
空気入れに3種類あると知ったのはつい最近。ママチャリなどのイギリス式、自動車に使うアメリカ式、そしてロードバイク用のフランス式。
で、ものの本などを読むと、乗るたびに空気を入れろ、と書いてある。教習所で教わる運転前点検と同じで一応書いてあるだけの話(←ほんとはちゃんとやれ、と法律に定められてる。パチンコとか売春とか日本の法律には建前と本音がありすぎですなあ)。
と思っていたのだけれど、空気圧をはかってみたら基準より遙かに少ない。冬なのでだいたい7~8気圧程度入れておくのだけれど、5気圧しかない。
仕方ない。早速アダプターと空気圧メーターのついたポンプを買って、初めての空気入れにチャレンジ。まあ、ここらへんは自転車屋さんに行く口実ができて嬉しかったりする。ショップを見ているだけで、初心者はワクワクですから。
ゴムキャップを外しアダプターをセット。そこにポンプを繋ぎます。フランス式は初めてだったのだけれど、なんなく装着完了。入れる。ぜいぜい言いながら入れる。はあはあ言いながら入れる。一向にポンプの空気圧は7まで上がらない。そのうちこっちがばててしまう。
おかしいな、と思っていったん外す。ブシューーーっと猛烈に空気が炸裂する。全然タイヤに入らず、ポンプ回りだけ高まってただけなのね。
あ、イギリス式と違って、バルブを緩めないと入らないかも、と、少しバルブを緩めて再チャレンジ。ぜいぜい、はあはあ、以下同文。だめ。入らない。状況に改善のきざしが一向ないまま、ぼくだけがバテバテ。
ネットで検索してみる。「フランス式」とgoogleに入力。アマゾンでDVD「フランス式十戒」やらフランス式風俗店情報などがヒット。
フランス式風俗店情報?
いったいどのあたりの情報がフランス式なのか(そしてそれは確かにフランス式であって、万人が見ても、おお、確かにこれはイギリス式じゃない、フランス式だな、と納得するものなのだろうか)知りたくもあったが、バテバテのぼくにそんな余裕はないのでありました。「フランス式 空気入れ」で検索掛けたら一発でヒット。その人のサイトを見ると、ぼくと同様の苦労をされたらしい。記事は3年前のものだけれど、ぼくと同じ空気入れを使ってらっしゃる。うん、まるでぼくのために3年も前から準備してもらった気分だ。なんとホイールについている空気を入れるバルブを全開しなくてはならない、とのこと。
わかってしまえばこっちのもの。早速試してみます。うん、今度はちゃんと空気が入る。入るけれど、7気圧って、どんだけだよ。ぜいぜい、はあはあ。ママチャリだと3気圧以下。7気圧の空気を押し込むのは結構大変。
自転車で痩せるって、ただ走って痩せるだけじゃないのかもしれない。こんなこと乗るたびにやってれば痩せるよ、そりゃ。