2019/1/19(土) 午前 8:32
私はいつも朝目が覚めると、見た夢のことはほとんど覚えていない。というよりも夢を見ることが減ってきているというべきなのかもしれない。夢をみているのはレム睡眠(REM睡眠:Rapid eye movement sleep) の時だそうで、レム睡眠時には骨格筋が弛緩している反面、脳はむしろ強く活動していると言われ、特にレム睡眠時に7Hzのシータ波と呼ばれる強い脳波を示すときには脳は覚醒状態にあり、このとき夢をみているそうだ。
このレム睡眠は新生児期なら睡眠時間のおよそ半分、年齢とともに減少して大人では20~25%になるといわれている。レム睡眠時に夢をみて、その後すぐに目が覚めた場合には直前にみた夢を覚えていることが多いらしい。
夕べ、「縁起がいい」とされる富士山の夢をみた。最初は富士山は1つで、次にゴーストのように横列に2つ見えて、その次に富士山がいくつか斜め縦列に連なっていた。蜃気楼のようで珍しい現象だと(夢の中で)思いながら、それを写真に撮ろうとしたら、目の前の富士山が遮られ、見れば視界のほぼ全景に恐ろしく高い津波が迫っていた。目の前の津波が怖いというより、珍しい姿の富士山が遮られてしまい写真を撮るタイミングを逃してしまったと感じているところで夢が終わっている。富士山が津波の後ろにあるということは、夢の中の私は陸側ではなく海側から見ていたことになるのだが、そこで目が覚めたのだ。
こんな夢をみたのも、知人が一昨日静岡県の下田市にたまたま滞在中に「地震があった。関東に住んでいることに不安を感じる」と電話で話していたことと関係があるのかもしれない。実際にはM3.0のそれほど大きな地震ではなかったのだが。そのような言葉から、脳の中で地震に連動して起こる津波としてこのような光景を想像していたのかもしれない。
以前から、「南海トラフ巨大地震(注)がいずれ来るのではないか」としばしば言われており、仮に南海トラフ巨大地震が起きた場合の被害予想では、静岡県の10万9000人の方が和歌山県の8万人という「死者予想」の数字よりも都道府県別推定被害(死者)数で最も大きな数字らしい。
因みに2011年(平成23年)の311のときの被害は警視庁の発表によると、2018年9月10日時点で、死者は1万5,896人、重軽傷者は6157人、警察に届け出があった行方不明者は2536人と発表されており、この数字と比べてみても、静岡県だけで約10倍であり、南海トラフ巨大地震の被害予想がいかに凄まじいかがわかるであろう。
南海トラフ巨大地震が起こった場合の甚大な被害予想をみると、九州の太平洋側の宮崎県(4万2000人)、大分県(1万7000人)、四国の太平洋側の高知県(4万9000人)、徳島県(3万1000人)と、紀伊半島の和歌山県(8万人)、三重県(4万3000人)、東海地方では愛知県(2万3000人)、そして静岡県(10万9000人)という内訳。
富士山を背にして目の前に津波が押し寄せるという光景を目の当たりにするかもしれない静岡県の沿岸部で暮らす人々、特に伊豆半島の沿岸部では、日頃からの高所への避難訓練だけでなく地方自治体として高台への移転が可能ならばぜひ進めて頂きたい。
(注)南海トラフ巨大地震:
静岡県の駿河湾から九州東方沖まで続く深さ約4000メートルの海底のくぼみ(トラフ)。海側の岩盤が陸側の岩盤の下に沈み込む境界にあり、過去約100~150年の間隔でマグニチュード(M)8前後の地震が繰り返し起きてきた。東日本大震災を受けて国は1000年に1度の「考えうる最大級」を対象に被害想定の見直しに着手。M9.1の地震が起きた場合、最悪ケースで死者約32万人、負傷者が約63万人、建物の全壊が約239万戸に上る。3000万人超が断水に見舞われ、2700万軒超が停電。経済的損失は約220兆円と見込まれている。
引用:
http://www.asahi.com/special/nankai_trough/
https://www.hazardlab.jp/know/topics/detail/2/7/27928.html
コメント
こんにちは、kamakuraboyさん
はっきりした夢のようですね
