痛みの感覚は、神経(細胞)からの発信と言われています。
骨そのもの、筋肉、臓器そのものが痛みを発信するのではなく、
骨や筋肉、臓器に付随する神経から、痛みの情報が発信されます。
-------H君の足の指の痛み/その2 です--------------------
H君は「素足で歩けば、痛くない」
しかし「靴を履いて歩くと、足指が痛くて歩けない」と言うのですが、
~~もし、足背側に損傷がるなら、上から押せば痛いはずです。
で、下図のような検査をしてみました。
つまり、靴を履くと、
「上から下から同時に指が圧迫されるので、痛い」ことが判りました。
~~この痛み、どうすれば治る?
整形外科の診察では「骨に異常は見られない」とのことです。
ならば、痛みの原因はどこにあるのでしょう?
Miz は、圧電神経の異常ではないかと考えました。
~~皆さんは、触覚神経が皮膚の表面にあることは知ってますね。
でも、圧電神経を知っている人は、いるかな・・。
圧電神経は、正式名はファーターバチニ層板小体と言います。
圧電神経は、皮膚の下、関節、腸膜などに配置されている神経で、
小体への圧力が変化すると発信し、脳に伝える神経です。
もし圧電神経が異常を来しているなら、
「はさみ指法」というテクニックで改善されるかもしれません。
下図は、はさみ指法のやり方を図示したものです。
1 足指の痛い部分を、上と下から挟み、ゆっくりと圧力を加えます。
2 痛みが走る直前で押すことを止め、その位置でしばらく停止します。
3 次に逆方向にゆっくりと指を浮かして(離して)いきます。
この作業を2~3回 繰り返すと、痛み(圧電神経)に効果があるのですが、
はさみ指の結果は、H君の足指の痛みは半減したものの、
痛みは0(ゼロ)にはなりませんでした。
次回は、痛みの経過を見て、別のテクニックで対処することになるでしょう。
Miz のはさみ指法は、
ファーターパチニ層板小体という神経の性質を調べ、
その性質を逆手にとって、Miz が開発したテクニックです。
圧電神経(ファータパチ二小体)はとても面白い性質を持っていて、
その性質は、”心のストレス”と似ているような・・。
皆さんにも興味を持っていただきたいので、次回は圧電神経の話・・。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます