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3.11の地震波形~気象庁コメント「このような複雑な形で地震が起こることは極めてまれで少なくとも我々は初めててございました」

2021-08-11 11:59:43 | 311
3.11の地震波形のデーターは「防振科学技術研究所 強震ネットワーク K-NET」など、ネット上で閲覧できなくなっています。


公的機関のHPなどで3.11の地震波形の記録が開示されているかどうか、よかったらさがしてみて、みつかったら教えて下さい。


幸い、スクリーンショットで最初に挙げた地震波形のデータを保存しているネットユーザーの方がおられ、ブログに貼って解説してくださっていましたので、引用しながらご紹介します。


2008年の三陸沖地震


それぞれ縦方向に3種類の波形がありますが、上から【N-S(北-南)】、【E-W(東-西)】、【U-D(上-下)】の波形で、上の2つが横波、一番下が縦波なのだそうです。

2008年の三陸沖の地震と2011年の3.11の波形を比べると、明らかに違います。波形が通常の地震とは異なるというコメントは殆どかき消されていたようです。





引用元である、Simpleさんのブログ内の方のコメントをそのまま引用させて頂きます。

三陸沖の本震に比べると、下に示す12日の新潟県中越、15日の静岡県東部、16日の千葉県東方沖の地震波形は全くのシンプルであることが分かります。本震のように何回も地震を重ねるような凝ったことをしておらず、シンプルな波形になっていることが分かります。下の波形を見て分かるように、スパイク状の大きなピークがあり、すぐに減衰しています。いずれの地震も揺れている時間は20秒程度で、3分以上揺れていた三陸沖地震と比較すると一揺れで終わる感じです。これは、地下で何かが爆発した時の波形ではないでしょうか?

引用元:

気象庁は3.11発生の2日後の2011年3月13日午後に記者会見を開き、「地震の規模をM9.0と修正します」と発表したそうです。これは再修正だったようで、最初の発表の後に修正したものをもう1度再修正したということかと思います。このことは元米国家安全保障局(NSA)技術者ジム・ストーン氏 の指摘と一致しています。わざわざマグニチュードの大きさを修正して、津波が自然災害に付随したものだったように日本国民に思いこませたのです。


ストーン氏は「実際の規模ははM7.9だったが、この数値だと起きる津波の大きさが、小さくなくなる(津波の規模を説明できない)ので隠蔽する為に修正したのだ」が、(マグニチュードが震度と乖離しているのは)「建物の崩壊度を見直せば分かる」と指摘していました。




マグニチュードの規模を再修正するための記者会見です。肝腎の地震波形を示すこともなく、「このような複雑な形で地震が起こるということは極めてまれで、少なくともわれわれは初めてでございました。」と感想を述べるにとどめ、波形の詳細な内容をコメントしていません。

動画:


今回起きました東北地方太平洋沖地震について、その本震の規模を再解析いたしました。その結果8.8の規模を9.0と改正します。

今回の地震の破壊の様子をもう一度丁寧に点検してみますと、通常とは異なりまして、複雑な形で3回、3つ大きな、巨大な地震が起こる、連続して発生する。このようなおき方をしているということが分かりました。このことから、連続して、複雑な形で3つ起こっていることを意識して、もう一度再解析を行ったところ、マグニチュードは9.0であるということが分かりましたので、本日、8.8から9.0に訂正するお知らせを行います。

このよう複雑な形で地震が起こるということは極めてまれで、少なくともわれわれは初めてでございました。



三陸沖を震源とするマグニチュード9.0と各地の震度の乖離は何故なのか?
周期1秒以下の波に比べ、周期1~2秒の波が弱かった、「謎が多い」という意見も。

■揺れによる建物被害少ない可能性…地震波分析(2011年3月17日08時25分 読売新聞)
東日本巨大地震では、木造住宅や中低層の建築物に大きな被害を与える周期1~2秒の地震波があまり強くなかったことが、筑波大学の境有紀教授(地震防災工学)による地震波の分析でわかった。