夢で見ると縁起のいいはずの富士山の前に津波が
恐ろしやー
南海トラフ巨大地震、気になりますよね
ナイス 削除
2019/1/19(土) 午前 10:49 [ 桑の実 ] 返信する
宮城県在住のわたしは2011年3月11日の東日本大震災を体験してきていて、いろいろなことを見てきているので、書きたいことがたくさんあります。
まず、交通・物流のことですが、以前は、宮城県から茨城県に抜ける時は「相馬→いわき」と100km程の距離をまっすぐ行くことができました。
でも、大震災による福島第一原子力発電所事故による事故後は、放射能のために、
「相馬→福島」(40km)、「福島→白河」(90km)、「白河→いわき」(60km)
と遠回りをしなければならなくなってしまいました。
これを、南海トラフ地震で静岡県御前崎の浜岡原子力発電所に何かがあった場合に当てはめてみますと、
国道1号線、東名高速道、東海道新幹線、東海道線はまったく使えなくなってしまいます。
ですから、東日本と西日本をつなぐルートは、
東京→さいたま→高崎→新潟→金沢→福井→米原
東京→さいたま→高崎→長野→上越→金沢→福井→米原
東京→甲府→名古屋
富山・高岡→名古屋
と、東日本と西日本が完全に分断されてしまうことでしょう。
2019/1/19(土) 午前 11:36 [ weeping_reddish_ogre(泣いた赤鬼) ]
次に、建物の損壊が東日本大震災の40万個に対して南海トラフは239万個となっています。
東日本大震災ではこの40万個分の避難住宅を建てるのに3年も5年も掛かっていたように思われます。
この計算でいくと、南海トラフ地震の際に必要な239万個をつくるのにはどれだけの年月が必要なのでしょうか…?
いえ、わたしは、短期間での建設自体がとても無理だと思われます。
現在、東北地方の太平洋沿岸では北から南まで何百kmという高さ10m位の堤防がつくられています。
その工事には、おそらくそうすることで、東北の人々や会社に仕事をつくってあげているっていった側面もあるのかなっては思います。
でも、わたしとしては、そのようなお金があるんだったら、これからの南海トラフ地震が懸念される関西方面の対応・対策に使っていく方がいいのではないのかなって考えます。
2019/1/19(土) 午前 11:37 [ weeping_reddish_ogre(泣いた赤鬼) ]
おととい目にした阪神・淡路大震災に関するある方のブログに、次のようなコメントをいたしました。
岩手県大槌町の住民による旧役場庁舎を震災遺構として残そうという住民訴訟が盛岡地裁で破れ、解体と決まりました。
1月4日に、石巻市立大川小学校の津波の現場を訪れましたが、驚いたことに「児童74名・教職員10名といった犠牲者の名前が彫られた大きな石でつくられた法名慰霊碑や献花台」がすっかりと取り払われてしまっていました。
これは、現在、遺族と県・市が責任と補償について裁判で争っている段階なのに、遺族側が県・市の了解を取らないで建ててしまったためなのかなって思われました。
なお、わたしは、東日本大震災による津波の悲惨さを後世に伝え、2度と同じような轍を踏まないようにとの願いから残していく方がいいって考えています。
P.S 石巻市立大川小学校の津波による惨事のことについて、
(イギリスの)ザ・タイムズ紙 アジア編集局長・東京支局長のリチャード・ロイド・パリー氏の「津波の霊たち ~3・11 死と生の物語~」(早川書房刊)
といった本が上梓されています。
2019/1/19(土) 午後 1:14 [ weeping_reddish_ogre(泣いた赤鬼) ]
> 桑の実さん
コメントをありがとうございます。でも現実に南海トラフ地震が起こったらと思うと恐ろしいですね。日本は地震列島ですし、いつ来るかわからないから。
2019/1/19(土) 午後 1:33 kamakuraboy
> weeping_reddish_ogre(泣いた赤鬼)さん
コメントをありがとうございます。泣いた赤鬼さんは仙台で311を実際に経験なさっておられ、「南海トラフ地震」に当てはめての予測はまさにご指摘通り、確かに日本の物流や交通網は沿岸部だけではなく、あちこちで分断されて機能が麻痺してしまうと思われます。
