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日本人として日々の暮らしの中で思うこと、知りたかったこと

旧御用邸のあるまち鎌倉でのいじめ問題

2019-03-02 06:33:56 | 日記
2018年1月21日ヤフーブログに投稿した記事より

鎌倉市には駅の西側すぐに旧御用邸あとの小学校があります。ヘレン・ケラーが来日時に訪れたという歴史もあり、かつてはその小学校はステータスのある小学校でした。有名なOBでは養老孟子さんがおられます。
 
この小学校には現在、駅からやはり近くにある鎌倉市児童ホームのお子さん方や肢体不自由児のお子さんなども通われているのですが、このお子さんたちが、問題のある一部の他の子供らに堂々といじめられていました。校舎の広い廊下などで接触する機会に車椅子を蹴って「歩けよ」などの暴言を浴びせられたり、児童ホームの子供さんたちはおとなしい子だと明らかに日常的に影でいじめられていました。しかし、もっと問題なのは叱るのがおっくうなのか、いじめる側の子やその親に遠慮してなのか、無関心なのか、それを「見て見ぬふりする先生」もいることです。更に気の毒なのが、そうしたいじめを目にして心を痛めるやさしい子供達で、何も出来ずやはり傍観者であることを自己嫌悪しながら過ごすという日常がいかに不健全であるか。

そうした環境は学校の「いじめ問題」への真剣かつ日常的なとりくみなど道徳教育で改善されますし、昔ながらの「おっかない真剣に子供を叱れる先生」が一人でもいれば学校の空気が違ってきます。鎌倉市は子供が遊べるまともな明るい児童公園ひとつない一方、「教養あふれる」老人優遇の風土があって、これまた駅前に立派な生涯学習センター(コンサートなども出来る広いホールつき)がありますが、老人の生涯学習よりもこれからの日本を支える子供の道徳教育や体力増進の方がはるかに重要。

そうした教育環境のための十分な質と数の人材づくり、環境づくりなどを優先すべきですが、気力あふれる教育人材は一朝一夕にはなかなか得難いですね。ちなみにうちの子の学年は学年崩壊してました。先生も気の毒にいじめにあって学年全体の保護者会で泣いておられました。恥なことですが繰り返されることだと思うので敢えて言います。税金を老人にではなく、まっとうな公教育環境作りにつかうべき。鎌倉は教育熱心で余裕のある家庭の親御さんはだから私立の小学校に入れたがります。先生もいじめられている場合ではありませんよ。



コメント

鎌倉というと伝統的で穏やかな街を想像し、旧御用邸あとの小学校となれば誰もがいじめとは無縁のイメージを持つと思います。
いじめをする核となる子供は、たぶん限られていると思いますが、きちんとした指導・教育をしないと、そのまま社会人に移行していくことになるような気がして問題です。さらにその子が親になって次世代に連鎖していく場合があるかと思うと怖いです。
これからの日本を支える子供の道徳教育に力をいれてほしいです。全く同感です。
2018/8/7(火) 午前 0:50 泉城


> 石田泉城さん
コメントを頂きありがとうございます。どこの社会でも、どの集団でも大なり小なりいじめのようなものはあると思いますが、学校は外部の社会から閉鎖された空間だけに、先生がいじめを「見て見ぬふり」するというのは更に情けないし、問題を悪化させる要因だと思いました。
実は二つの地域を比較する機会があり、兵庫県の西宮の学校の取り組みのすばらしさを実感したあとにこの記事を書いたのですが、(西宮にもご縁があったので)地域や学校による問題意識の差と道徳教育への取り組みの「本気」の差は大きいと思いました。
2018/8/7(火) 午前 1:24 kamakuraboy


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