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独語症とは、
相手がいないのに、独り言をしゃべり続ける。
周りに人が居ても居なくても、ぶつぶつと、あるいは大きな声で独り言を言い続ける。
・・という症状です。(独語症は、統合性失調症の一つと言われています)
私たちも、時に、独り言を言ったりしますが、
独り言と独語症とは、どこが違うのでしょうか?
Mさんのお嬢さんは、その違いを、次のように説明してくれました。
「母は、ふつうの独り言を言うこともあるし、
独語症の独り言を言うこともあるんです。
独り言と独語症と、どこが違うかって言うと、
母が独り言を言っている場合は、
『お母さん、今、なんて言ったの?』って聞くと、
『ああ、・・今ね、「砂糖が足りない」って言ったの』
って、ちゃんと答えるんですよ。
でも、独語症でべらべらしゃべっている時は、
『お母さん、今、何を話していたの?』って聞くと、
『えぇっ?・・私、何も言ってないよ。何か話していた?』
って、自分が何かしゃべっていたこと自体を認識していないんです」
「なるほど、ねえ。
分かりやすい説明だわねぇ。
つまり、独り言の場合は、自分がしゃべっていることが意識できる。
しかし、独語症の場合は、自分がしゃべっていること自体、意識できない。
何をしゃべっているかも、もちろん認識出来ない。
そういうことなのね」
「そうです。・・そして、
独語症が始まる前に、必ず母は、
指を左右に振って何か字を書くような動作をするんです。
この動作が始まると、「あ,独語症が始まるな」って分かるんです」
・・確か・・、独語症の解説に、
「独語症の発症者には、チック症状が見られる」という一文があって、
Tさんには、”足先を左右に振る”というチック症状が見られました。
Mさんが ”手指を左右に振る” というのも、チック症状の一つかもしれません。
もし、独語症が、無意識の中で行われる発声” であるならば、
以前、独語症を発していた頃のTさんの「舌」が、自動運動的に強烈に動いていた現象も、あながち無関係とは言い切れない。
また、独語症と、Mさんの舌、Tさんの舌の特殊性(・・舌の根元部分が浮いて、舌の奥が上がっている状態・・)との間には、何らかの因果関係が認められるかもしれない。
独り言と独語症、その違いがより理解できたことで、
Miz 整体の独語症への取り組みが一歩、前進できたように思いました。
~~まだ、この続きがあります。
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