活断層が東西方向に走っているので地震によって地層のずれが各地で起こってしまうことが予測され、ある程度の政府機関によってもシュミレーションされているのではないかと思うのですが、目に見える積極的な対策としては、「活断層の上には学校や病院は建てない」「全ての学校を耐震補強する」「高速道路の橋げたを耐震補強する」などのような感じでしょうか。
311のときに特に悲劇だった大川小学校の慰霊碑のことをこの前もご指摘なさっておられたので、私も調べてみましたが、報道が少ないのか地元の方々にしかわからない事態のようです。慰霊碑が市側によって撤去されたのならとても悲しいことですね。ましてやかわいい我が子を亡くした遺族の心が癒えることは容易ではないのでしょうに。
2019/1/19(土) 午後 1:47 kamakuraboy
夢が正夢に成らない事を願います。
名古屋市も愛知県東部を除く全域は木曽三川に因る沖積平野ですから(名古屋市役所でも7.2m)
文化11年に発見され制作時代不明の太古之図の如くに成ります。
伊勢湾台風、東海大豪雨と比較に成らない大惨事が予想されます。
二度と想定外なんてバカ言葉を聞きたくない!!
2019/1/19(土) 午後 5:42 jinsen99
> jinsen99さん
こんばんは。コメントをありがとうございます。JINSENさんのお家は災害予想マップの注意地域からはなれていますか?もし範囲の中ならば、備えあれば憂いなしですから、是非お知り合いの方などともご一緒にいつか来る可能性のあるものへの備えを皆さんで率先して地域的な議論を起こして備えて下さい。
2019/1/19(土) 午後 6:40 kamakuraboy
> jinsen99さん
日本にとって1番怖いのは北朝鮮や中国の核ではなく、自然災害ですから。
2019/1/19(土) 午後 6:41 kamakuraboy
kamakuraboyさん、こんばんは
富士山を夢でご覧になられたのは、「一富士、二鷹、三茄子」でやはり末広がりで縁起がいいと思いますよ。
さらに津波のような悪い夢を見たら現実には起こらないように願う気持ちがあるからだとも言われます。kamakuraboyさんの夢は縁起が良くて災いが起こらないように願う優しい気持ちのあらわれではないかと思います。
ただ、確かに備えあれば憂いなしです。
津波で被害を受けやすいのは、内陸に近い方が狭くなっている地形の湾・入り江などのようです。過去に甚大な津波の被害があったとの言い伝えがあるかどうかや、ハザードマップで自らの場所の状況を知ることがまずは重要ですね。
2019/1/20(日) 午前 1:10 泉城
有り難う御座います。
防衛力増強には熱心ですが民を守るよりも國が優先されてますね。
被災者か災害難民かの瀬戸際住民ですが食糧の備蓄は心掛けてますが海抜7.8m+嵩上げ50Cmではボートが必要ですね。
2019/1/20(日) 午前 1:18 jinsen99
> 泉城さん
おはようございます。コメントをありがとうございます。「縁起がいい夢」であればよいと思います。でも富士山が1つでなくいくつかに連なっていたことも気がかりです。
三陸海岸にも「この地に住むべからず」のような先人の言葉が残る碑文のようなものがあったそうで、やはり自然災害には過去の例がとても参考になるようですね。そして「忘れた頃にやってくる」ものなのだと。
2019/1/20(日) 午前 7:26 kamakuraboy
> jinsen99さん
「防衛力増強には熱心ですが民を守るよりも國が優先されてますね」というご指摘の通りですね。本来ならば、戦闘機や空母的護衛艦ではなく、海に囲まれているものの山が多く平野が狭い日本の国土に、国民がどう暮らすのがより安全なのかという議論をしながら、次の巨大地震が起きても津波にのみこまれないようにするために、海岸沿いや河口付近などの町を(山を崩すのではなく)うまく高台移転させていくべきでは、と思います。
地震ならばまず最初の1時間以内の安全確保が重要でしょうが、東北のときのようなものすごい津波が押し寄せているならば家に留まるよりもとにかく高い所へ逃げることですね。津波がそれほどでなく最初に難を逃れられてその後しばらくは確かに食料(約2週間分)ともし自宅から脱出する場合も考えてのゴムボートですね。