世界最大級のマグニチュード(M)9・0、最大震度7という規模にもかかわらず、揺れによる建物被害が少ない可能性が高い。

地震波にはさまざまな周期の波が混ざっているが、境教授が各地の地震波の記録を分析したところ、周期1秒以下の波に比べ、周期1~2秒の波が弱かった。

震度7を記録した宮城県栗原市や震度6強だった仙台市で得られた周期1~2秒の波の強さは、約30万棟が全半壊した阪神大震災の時の被災地に比べ2~3割程度だった。周期1秒以下の地震波が強いと、室内にある物は揺れるが、建物には影響が少ない


東日本巨大地震による各地の建物被害の状況はまだまとまっていないが、内陸部の栗原市では外観から判断する限り全壊建物は2棟にとどまる。また消防庁によると、判明している死者数の多くは津波被害の激しかった沿岸部に集中しており、内陸部では数十人程度。このことからも、揺れによる建物被害は少なかったと推定される。

境教授は「 地震の規模が大きくなれば、1秒以上の周期が多くなるとする常識と異なっている 。揺れによる建物被害が少なかったとすれば、それは建物の耐震性が高かったためではなく、周期1~2秒の地震波が弱かったことの方が大きい」と指摘する。東京大学地震研究所の纐纈(こうけつ)一起教授(応用地震学)も「これまでにない現象で、謎が多い 」と話している 。




■3.11後の気象庁:「人工地震」への言及
現在の気象庁の発表は「地震波形」を視聴者に示しながら、「人工地震」である可能性が高ければ、その事実に言及しているようです。。


日本で観測される地震の全てが自然地震でないことを気象庁は現在では「敢えて」発表しています。


例えば2016年1月と9月にそれぞれ、気象庁は日本各地で観測された地震は「北朝鮮の核実験による人工地震」の可能性が高いと示唆しています。波形の違いを丁寧に解説しています。


動画:
2016年1月

2016年9月
気象庁「地震と異なる波形」 過去の核実験と類似(16/09/09)


■「人工地震と自然地震の比較」
砕石発破や地下核実験といった人工的な爆発(以下、人工地震)に伴う震動波形は,同じ場所で発生した自然地震のものと比べると波形の様相が違っていることが多い。そのため、観測される相や振幅スペクトルなど波形の特徴を調べることにより、そのイベントが人工地震によるものかどうかの識別がしばしば試みら れている。

当室では,1950年代から1990年代にかけてアメリカ西部(Nevada Test Site: 以下NTS)・旧ソ連(Novaya ZemlyaおよびKazakh)・中国(Lop Nor)などで実施された地下核実験の震動波形が数多く観測されており,それらの波形の特徴や自然地震との違いについて多くの調査がなされている[山岸・ 他(1973),関・他(1980),涌井・柿下(1986),鎌谷(1998)]。

それらの中で,人工地震に伴う震動波形は自然地震と比べて短周期が卓越していることや、爆発の場所や規模の違いにより相の現れ方も異なること,また,爆発の規模が大きいものほど自然地震との識別が容易であること、などが指 摘されている。

地下核実験のような人工地震と自然地震の識別に関する最近の研究は鎌谷(1998)によるものがある。鎌谷は群列地震観測システムの短周期地震計で観測 されたNTSとkazakh地域の地下核実験の波形について、複雑度[Dahlman and Israelson (1977)]・スペクトル比[Kelly (1986)]・周波数3次モーメント[Weichert (1971)]という3つの量を計算し、自然地震との識別の可能性について議論している。

その中で,識別には複雑度がもっとも有効で、爆発の規模が mb5.3以上であればほぼ識別可能であることや、地下核実験の複雑度は自然地震よりも小さいこと、そして,スペクトル比は地下核実験の方が大きいこと, などが結論として述べられている。

しかし,当室でこれまでおこなわれてきた調査は、いずれも震央距離が当室から30度以上離れた遠地地震を対象としたものしかなく、日本周辺のイベントについて調査事例はなかった.

