=ZYwMRN77DTI


中国の実態経済の崩壊によって、今後、世界の株式市場は、「リーマンショック以上の」暴落が起こる可能性が囁かれているようだ。





コメント

戦争屋は【両建て】ですから。
2018/5/9(水) 午前 11:04 1082001(紫音)


> 1082001(紫音)さん
ハゲタカファンド(アシュケナージ系ユダヤ人)のことですね。中国が恐れているのは、アメリカを動かせる彼らだけでしょうね。
2018/5/9(水) 午前 11:16 kamakuraboy


「一帯一路」が中国利権の拡大とすれば、その前哨戦ともいうべきものはギリシャの最大の港の買収でしょうか。ピレウス港は貿易、観光の要の施設であるとともにその買収は今後の軍事港を見据えてのことでしょう。
中国はさらにアテネ空港も狙っているようです。
先月の安倍訪中では「一帯一路」は口に出さなかったようですが、日米分断を図る覇権主義の中国に対して日本はアメリカの対中施策と呼応していく必要があると思います。
尖閣諸島への軍事的威嚇や靖国神社に関するイチャモン、知的財産権の侵害など全く姿勢を変えようとしない中国に対しては、アメリカとともに強硬姿勢でいくべきでしょう。安倍総理も親中国の経済連の言いなりになれば国民の支持は急激に下がると思いますよ。国民の8割が中国をきらいなのですから。
2018/11/4(日) 午後 9:51 泉城


> 石田泉城さん
こんばんは。コメントをありがとうございます。ギリシアは経済危機に陥っていましたから、そこに付け込まれてしまったということですね。ですが、中国の目的が明確にわかって、米国だけではなくEUからも中国は警戒されるようになり、英国も中国を締め出し始めるきっかけにもなったかもしれませんね。
今回の安倍総理の中国訪問の意図については心配しておりましたが、どうやら安倍総理と現在の日銀は米国と経済戦争をしている中国を助ける気などは毛頭ないようです。3兆円規模と報じられている日中通過スワップに関しては当事者は財務省ではなはく日銀で、従ってドル建ての通貨スワップではなく円建てだそうです。
円の流通量を増やす目的と三菱UFJとみずほが今年の1月に発行した人民元建ての「パンダ債」を助ける目的だったようで、日本の銀行は本当に馬鹿ですね。サムスンにもみずほが31兆円も債権があるとかで、サムスンが倒産したらみずほも不良債権でつぶれるという噂ですし。
2018/11/4(日) 午後 10:38 kamakuraboy


トランプ大統領のようにどこの国に対してもリップサービスしておいて、実は、厳しく対応するというやり方が賢いのかもしれません。
サムスンの31兆円の債権はリスクが高いですね。
2018/11/5(月) 午前 0:54 泉城


> 石田泉城さん
そう思います。外柔内剛で、外交は毅然とした一貫性のある態度でぶれないでやって頂きたいですね。中国、ロシア、韓国や北朝鮮に対して特に。
すみません、ちょっと金額が大きすぎたようですが、みずほ銀行の融資と株の投資の総額はわかりませんが、サムスン電子の有利子負債・社債発行額が韓国の国家予算を超える31兆円越えだそうで、その内の数兆円は、みずほ銀行の融資なのだそうです。サムスンがつぶれたらその数兆円は返ってこないから、みずほ銀行も潰れるだろうという話のようです。
2018/11/5(月) 午前 1:15 kamakuraboy


数兆円にしても大きな額ですね。
みずほ銀行はリスクをとりながら商売として融資しているのか、サムスンと人的つながりが深いからなのかどちらでしょう。
どちらもあるということでしょうか。
いずれにしてもみずほ銀行はサムスンを支援していることにかわりはないですね。
2018/11/5(月) 午後 9:00 泉城


> 石田泉城さん
こんばんは。みずほ銀行はロゴマークの中にハングルが入っていると言われていますね。後半3文字の「UHO」を右に90度回転するとハングルで「同」という意味で、つまり「同胞」という隠された意味を含んだロゴマークにしているなどと言われているようです。
みずほ銀行の貸付金が数兆円なのかいくらなのか、そもそも韓国の会計基準がいい加減だからサムスンの実際の売り上げがどのくらい減っているのかもわからないし、サムスン電子の副会長は逮捕されて懲役5年の実刑判決が下ったそうで、みずほもどうなるのかわりませんね。
2018/11/5(月) 午後 9:49 kamakuraboy

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