2019/1/20(日) 午前 7:41 kamakuraboy
> kamakuraboyさん
おはようございます。
『日本書紀』には、最古の記録である白鳳地震という巨大南海トラフ地震・津波を始め、ほぼ200年に一度のペースで巨大南海トラフ地震が起こっている歴史書の記事、言い伝えがあります。
災害は忘れたころにやってくる。まさしくそうです。先人は各地に記録に残したり言い伝えで私たちに忠告しています。それに従って自らのまちの過去の災害を知り甚大な被害があったところはできる限り被害が及ばないように備えなければなりません。できれば高台への移住などがベストな備えだと思います。 削除
2019/1/20(日) 午前 8:00 泉城 返信する
> 泉城さん
おはようございます。過去の記録がある最古のものはご指摘のように684年の「白鳳地震」のようですね。次は887年仁和地震、1099年康和地震という具合で、仰るようにほぼ200年くらいですね。
その後は間隔が約260年後の1361年正平地震、約150年後の1498年明応地震のようですが近年、17世紀以降では周期が約100年くらいになっているようで、1605年慶長地震、1707年宝永地震。
1707年の宝永地震では富士山噴火、南海トラフ連動型。関東から九州まで太平洋側に津波被害
死者、家屋倒壊・流出多数。地震から49日後に富士山が大噴火。道後温泉の湧出が数ヶ月間止まる。地震直後には富士宮でM7.0の最大余震(被害大)
約80年後の1789年 阿波で地震、その70年後の1854年安政南海地震、約90年後の1946年南海地震(昭和南海地震) 削除
2019/1/20(日) 午前 8:58 kamakuraboy
1946年 南海地震(昭和南海地震)は発生が戦後間もない昭和21年12月21日だったそうで、規模最大M8.0/最大震度5(東海地方~九州地方)但し、被害は死者、行方不明者1443人房総半島から九州にかけて津波があったそうです。
引用:http://jishin-station.jp/?p=205
気象庁地震火山部の「南海トラフ地震に関連する情報(定例)」発表(2019年1月10日)では、南海トラフ沿いの大規模地震(M8からM9クラス)は、「平常時」においても今後30年以内に発生する確率が70~80%であり、昭和東南海地震・昭和南海地震の発生から既に70年以上が経過していることから切迫性の高い状態です」とあります。
引用;https://www.data.jma.go.jp/svd/eew/data/nteq/index.html
2019/1/20(日) 午前 8:59 kamakuraboy
> 泉城さん
「忘れた頃にやってくる」のは地震の周期のよりも人の平均寿命の方が短く、世代交代が起こることで、記録はあっても実際に経験していないから、ぴんと来ないということかと思います。ですが自分の世代であってもなくても備えるべきですね。
2019/1/20(日) 午前 9:14 kamakuraboy
> kamakuraboyさん
悲しいかな。人間は忘れる動物で、忘れるのはいい面もありますが、災害に関しては忘れてはいけない記憶ですね。
そのために文字や石碑などで残しており、昨今のような情報社会では自治体でも個人でも過去の災害の状況を得られますから事前の備えはできそうです。
kamakuraboyさんの見られたお告げのような夢と心配を受け止めていつ起こるかわからない津波に適切に対応をしてほしいですね。
2019/1/20(日) 午前 9:56 泉城
> 泉城さん
まぁ巫女ではないので「お告げ」というわけではありませんが、外交問題や経済の問題に耳目が集まることが多いのですが、もっと大切なことはそれぞれの地域で、やはり平時にあっても忘れずに、地域住民が安全に暮らせるような対策を地道に講じて備えるべきだと思います。
古の人々は子孫のために紙にだけではなく石や岩などにも大切なことを書き残してくれているということですね。
2019/1/20(日) 午前 10:18 kamakuraboy
