「手合わせ運動」は、
「両手を広げる、両手を合わせる」という
単純な動作を繰り返すだけの、何気ない運動です。
なのに、なのに・・・?!?!・・。
Miz は4月頃から、この運動をお客様に紹介していたのですが、
たまたま、この運動を家で真面目にやっていた女性(患者さん)がいて、
彼女の上体が見違えるように変っていました。~~~良い方向に。
「えっ?・・・なんでこんなに肋骨が変わったの?。・・スゴ~イ!」と
Miz は感嘆しましたよ。彼女の変化はMizにはサプライズでした。
そして「この運動がなぜ体を変えるのか」の意味を考えました。
最大のポイントは、薬指と小指を使うこと、だと思う。
-----Miz は次のうように考えました----
『手合わせ運動は、胸の呼吸運動を両手を使って補強する運動ですが、
薬指と小指を意識的に使うことによって、偏った胸部を、是正する効果がある」と考えられます。
手の強ばり、しびれ、肘痛、五十肩、胸の不快症状などは、日常の手の使い方の偏りが反映していることを、患者さんの体を通してMiz は感じています。
私たちは日々の生活で、親指、人差し指、中指の3本指をよく使いますが、
薬指、小指は、あまり使いません。
こうした手指の使い方の偏りは、手首、肘、肩の偏りを招くだけでなく、胸・背・首の筋肉にも偏りとして反映します。
~~実際のところ、Miz がお客様の手や肘の痛みや不具合を調べていくと、
肩、首、胸、背中にも、手指に連動した偏りが見られます。なので、
肩、首、胸、背中にある偏りも是正する必要があります。
(この逆の場合もありで、肩、首、肋骨の変異を是正するには、それに連動している手指の変異を是正する必要があります)
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最近のMiz 整体では、<手合わせ運動をしながら + 施術をする> という方法をよく使っています。運動と施術をセットで行うと、
「効果が早く出る」「効果が的確に出る」という恩恵に巡りあい・・・グー。
「手合わせ運動」は、単独で行っても、それなりに効果があると思うので、ご紹介します。
運動が持つ意味を理解し、ポイントを踏まえて行うことが肝要です。
<手合わせ運動のやり方とポイント>
1運動のスタートのポーズ
両手を体の両脇に広げる
2スタートの位置から、両手を体の前方にゆっくりと動かす。
A 左右の5本の指先を体の前で合わせます。
B 左右の手の平を上に向け、小指を近づけます。
(A,B]どちらかと言えば、Bの運動がオススメです)
A.Bとも、手合わせの位置の高さを、順次変えて行って下さい。
(~胸の前、へその前、恥骨の前と、3つの位置で行って下さい)
A,Bとも、手の平に何を意識するかは、各人のお好みのもので結構です。
・・散らばったボール、水や空気、じゃがいも、1万円札?・・。
3 A,Bのポーズの次は、スタートのポーズに戻ります。
*手の甲(背)に意識を置いて、脇のラインまで戻ります。
*ゆっくり、やわらかに、なめらかな動きで・・。
4 最後に、ゆっくりと手を脇の下に下ろします。
*手の重さに任せて、脱力しながら下ろします。
1~4を繰り返し行います。
*1~4の各運動では、薬指と小指に意識を置いて行って下さい。
*手首と肘の力を抜いて行って下さい。(上腕を意識する)
*ゆっくり、やわらかく、なめらかに、行うこと。
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「一日何回やればいいのですか? 何回繰り返せばいいのですか?」
とよく質問されますが、
・・・症状が気になるときや、思い出したときに、即、やってみて下さい。
・・・朝とか、寝る前とか、仕事をしすぎた時は、オススメ。
即効性(すぐ効く)はありません。継続は力なりです。
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