「イキみ排便」は、
お腹に力を入れて便を押し出す排便法ですが、
これを頑張って行うと、Yさんのように、
肛門周りが圧を受けて、膨らみ腫れて下垂します。
お尻の下垂は、軽症なら元に戻りますが、Yさんのように、
元に戻らず、肛門の辺りが重ったるくなったり、
お尻の上の仙骨や骨盤部に引き下げる力が働いて、
背骨ラインや内蔵に悪影響が出たりします。
~~和式便所で「イキみ排便」をして失神した人の話は、
本当にあった笑えない話です。・・ご用心のほど。
「絞り排便法」は、牛のお乳を絞り出すイメージに似ています。
この排便方法だと、
排便による肛門周りの下垂や腫れが、かなり回避できるでしょう。
尚、「イキみ排便」で下垂したYさんの骨盤底(肛門周り)は、
Miz 流の「半臥ワーク」というテクニックで、元に戻りました。
このテクニック、「お尻のおしくらまんじゅう」という感じのテクニックなんですが、なかなかの優れものです・な。
ここで、ついでに骨盤底について学んで下さい。
Miz は、一年前のブログで骨盤底の話に触れました。
そこに載せた骨盤底の図です。
骨盤底には骨がありません。
骨盤底には、内臓の重みがのしかかっています。
だから、下垂(下がり)しやすい。(=イキむと、更に下がる)
これを支えているのは、骨盤底の筋群や足の筋肉です。
そして骨盤底も、左右対称形が理想形です。
・・これらの造形的な構図が崩れると、例えば、
骨盤底にある臓器群のいずれかに、異常症状が現れます。
そのような視点を基にして、Miz は
臓器の症状を改善するMiz 流整体を行っています。
この整体法は、人の臓器の異常を局所的に解決するのではなく、
全体性の中の局所問題として解決していこうという基本姿勢の一端です。
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