私はいつも朝目が覚めると、見た夢のことはほとんど覚えていない。というよりも夢を見ることが減ってきているというべきなのかもしれない。夢をみているのはレム睡眠(REM睡眠:Rapid eye movement sleep) の時だそうで、レム睡眠時には骨格筋が弛緩している反面、脳はむしろ強く活動していると言われ、特にレム睡眠時に7Hzのシータ波と呼ばれる強い脳波を示すときには脳は覚醒状態にあり、このとき夢をみているそうだ。
このレム睡眠は新生児期なら睡眠時間のおよそ半分、年齢とともに減少して大人では20~25%になるといわれている。レム睡眠時に夢をみて、その後すぐに目が覚めた場合には直前にみた夢を覚えていることが多いらしい。
夕べ、「縁起がいい」とされる富士山の夢をみた。最初は富士山は1つで、次にゴーストのように横列に2つ見えて、その次に富士山がいくつか斜め縦列に連なっていた。蜃気楼のようで珍しい現象だと(夢の中で)思いながら、それを写真に撮ろうとしたら、目の前の富士山が遮られ、見れば視界のほぼ全景に恐ろしく高い津波が迫っていた。目の前の津波が怖いというより、珍しい姿の富士山が遮られてしまい写真を撮るタイミングを逃してしまったと感じているところで夢が終わっている。富士山が津波の後ろにあるということは、夢の中の私は陸側ではなく海側から見ていたことになるのだが、そこで目が覚めたのだ。
こんな夢をみたのも、知人が一昨日静岡県の下田市にたまたま滞在中に「地震があった。関東に住んでいることに不安を感じる」と電話で話していたことと関係があるのかもしれない。実際にはM3.0のそれほど大きな地震ではなかったのだが。そのような言葉から、脳の中で地震に連動して起こる津波としてこのような光景を想像していたのかもしれない。
以前から、「南海トラフ巨大地震(注)がいずれ来るのではないか」としばしば言われており、仮に南海トラフ巨大地震が起きた場合の被害予想では、静岡県の10万9000人の方が和歌山県の8万人という「死者予想」の数字よりも都道府県別推定被害(死者)数で最も大きな数字らしい。
因みに2011年(平成23年)の311のときの被害は警視庁の発表によると、2018年9月10日時点で、死者は1万5,896人、重軽傷者は6157人、警察に届け出があった行方不明者は2536人と発表されており、この数字と比べてみても、静岡県だけで約10倍であり、南海トラフ巨大地震の被害予想がいかに凄まじいかがわかるであろう。
南海トラフ巨大地震が起こった場合の甚大な被害予想をみると、九州の太平洋側の宮崎県(4万2000人)、大分県(1万7000人)、四国の太平洋側の高知県(4万9000人)、徳島県(3万1000人)と、紀伊半島の和歌山県(8万人)、三重県(4万3000人)、東海地方では愛知県(2万3000人)、そして静岡県(10万9000人)という内訳。
富士山を背にして目の前に津波が押し寄せるという光景を目の当たりにするかもしれない静岡県の沿岸部で暮らす人々、特に伊豆半島の沿岸部では、日頃からの高所への避難訓練だけでなく地方自治体として高台への移転が可能ならばぜひ進めて頂きたい。
(注)南海トラフ巨大地震:
静岡県の駿河湾から九州東方沖まで続く深さ約4000メートルの海底のくぼみ(トラフ)。海側の岩盤が陸側の岩盤の下に沈み込む境界にあり、過去約100~150年の間隔でマグニチュード(M)8前後の地震が繰り返し起きてきた。東日本大震災を受けて国は1000年に1度の「考えうる最大級」を対象に被害想定の見直しに着手。M9.1の地震が起きた場合、最悪ケースで死者約32万人、負傷者が約63万人、建物の全壊が約239万戸に上る。3000万人超が断水に見舞われ、2700万軒超が停電。経済的損失は約220兆円と見込まれている。
引用:
http://www.asahi.com/special/nankai_trough/
https://www.hazardlab.jp/know/topics/detail/2/7/27928.html
コメント
こんにちは、kamakuraboyさん
はっきりした夢のようですね
夢で見ると縁起のいいはずの富士山の前に津波が
