アメリカの国際援助機関USAIDが、ウクライナ支援に関する情報公開を拒んでいたことが明らかになった。
上院議員(DOGE議連議長ジョニ・アーンスト上院議員)の調査チームが、ロシアによる侵攻と戦うウクライナを支援する目的の米国の税金の使い道を調べようとしたところ、米国際開発庁(USAID)は長らく資料の提示を拒否し続けたという。最終的に資料を見せたものの、機密情報でもないのに厳重な監視下での閲覧を強いた。これは調査チームが大紀元に匿名で語った内容だ。
調査の過程で、アイオワ州共和党の調査員たちは、数百万ドル規模のUSAIDプログラムが「『秘密の不透明な資金』として使用され、数百万ドルの米国納税者の資金をウクライナに流用し、我々の国益とは無関係な疑わしい目的に充てられている」ことを発見したと述べた。
【続きはこちら】
米国際開発庁(USAID) ウクライナに多額の不透明な資金流用
USAIDの問題について、「これは単なる税金の無駄遣いや不正利用の問題ではない。国の安全を脅かす重大な問題だ」とシンクタンク・中東フォーラム(MEF)のグレッグ・ローマン事務局長が警告した。
【関連記事】
ホワイトハウスで激論の末 米国とウクライナの鉱物資源協定が破棄に
米ウの首脳会談は激しい口論に発展し、両国は天然資源協定に署名する予定だったが、ゼレンスキー大統領が公に安全保障の保証を主張したことに米国首脳らが異議を唱え署名は中止された。
解雇されたUSAID職員 不満を吐露 支持者が連帯を示す
トランプ政権が連邦政府の規模縮小を目的に、多くの職員を解雇したことを受け、米国際開発庁(USAID)の元職員ら […]
米英貿易協定 トランプとスターマー首相 関税免除の可能性とその他の会談ハイライト
トランプ大統領とスターマー首相が生産的な会談を行い、英米間の強固な関係を強調した。関税免除の可能性やウクライナ戦争の停戦を議論する。また、防衛支出増加や二国家解決策を支持する姿勢を表明。