2006年10月9日に朝鮮半島北東部を震源とする震動波形が群列地震観測システムの短周期地震計で観測された際も、波形の様子などから人工地震による 可能性が高いと考えられていた。

しかし、観測された波形のシグナルは微弱でP相の立ち上がりも明寮ではなかったことや、震源付近の地震活動は極めて低調で 過去の自然地震の観測事例もほとんどなかったため,観測された波形が本当に人工地震によるものかどうか区別することは容易ではなかった。

このため、近地領 域における人工地震についても、複雑度やスペクトル比などを計算し、波形の特徴を定量的に評価しておくことは、今後の判断のためにも有益と思われる。(以下本文参照)





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4 コメント

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興味深い (泉城)
2021-08-11 23:17:15
kamakuraboyさん
こんばんは
三陸沖の地震の話は、興味深いです。
牡鹿観測にある2回の大きな山がある波形は、素人目にもたしかに過去の原爆実験の2回の山がある波形に似ています。
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おはようございます。 (kamakuraboy)
2021-08-12 04:37:12
コメントをありがとうございました。私は最近まで「人工地震説」には半信半疑だったのですが、この波形はどうみても自然地震ではないですよね。少しずれて2発の核が爆発したということだと思います。北朝鮮の核実験にははっきりと指摘しますが、自国を狙った攻撃には何も言えないのは、相手に服従するしかないからということらしいです。
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こんにちわ (井頭山人(魯鈍斎))
2021-08-28 14:54:17
自然地震と人工地震という事ですが、地震計の振動記録は殆ど時を置かずに連続してS波を記録しているようですね。地殻の歪はプレートの沈込み線状に、(溜まっている歪応力量の多少の差異があるにしても)、広がっていると思いますので、一点の応力が解放されるとそれに伴い箍が外れるように連続して起こる事も考えられます。三陸海岸沖から福島沖まで太平洋プレートの沈み込みの線上にある様ですから、貞観津波などの僅かな歴史的な記録を辿ってみても多くの災害が発生している様です。江戸から明治にかけても、いや明治以降にも三陸には地震に因る大津波が襲っています。作家の吉村昭さんの恐るべきルポルタージュ(初版は「海の壁」、後に改題して「三陸大津波」)が書かれたのは、確か東北大震災が起こる14年前のことです。
それにしても福島原発の電源が海に近く、此処までは来ないだろうと高を括っていた可能性は有ると思いますね。大地震では20メートルを超す津波は普通に考えるべきで、想像力の欠如は怖ろしい。海沿いの地震は揺れも怖いが、それ以上に津波が怖い。数年前にスマトラで起きた大地震の津波の映像が日本でも流れたが、何の教訓にも成らなかった。電源さえ切れて居なければ冷却水の循環は出来ていたから、水が蒸発し水蒸気爆発は起きなかったでしょう。

今では確かに「人工地震」は在る様です。ずいぶん昔の話ですが、ソ連水爆の父、アンドレイ・サハロフが日本を訪れた際、地震国の日本には大地震が起きないように、地中に深く穴を掘って、そこで核爆発を起こしてプレートの歪を放出する案を話していた事を思い出しました。ですから核爆発を使った地震を起こす技術はすでに進歩しているかも知れませんね。それが悪意を持って使われたとするならただ事ではない。
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こんばんは。 (kamakuraboy)
2021-09-04 01:13:28
>井頭山人さん、コメントをありがとうございます。現代の戦争は例えば核保有国同士が正面から戦争すれば、地球規模の被害となって「核の冬」となるなど被害が回復不可能なものとなるため、気象兵器、地震兵器、生物化学兵器、サイバー攻撃、テロ攻撃などなどありとあらゆる手段を用いた非対称戦のようですね。

日本にとって3.11は、ご指摘のように、歴史的にしばしば起こっている三陸沖を震源とする地震を装った地震兵器による、攻撃(DSによる)と思われますが、これをあまり大声でいうと、差支えがあるので、誰も本当のことは言えないらしいです。
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