恐ろしやー
南海トラフ巨大地震、気になりますよね
ナイス 削除
2019/1/19(土) 午前 10:49 [ 桑の実 ] 返信する
宮城県在住のわたしは2011年3月11日の東日本大震災を体験してきていて、いろいろなことを見てきているので、書きたいことがたくさんあります。
まず、交通・物流のことですが、以前は、宮城県から茨城県に抜ける時は「相馬→いわき」と100km程の距離をまっすぐ行くことができました。
でも、大震災による福島第一原子力発電所事故による事故後は、放射能のために、
「相馬→福島」(40km)、「福島→白河」(90km)、「白河→いわき」(60km)
と遠回りをしなければならなくなってしまいました。
これを、南海トラフ地震で静岡県御前崎の浜岡原子力発電所に何かがあった場合に当てはめてみますと、
国道1号線、東名高速道、東海道新幹線、東海道線はまったく使えなくなってしまいます。
ですから、東日本と西日本をつなぐルートは、
東京→さいたま→高崎→新潟→金沢→福井→米原
東京→さいたま→高崎→長野→上越→金沢→福井→米原
東京→甲府→名古屋
富山・高岡→名古屋
と、東日本と西日本が完全に分断されてしまうことでしょう。
2019/1/19(土) 午前 11:36 [ weeping_reddish_ogre(泣いた赤鬼) ]
次に、建物の損壊が東日本大震災の40万個に対して南海トラフは239万個となっています。
東日本大震災ではこの40万個分の避難住宅を建てるのに3年も5年も掛かっていたように思われます。
この計算でいくと、南海トラフ地震の際に必要な239万個をつくるのにはどれだけの年月が必要なのでしょうか…?
いえ、わたしは、短期間での建設自体がとても無理だと思われます。
現在、東北地方の太平洋沿岸では北から南まで何百kmという高さ10m位の堤防がつくられています。
その工事には、おそらくそうすることで、東北の人々や会社に仕事をつくってあげているっていった側面もあるのかなっては思います。
でも、わたしとしては、そのようなお金があるんだったら、これからの南海トラフ地震が懸念される関西方面の対応・対策に使っていく方がいいのではないのかなって考えます。
2019/1/19(土) 午前 11:37 [ weeping_reddish_ogre(泣いた赤鬼) ]
おととい目にした阪神・淡路大震災に関するある方のブログに、次のようなコメントをいたしました。
岩手県大槌町の住民による旧役場庁舎を震災遺構として残そうという住民訴訟が盛岡地裁で破れ、解体と決まりました。
1月4日に、石巻市立大川小学校の津波の現場を訪れましたが、驚いたことに「児童74名・教職員10名といった犠牲者の名前が彫られた大きな石でつくられた法名慰霊碑や献花台」がすっかりと取り払われてしまっていました。
これは、現在、遺族と県・市が責任と補償について裁判で争っている段階なのに、遺族側が県・市の了解を取らないで建ててしまったためなのかなって思われました。
なお、わたしは、東日本大震災による津波の悲惨さを後世に伝え、2度と同じような轍を踏まないようにとの願いから残していく方がいいって考えています。
P.S 石巻市立大川小学校の津波による惨事のことについて、
(イギリスの)ザ・タイムズ紙 アジア編集局長・東京支局長のリチャード・ロイド・パリー氏の「津波の霊たち ~3・11 死と生の物語~」(早川書房刊)
といった本が上梓されています。
2019/1/19(土) 午後 1:14 [ weeping_reddish_ogre(泣いた赤鬼) ]
> 桑の実さん
コメントをありがとうございます。でも現実に南海トラフ地震が起こったらと思うと恐ろしいですね。日本は地震列島ですし、いつ来るかわからないから。
2019/1/19(土) 午後 1:33 kamakuraboy
> weeping_reddish_ogre(泣いた赤鬼)さん
コメントをありがとうございます。泣いた赤鬼さんは仙台で311を実際に経験なさっておられ、「南海トラフ地震」に当てはめての予測はまさにご指摘通り、確かに日本の物流や交通網は沿岸部だけではなく、あちこちで分断されて機能が麻痺してしまうと思われます。
