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このページは、時間が前後しますが f-o-q の 備忘録 です。
昨日のことより、云十年前の方が鮮明だったりします。

奇術の日(12月3日)

2022-12-03 15:15:00 | 現在過去日記
日本奇術協会が1990年に制定。
奇術(手品)につきもののかけ声「ワン(1)ツー(2)スリー(3)」より。

マジックの歴史は古く、人類史とともにあった。
古代エジプトのパピルスや旧約聖書などに魔術師が登場する。
マジックの語源は、紀元前6世紀に誕生したゾロアスター教から来ている。
ゾロアスター教の司祭をマギと呼び、彼らが行った御業(みわざ)はマジと言われた。
マジックが日本に伝わってきたのは、奈良時代に、シルクロードを通ってやってきたのではないかと言われている。
また、卑弥呼の鬼道(きどう)や、弘法大師の御業も、実はマジックだったのではないか、と言われている。
「奇術」という言葉は7世紀からあり「みばけ」と読んだが、今で言うイリュージョン(幻想)の意味だった。
平安時代には、「手がしなやか」であることに由来し「てしな」という言葉が使われた。
室町時代頃には、マジックのことを放下(ほうげ)とも呼び、京都の四条河原で放下師が演じていたという記録も散見される。
職業専門家としての放下師、つまり今で言うプロマジシャンが現れるようになったのは、江戸時代、三代将軍家光の時代と考えられる。戦乱の世が終わって平和な時代が訪れたあたりで、人々が娯楽を求め出し、そこから専門家が現れるようになった。

12月3日の出来事「 Red flag 」
1989年:マルタ会談
ブッシュ米大統領とゴルバチョフソ連書記長がマルタ島で会談し、冷戦の終結を宣言。
2009年:ロシアとバチカンが国交を結ぶ
ロシア大統領メドヴェージェフとローマ教皇ベネディクト16世が会談し、ロシアとバチカンが国交を結ぶことで合意。

カール・マルクスが「宗教は阿片である」と説いたように、中世の封建時代から絶大な権威を持ち、貴族や大地主と結んで支配者の側に立つキリスト教のカトリック教会と、宗教や迷信を排し、労働者や農民による階級闘争や武力革命を主張するマルクス主義は宿命的な対立関係にあり、共産主義国家で宗教は弾圧された。
かくいう共産主義も立派な宗教みたいなもので宗教同士の対立という見方もある。
ソ連は1985年グロムイコ外相が6年ぶりに教皇と会見、同年そのグロムイコが推薦したミハイル・ゴルバチョフが新しい指導者となった。ゴルバチョフは自らをキリスト教徒と告白し、無神論者と見られていたソ連の歴代指導者とは違う印象を与えた。
一連の東欧革命が続く1989年、ゴルバチョフはマルタ共和国でのブッシュ大統領との会談に先立ってバチカンを訪問し、ヨハネ・パウロ2世との間で初のソ連・バチカン首脳会談を実施。
1990年に両国は外交関係を樹立したが、ソ連国内ではロシア正教会からの強い抵抗があった。
ソ連崩壊後、ロシア連邦ではバチカンとの外交関係を有していなかったが、外交関係再設定への動きが進み、2009年12月3日に大統領メドヴェージェフが、バチカンを訪問して教皇ベネディクト16世と会談を行い、国交が樹立された。翌年の2010年には正式に大使が交換された。
プーチンは大統領・首相として通算4度バチカンを訪れ、時の教皇と会談している。

12月3日生まれ「 木村 庄之助(相撲/立行司)
1876年:第20代木村庄之助(松翁)
1925年:第27代木村庄之助
1940年:第31代木村庄之助
選ばれし者たちか?まさか12月3日生まれを幼少時から育てていたのか?
木村 庄之助(きむら しょうのすけ)は、大相撲に於ける立行司の名称。
行司の最高位で、相撲の番付に例えると東正横綱に相当する。
2015年3月場所限りで37代目が引退し、現在は襲名者が不在である。
木村庄之助の軍配の房色・直垂の菊綴は総紫と定められている。
木村庄之助を襲名するための必要条件は、式守伊之助を経たのちに先代の庄之助が引退して空位になった場合である。
本場所は結びの1番のみを裁く慣例だが、千秋楽の優勝決定戦を庄之助が裁くときは1日2番を担当する。
立行司の腰に差した短刀は、差し違えた場合は切腹するという心構えを表す。
実際には、三役格までの行司では、年間9番の差し違えで降格。
立行司になると、たとえ一番の差し違えでも進退伺いを出すのが不文律。
という厳しい世界。

12月3日の誕生花「 ベラドンナ:男への死の贈り物、人を騙す者の魅力、沈黙 」
学名:Atropa bella-donna
英語:Deadly nightshade
和名:狼茄子(オオカミナスビ)
別名:オオハシリドコロ(大走野老)、セイヨウハシリドコロ(西洋走野老)
イタリア語で「bella(ベラ)」(美しい)、「donna(ドンナ)」(婦人)という意味。
「Atropa」はギリシャ語で「引き返せない」という意味で、
ギリシャ神話に登場する「運命の三女神」モイラ三姉妹の長女であるアトロポスの名前から。
アトロポスは不可避の者といわれ、死の瞬間にその糸を断ち切るという役割。
ベラドンナの実を使って瞳孔を大きく見せていた、という話が名前の由来。
せっかくなんで
名前のとおり「美しい女性」を意味するベラドンナは、
草全体に毒をもっているため、「魔女の花」と呼ばれている。
昔のローマでは植物を扱う人は魔女と認識され、魔女狩りと称し死刑されていた。
当時の信仰から外れた人たちを排除する目的で魔女狩りが行われていたが、
魔女を仕立て上げるのに使われていた花がベラドンナだといわれており、
たてついたり気に入らない者にベラドンナを与え、幻覚や錯乱状態にして魔女に仕立てた。
恐ろしい花ですが、人のためになることもある。
ベラドンナは全体に毒があるが、その中でも根と根茎は猛毒であるが、
根のエキスを分離精製した「ベラドンナ根」は鎮痛剤や散瞳薬として使用される。
根や葉は鎮痛、鎮痙、止汗、散瞳、神経痛、催眠薬、百日咳、胃・十二指腸潰瘍、
胃腸の痙攣性疼痛などの治療に有効的とされていて医療用にも幅広く使われている。
ベラドンナコンにはアトロピンという成分が含まれており、
神経伝達物質「アセチルコリン」を抑制する役割がある。
このアトロピンには副交感神経遮断作用もあり、気管支の弛緩や分泌抑制があるため、
地下鉄サリン事件でも解毒剤として使用された。

では f-o-q