長い歴史の中で、人類は壮麗かつ輝かしい文明を築いたが、一方で幾多の悲劇と災難をも経験した。歴史を振り返ると、道徳は公正な政治、経済力、成熟した文化、国家の繁栄をもたらすことが分かる。一方、道徳が退廃すれば国家は衰退し、文明は壊滅する。
今日、人類は物質的な豊かさを享受しているが、一方で共産主義が起こした災難にも直面している。共産主義の究極の目的は地上の楽園ではなく、人類の壊滅である。共産主義とは、宇宙に漂う憎悪や悪徳など腐敗した要素から生まれた邪霊である。憎しみから生まれた共産主義は、1億人以上の人々を虐殺し、数千年の歴史が育んだ文明を踏みにじり、人類の道徳を破壊した。
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3. 中国共産党式の「超限戦」
中国共産党のグローバルな野望には道徳的制限がなく、法律を順守する意志もない。『共産党についての九つの論評』(九評共産党)で論じたように、中国共産党の成長は徐々に歴史上の、内外の邪悪を少しずつ蓄積していく過程であり、その中で中国独自の九大遺伝子「邪、騙、煽、闘、奪、痞、間(スパイ工作)、滅、控(コントロール)」が完成した。【1】 中国共産党のグローバル化はこれらの特徴が顕著であり、巧妙さと邪悪さは更に凄まじくなっている。中国共産党の「超限戦」はこの邪悪な遺伝子の体現であり、同党が野望を達成する上で重要な要素である。
「超限戦」という概念は、常に中国共産党の軍拡のテーマである。1999年、2名の中国空軍大佐がこの概念を用いて軍事論を展開した。超限戦には名称の通り、次のような特徴がある。「(これは)制限も制約もない戦争である…強制あるいは非強制的な、軍事的あるいは非軍事的な、殺人的あるいは非殺人的な方法を含む、あらゆる手段で敵に自国の利益を受容させる…手段は包括的であり、情報は偏在し、どこでも戦場になる…すべての政治的、歴史的、文化的、道徳的な制約を超える」【2】
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序文
ルネサンスの頃から、人類の歴史は劇的な変化の時代に突入した。18世紀後期に始まった産業革命により、生産力は飛躍的に伸びた。世界各国の国力は大きく変化し、国際秩序が激変し、同時に社会構造、思想、宗教、伝統が変貌した。正統な信仰は衰え、社会は混乱し、人間の行為の判断基準である普遍的価値観が失われた。この歴史的背景の中で、共産主義が芽吹いたのである。
1917年のボルシェビキ革命の後、コミンテルンとして知られる共産主義インターナショナルは、共産主義の輸出を始めた。1919年にアメリカ共産党が設立され、1921年に中国共産党が誕生した。1920年代末期から1930年代初頭に起きた世界的な大恐慌が、さらに共産主義イデオロギーを後押しした。世界の政治経済が左へと舵を切る中、ソ連は着実に足場を固め、中国共産党は発展のチャンスを掴んだ。
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2.気候変動の「共通認識」という神話(続き)
a. 「共通認識」に反論する科学者たち
既述したように、気候変動の主な原因が人類の活動なのか、また気候変動が将来どのような影響を与えるのかについて、科学者たちはさまざまな見解を持つ。見解にばらつきがあるのは理由がある。第一に、気候変動に関わる分野は非常に多くて幅広く、かつ複雑である。天文学、気象学、エコロジー(生態学)、光化学、分光法、海洋学、またその他の分野が含まれる。さらに、気候は地球の大気、水圏、生物圏、岩石圏など、相互作用する下部組織を含む。気候には多くの物理的、科学的、生物学的なプロセスが存在するが、われわれはそのほんの一部しか分かってない。
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序文
地球は人間に食物と資源を与え、発展できる生活環境を提供している。地球は人類が幾千年にもわたって繁栄することを許容してきた。
人類は自然環境と相互に作用しあう。伝統的な中国文化および西洋文化はどちらも自然と人間の良好な共生を重んじていた。古代中国の学者・董仲舒(とうちゅうじょ)は、『春秋繁露』の中で、「地上の全ては人類のために創造された」と述べた。【1】 つまり、創造主は、人類に生活する環境を与え、地上のもの全てが人類によって使用されることを目的としていた。同時に、人々は天地の理に則った生活を送らなければならない。すべては節度を持って用い、自分たちが住む自然環境を積極的に維持し、保護する必要がある。
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序文
神は人類を創造し、長い歴史を通して、人類が依りどころとすべき正統な文化を与えた。世界にはさまざまな文化が存在するが、その核となる部分は著しく似通っている。東洋でも西洋でも、すべての民族は美徳を重んじてきた。誠実、思いやり、寛容、正義、節度、謙虚、勇気、無私、これらは全世界の国家が敬意を表し、先祖代々、古典を通して継承してきた価値観である。これらの徳に共通するのは、神への敬慕と神の戒めに対する忠誠心である。なぜならば、人類が所有し体現すべき文化と道徳規範を与えたのは神だからである。これが、普遍的価値観の源である。
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