活断層が東西方向に走っているので地震によって地層のずれが各地で起こってしまうことが予測され、ある程度の政府機関によってもシュミレーションされているのではないかと思うのですが、目に見える積極的な対策としては、「活断層の上には学校や病院は建てない」「全ての学校を耐震補強する」「高速道路の橋げたを耐震補強する」などのような感じでしょうか。
311のときに特に悲劇だった大川小学校の慰霊碑のことをこの前もご指摘なさっておられたので、私も調べてみましたが、報道が少ないのか地元の方々にしかわからない事態のようです。慰霊碑が市側によって撤去されたのならとても悲しいことですね。ましてやかわいい我が子を亡くした遺族の心が癒えることは容易ではないのでしょうに。
2019/1/19(土) 午後 1:47 kamakuraboy
夢が正夢に成らない事を願います。
名古屋市も愛知県東部を除く全域は木曽三川に因る沖積平野ですから(名古屋市役所でも7.2m)
文化11年に発見され制作時代不明の太古之図の如くに成ります。
伊勢湾台風、東海大豪雨と比較に成らない大惨事が予想されます。
二度と想定外なんてバカ言葉を聞きたくない!!
2019/1/19(土) 午後 5:42 jinsen99
> jinsen99さん
こんばんは。コメントをありがとうございます。JINSENさんのお家は災害予想マップの注意地域からはなれていますか?もし範囲の中ならば、備えあれば憂いなしですから、是非お知り合いの方などともご一緒にいつか来る可能性のあるものへの備えを皆さんで率先して地域的な議論を起こして備えて下さい。
2019/1/19(土) 午後 6:40 kamakuraboy
> jinsen99さん
日本にとって1番怖いのは北朝鮮や中国の核ではなく、自然災害ですから。
2019/1/19(土) 午後 6:41 kamakuraboy
kamakuraboyさん、こんばんは
富士山を夢でご覧になられたのは、「一富士、二鷹、三茄子」でやはり末広がりで縁起がいいと思いますよ。
さらに津波のような悪い夢を見たら現実には起こらないように願う気持ちがあるからだとも言われます。kamakuraboyさんの夢は縁起が良くて災いが起こらないように願う優しい気持ちのあらわれではないかと思います。
ただ、確かに備えあれば憂いなしです。
津波で被害を受けやすいのは、内陸に近い方が狭くなっている地形の湾・入り江などのようです。過去に甚大な津波の被害があったとの言い伝えがあるかどうかや、ハザードマップで自らの場所の状況を知ることがまずは重要ですね。
2019/1/20(日) 午前 1:10 泉城
有り難う御座います。
防衛力増強には熱心ですが民を守るよりも國が優先されてますね。
被災者か災害難民かの瀬戸際住民ですが食糧の備蓄は心掛けてますが海抜7.8m+嵩上げ50Cmではボートが必要ですね。
2019/1/20(日) 午前 1:18 jinsen99
> 泉城さん
おはようございます。コメントをありがとうございます。「縁起がいい夢」であればよいと思います。でも富士山が1つでなくいくつかに連なっていたことも気がかりです。
三陸海岸にも「この地に住むべからず」のような先人の言葉が残る碑文のようなものがあったそうで、やはり自然災害には過去の例がとても参考になるようですね。そして「忘れた頃にやってくる」ものなのだと。
2019/1/20(日) 午前 7:26 kamakuraboy
> jinsen99さん
「防衛力増強には熱心ですが民を守るよりも國が優先されてますね」というご指摘の通りですね。本来ならば、戦闘機や空母的護衛艦ではなく、海に囲まれているものの山が多く平野が狭い日本の国土に、国民がどう暮らすのがより安全なのかという議論をしながら、次の巨大地震が起きても津波にのみこまれないようにするために、海岸沿いや河口付近などの町を(山を崩すのではなく)うまく高台移転させていくべきでは、と思います。
地震ならばまず最初の1時間以内の安全確保が重要でしょうが、東北のときのようなものすごい津波が押し寄せているならば家に留まるよりもとにかく高い所へ逃げることですね。津波がそれほどでなく最初に難を逃れられてその後しばらくは確かに食料(約2週間分)ともし自宅から脱出する場合も考えてのゴムボートですね。
