日が短くなりましたね。・・夕方の7時になると、もう真っ暗。
豪雨の被害が各地で起こっていて、今後の台風シーズンが心配です。
~~~お盆の最終日、カルテの整理をし始めたとき、ふと、
「カルテに沿ってブログを書いてみようかな」と思って、前回のブログを書いてみたのですが、
書いてみると、書きやすい感じがしたので、今回も続けます。
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8月のカルテより(2) <Miz整体>
Kちゃん(小6)= 症状「左の太ももの外側が痛い」 (8/4)
お母さんが言うことには「Kは よく転ぶんですよ。バランスが悪い」
そこで、Kちゃんに片足立ちをしてもらうと、明らかにフラつく。
片足で1分と立っていられない。特に右足が・・。
~~ Kちゃんの体のどこに問題があるのでしょうか?
調べてみると、骨盤底中心が左側に片寄っていることが分りました。
これは、体の重心が左に片寄っていることの現れです。
左足に体重をかけた時に、痛みが出たりしやすくなります。
~~Kちゃんの場合は、骨盤(股関節を含む)に傾きがあったので、
骨盤の左傾きを是正する施術をし、片足立ちのフラつきが無くなりました。
T氏(72才)=症状「右太もも痛」&「ビッコを引く」(8/6)
Kちゃんと同じように、T氏も「太ももが痛い」と言って来室しました。
ただし、T氏は左側の太もも痛。・・そして、ビッコを引いている。
(注「ビッコを引く」という言葉は差別語だそうですが、症状を説明するために使わせていただきます)
T氏は、友人と鋸山に登ったそうで、
「階段ばっかりが続く山で、階段で足をヤラれた」と言います。
Miz は、T氏の骨盤やら背骨やら膝の不具合を施術しました。
結果、Hさんは「太ももの痛みは楽になった」と言いますが、
歩く姿を見ると、まだ、ビッコを引いている・・・。
整体の時間が終了し、T氏が帰りかけた時でした。Miz は、
T氏の 膝下部分(Foot)が上がりにくく重そうな様子に気づきました。
「もしかして、薄筋(はっきん)がズレ落ちている?」と思い当たり、
T氏に再びベッドに座っていただいて、調べてみると、案の定、恥骨が薄筋と共に下垂しているようでした。
薄筋は恥骨から出て、膝下の内側に付着する
Mizは大急ぎで、下垂した薄筋の付着部(恥骨)を押し上げるという、応急処置をしました。(・・この施術はね、Mizが若かった頃は、ちょっと抵抗がありました・・)
数分の施術のあと、T氏の歩く姿を見てみると、、、ああ、良かった!
「ビッコを引かずに歩けますねぇ」
「ああ、ちゃんと歩けるな・・」
~~薄筋というのは、細い紐のような筋肉ですが、
意外に大きな働きをしているんだなあ、とあらためて認識しました。
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ところで、
前回のブログでは、Hさんの「右足のふともも痛」の話を書きました。
Hさんも、Kちゃんも、T氏も、症状は「太もも痛」ですが、
● Hさんの右太もも痛は、両肩の右回旋が原因でした。そして、
● Kちゃんの左太もも痛は、骨盤の傾き(回旋を含む)が原因で、
● T氏の 右太もも痛には、薄筋の下垂が関与していました。
3人とも太もも部分(股関節の下)に痛みがあり、症状は似ていますが、
その原因はそれぞれ違っていて、体のメカニズムを考えさせられました。
「太ももが痛い」というとき、Miz整体では、太ももの周辺の部位に注目するよりも、
体の全体的なバランスや重心の偏りに注目し、
そこから太ももとの関連を正していく、という方法をとっています。
「この方法には誤りがあるかもしれない」といつも少々の心配を抱きながら施術しているので、
施術の効果が現れると、Miz はほっと安堵するのです。
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ちょっと詳しく書き過ぎでしょうか?
こんな感じで書いていては、カルテの整理がはかどりません、な。
どうしたものか・・。
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