「肋骨に入ったヒビは、1~2ヶ月で自然に治る」と言います。
「自然に治る」と言われれば、大方は、
「ヒビが修復され、元の肋骨に戻る」ようにイメージします。
が、元の健康な肋骨に戻らないことが、往々にしてあり、、、
それは、自身の肋骨の問題でもあるので、、、。
-----症例より--------
その日の整体は、Hさんの首~肩の変異を修整することでした。
右肩が下がり、頭(首)が右に傾いているHさん・・、
その体のルートを探っていくと、
右肋骨の小さな凹みに到達。
そして、凹みに触れたとたん、
「痛ッッ!!」という反応。
「そこは、小学校の運動会で、打ったところだわ。
お医者さんにも行ったけど、完全には治らなくて」
なるほどねぇ、と合点しました。
打撲で生じた右肋骨の凹みは、横に並んだ肋骨の整列を歪めます。
歪みが修復されないまま、右側の胴体が微小に下がり、
肩が下がり、首が傾き、、、
頑固な肩凝り、首凝り、のどや口内の症状、が発生するようになり、
それが、Hさんの今の体の状態、でした。
この状況を、どう修整するか。。。
-----が、私の仕事です。
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ひるがえって、私の肋骨のヒビの状況も、
痛みは感じなくなっているものの、
肩甲骨下の肋骨が張り、
肋骨の正中線がやや左に向いている、という感触があります。
この状況を、どう修整していったらいい、かしらね。
「復水、盆に返らず」ということわざがあります。
確かに、「一度起きてしまった事はけっして元に戻す事は出来ない」。
しかしそれをバネにして、「別のより良い状況を作り出す」
・・それを目指そう、と思う、の。
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