2019/1/20(日) 午前 7:41 kamakuraboy
> kamakuraboyさん
おはようございます。
『日本書紀』には、最古の記録である白鳳地震という巨大南海トラフ地震・津波を始め、ほぼ200年に一度のペースで巨大南海トラフ地震が起こっている歴史書の記事、言い伝えがあります。
災害は忘れたころにやってくる。まさしくそうです。先人は各地に記録に残したり言い伝えで私たちに忠告しています。それに従って自らのまちの過去の災害を知り甚大な被害があったところはできる限り被害が及ばないように備えなければなりません。できれば高台への移住などがベストな備えだと思います。 削除
2019/1/20(日) 午前 8:00 泉城 返信する
> 泉城さん
おはようございます。過去の記録がある最古のものはご指摘のように684年の「白鳳地震」のようですね。次は887年仁和地震、1099年康和地震という具合で、仰るようにほぼ200年くらいですね。
その後は間隔が約260年後の1361年正平地震、約150年後の1498年明応地震のようですが近年、17世紀以降では周期が約100年くらいになっているようで、1605年慶長地震、1707年宝永地震。
1707年の宝永地震では富士山噴火、南海トラフ連動型。関東から九州まで太平洋側に津波被害
死者、家屋倒壊・流出多数。地震から49日後に富士山が大噴火。道後温泉の湧出が数ヶ月間止まる。地震直後には富士宮でM7.0の最大余震(被害大)
約80年後の1789年 阿波で地震、その70年後の1854年安政南海地震、約90年後の1946年南海地震(昭和南海地震) 削除
2019/1/20(日) 午前 8:58 kamakuraboy
1946年 南海地震(昭和南海地震)は発生が戦後間もない昭和21年12月21日だったそうで、規模最大M8.0/最大震度5(東海地方~九州地方)但し、被害は死者、行方不明者1443人房総半島から九州にかけて津波があったそうです。
引用:http://jishin-station.jp/?p=205
気象庁地震火山部の「南海トラフ地震に関連する情報(定例)」発表(2019年1月10日)では、南海トラフ沿いの大規模地震(M8からM9クラス)は、「平常時」においても今後30年以内に発生する確率が70~80%であり、昭和東南海地震・昭和南海地震の発生から既に70年以上が経過していることから切迫性の高い状態です」とあります。
引用;https://www.data.jma.go.jp/svd/eew/data/nteq/index.html
2019/1/20(日) 午前 8:59 kamakuraboy
> 泉城さん
「忘れた頃にやってくる」のは地震の周期のよりも人の平均寿命の方が短く、世代交代が起こることで、記録はあっても実際に経験していないから、ぴんと来ないということかと思います。ですが自分の世代であってもなくても備えるべきですね。
2019/1/20(日) 午前 9:14 kamakuraboy
> kamakuraboyさん
悲しいかな。人間は忘れる動物で、忘れるのはいい面もありますが、災害に関しては忘れてはいけない記憶ですね。
そのために文字や石碑などで残しており、昨今のような情報社会では自治体でも個人でも過去の災害の状況を得られますから事前の備えはできそうです。
kamakuraboyさんの見られたお告げのような夢と心配を受け止めていつ起こるかわからない津波に適切に対応をしてほしいですね。
2019/1/20(日) 午前 9:56 泉城
> 泉城さん
まぁ巫女ではないので「お告げ」というわけではありませんが、外交問題や経済の問題に耳目が集まることが多いのですが、もっと大切なことはそれぞれの地域で、やはり平時にあっても忘れずに、地域住民が安全に暮らせるような対策を地道に講じて備えるべきだと思います。
古の人々は子孫のために紙にだけではなく石や岩などにも大切なことを書き残してくれているということですね。
2019/1/20(日) 午前 10:18 kamakuraboy