こんにちは
たった26歳という若さでこの世から
旅立ってしまった、歌人でもあり詩人でもあった
石川啄木・・・
その短い生涯の中で
こんなにもたくさんの心打つ作品を残すなんて
本当にスゴイです。
啄木に限らず才能に溢れた芸術家達の中には
短い人生で幕を閉じる方の、なんて多いことか・・
凝縮されていますね
さてその石川啄木が
「ハマナス」を『浜薔薇』と詠んでいました....
~ 潮かをる北の浜辺の
砂山のかの浜薔薇よ
今年も咲けるや ~
この脇文としては。。
潮のかおる北の浜辺の砂山のあの浜なすの花よ。
今年も美しく咲いていることであろうか。
岩手に生まれ山国に育った啄木は
二十歳を過ぎ函館で一夏を過ごしました
散策を良く楽しんだ海辺に咲く浜薔薇に、
そのかぐわしい香りと共に
心ひかれていってのでしょう・・
その後東京に移り住み
ふと海を回想するとき
浜薔薇の花の香り、その美しい花の紅色
そして北の海の色を大事なものとして
詠んでいたのです
でも「ハマナス」を『浜薔薇』と詠むという
そのセンスはその時代にあって
誠に感動してしまうことです、ホントに
そう思いません・・?