■■フレンチマム的・生活■■

花に囲まれてHappyな毎日。
そんな日々のお気に入りな出来事・・お届けしていきます♪

紅いダリア・・北原白秋

2006-06-01 | 作家・・
こんにちは


昨日、偶然見つけてちょっと感動してしまった
北原白秋の短歌・・・


~君と見て 一期の別れ する時も
       ダリヤは紅し ダリヤは紅し~


この脇文を書きますね。。


「一期」は人が生まれてから死ぬまでのこと、
すなわち生涯を表します。

白秋は詩・短歌・童謡など
とにかく多才の人でありました。

しかしその白秋は人妻との恋愛で
投獄された経験を持つ一人の男性でもありました。

作品と実人生を重ねて見ることなど
邪道かも知れませんが
この歌の持つ熱さとさびしさは
どこか清潔な響きをも伝えてくれています。

二度と会えないであろう恋人との
別れの際に燃えさかっていた赤い花

痛みに満ちた別れであっても、そしてその痛みが
いつか薄れて相手の顔が少しづつおぼろになっても
ダリアの赤い記憶はずっとずっと残るだろう・・・



ダリアって見る人の感性でこうも違うのだなぁ、と
それは他の花でも、果ては何事に於いても
違ってくるのでしょうけど
何だか気持ちが、ほわっとしてしまいました


「ダリア」を見る目がこれから違いそう。。。


そしてダリアは花市場では5月ぐらいから
見かけるので春から夏にかけての花と
勝手に思いこんでおりましたが
本来は晩夏の花だそうです。

そのことを知った上で白秋のこの短歌を見ると
妙に納得してしまいますね(・.・)





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