ニューヨークポスト紙が先月の14日、ハンター氏のメールや画像を公開し、ハンター氏がブリスマ社の経営幹部に当時副大統領だったバイデン氏を引き合わせたと報じた。その報道をツイートしたNYポストのアカウントをTwitter社が凍結し、情報拡散を大統領選直前までブロックしていた。
しかし実は、「バイデンファミリーのウクライナゲート」のまさしく証拠となる電話の録音記録が、現在you tube上に既に出ている。
この録音記録が出た後、ウクライナでは「権力乱用、国家秩序の壊乱」罪で元大統領ペトロ・ポロシェンコ氏への捜査を開始している。
(バイデン陣営は現在youtubにも圧力を強めており、じきに削除されてしまうかもしれないので、コピーできる方はコピーして拡散して下さい。)
バイデン氏とポロシェンコ大統領(当時)
2020年米大統領選挙候補者ジョー・バイデン氏が(オバマ政権時代)ウクライナ検事総局の総長人事を操作した証拠の電話の録音記録で、会話の相手はまあに、当時のウクライナ大統領のペトロ・ポロシェンコ氏だったのだ。
you tube:
2016年のバイデン氏(当時米国副大統領)と当時のウクライナ大統領ペトロ・ポロシェンコ氏との通話内容の中身は、ウクライナの検事総長ビクトル・ショーキン氏を解雇するという条件で米国から10億米ドルの融資(経済支援)を提供するというもの。
当時、ウクライナ検事総長のビクトル・ショーキン氏はバイデン氏の次男ハンター氏が役員手当を得ていたウクライナのエネルギー会社ブリスマに対する捜査中だった。
ショーキン最高検察官をウクライナ政府が罷免解雇したことによって、プリスマへの捜査が立ち切れとなった。
■バイデンファミリーとブリスマとの関係
2014年8月にバイデン氏はハンター氏と共に、ブリスマのCEOデボン・アーチャー氏らと共にニューヨーク州ロングアイランド のハンプトンズ ゴルフをしている。そのときゴルフ場で撮影された写真がハンター氏のメーの中からみつかっている。バイデン副大統領(当時)を紹介してもらったことへのプリスマCEOからのハンター氏への謝礼のメールなどもみつかっている。
この録音が発表されたあと、6月にウクライナ検事総局は元大統領ペトロ・ポロシェンコ氏を、権力の乱用と、国家の秩序を壊乱したという罪状で取り調べると発表。
引用元:
2014年8月に撮影された写真
左がプリスマのCEOデボン・アーチャー氏、右からハンター・バイデン、
ジョー・バイデン前大統領
■ハンターバイデン氏のラップトップPCからファミリーの秘密が流出した経緯と、トランプ大統領の顧問弁護士ジュリアーニ氏が情報を入手した経緯に関する記事をご紹介。
「ポリティコ」による取材
ジュリアーニ氏がいかにしてバイデンウクライナゲートを調査していたのかがわかります。
ウクライナ生まれの米国人実業家、レフ・パルナス氏はポリティコに対し、トランプ大統領の弁護士のルディ・ジュリアーニ氏は、ハンター・バイデン氏の流出メールや画像の存在について、昨年5月に知っていたと語った。パルナス氏は、ジュリアーニ氏の協力者で、2018年末からバイデン氏にとって不利となる情報収集などの手助けしていた。(彼は)昨年10月ベラルーシ出身の実業家イゴール・フルマン氏とともにトランプ大統領を支持する選挙資金管理団体に32万5,000ドルを違法に献金したなどとして起訴されている。パルナス氏によると、ジュリアーニ氏は2019年5月30日のミーティングの中で、ハンター氏がコカインのパイプを口にし、性行為をする姿などが写った画像や、バイデン親子に関係する私的なコミュニケーションの存在を知らされたという。話をしたのはVitaly Pruss氏で、ウクライナの新興財閥でブリスマ社の創業者、ミコラ・ズロチェフスキー氏(Mykola Zlochevsky)が情報を持っており、ジュリアーニ氏が、同氏が米司法省に取り入ることができるよう手助けをするならば、情報を提供することに前向きだと伝えたという。ブリスマ社はウクライナのエネルギー企業で、バイデン氏が副大統領だった間に、息子のハンター氏が役員を努めていた。ズロチェフスキー氏は長い間、汚職や資金洗浄の容疑で捜査対象となっており、パルナス氏は、ズロチェフスキー氏は米司法省による調査を避けたいと考えていたと語っている。なお、ズロチェフスキー氏がどのように素材を入手したのか、またこれらがニューヨークポスト紙が報じたものと同一であるかどうかは明らかではない。Pruss氏はズロチェフスキー氏と近しく、昨年11月のNBCニュースの取材に対し、ジュリアーニ氏からズロチェフスキー氏に電話をして、会合する意思を確認するよう求められたと明かしていた。同氏はこの中で、パルナス氏とは、2019年6月にジュリアーニ氏同席のもと、パリのホテルで初めて会ったと語っているが、パルナス氏は、発言は真実ではないと述べている。パルナス氏によると、ジュリアーニ氏はズロチェフスキー氏から情報を得ることに熱心でハンター氏に関する一連の質問を、Pruss氏を通じて送ったという。しかし、ズロチェフスキー氏から思うような回答を得られなかったといい、ジュリアーニ氏はその後、バイデン氏の情報収集に協力する姿勢を示していたウクライナのビリオネア、Dmitry Firtashとの関係を築くよう、パルナス氏に指示したという。Pruss氏はまた、5月30日のミーティングの中で、ブリスマ社の最高財務責任者(CFO)が協力に前向きだと伝えたという。ポリティコによると、Pruss氏が言及したのは、ハンター氏が役員時代にCFOを務めていたAlexander Gorbunenko氏で、ジュリアーニ氏は2019年6月に、同氏の身内のDenis Gorbunenko氏とロンドンで会っていたという。Denis Gorbunenko氏がロンドンでジュリアーニ氏にならんかの素材を提供したか不明だが、パルナス氏は、自身が拘束された10月10日に、ジュリアーニ氏はAlexander Gorbunenko氏から「情報のパッケージ」を受け取る予定だったと語っている。
「ニューヨークポスト紙の情報元は?」
ニューヨークポスト紙は14日、ハンター氏のメールや画像を公開し、ハンター氏がブリスマ社の経営幹部に当時副大統領だったバイデン氏を引き合わせたと報じた。同紙は記事の中で、メールと画像の流出元を、2019年4月にデラウエア州にあるリペアショップに持ちこまれたMacBook Proから回収されたハードドライブのコピーを、トランプ大統領の弁護士、ジュリアーニ氏から10月11日に受け取ったと説明している。ラップトップは昨年12月にFBIが押収したが、店主が事前にハードドライブのコピーを作成し、ジュリアーニ氏の代理人のロバート・コステロ氏に提供。ポスト紙は、スティーブ・バノン元大統領首席戦略官から、ジュリアーニ氏が情報を保持していることを知らされたとしている。一方、ジュリアーニ氏はラジオ番組で、持ち込まれたラップトップについて、修理完了から90日間引き取られなかった場合、店の持ち物になることを、ハンター氏が書面で同意していたと説明。「彼の所有物になった後のある時点」で、店主は「犯罪の証拠」があるかも知れないと疑ったと述べた。
つまり、NYポストのニュースソースはTwitter社がNYポストのアカウントを凍結した理由としていたような「ハッキングされたものではない」ということ。
ジュリアーニ氏の代理人のロバート・コステロ氏はCNNに対し、コンピューターショップの人物から8月末にメールで連絡があり、8月末または9月初めにハードドライブのコピーを受け取ったと述べている。ポリティコによると店主は、視覚障がいを抱えている。店主は、ポスト紙の報道の直後、パソコンを持ち込んだ人物は不確かだとしつつ、ラップトップに「ボー・バイデン財団」のステッカーが貼ってあったことを理由に、ハンター氏のものだと考えていると語っていた。FBIにラップトップが渡った経緯については、自分から連絡したと述べる一方で、FBIからコンタクトがあったと語るなど、矛盾した発言をしている。(ハンター氏の21000通のメールは5億円で取引されたという説がある)また、民主党全国委員会(DNC)のスタッフ、セス・リッチ氏の死亡をめぐる陰謀説が、自身を疑心暗鬼にさせたと述べており、自分を守るためにハードドライブのコピーを作成したと説明。(2016年7月に銃撃により死亡したセス・リッチ氏に関して、強盗による犯行とする捜査当局の見解に反して、DNCのメール漏えいに関わったために、殺害されたとの陰謀説が拡散した。)
引用元:
参考記事: