毎日が観光

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立山登山(前編)

2015年09月14日 11時12分14秒 | 観光
 富山県の立山と青森。一見なんの関係もなさそうな2つの場所が、今年の夏休み大人チャレンジの舞台(なんだそりゃ)であります。まあ、もちろん関係のないことはないわけなんだけれども、今回はとりあえず山登ってきました的な。写真多め的な。
 立山というのは、雄山、大汝山、富士ノ折立の3つ合わせた総称で、その代表みたいな感じが雄山。頂上にはちゃんと神主さんのいる神社もあります(でも、1番標高が高いのは大汝山3015m)。
 さて、竹橋の毎日新聞社から夜行バスに乗り、朝、立山のふもとにたどり着きます。そこから立山有料道路を走って室堂へ。距離にして14.4kmの有料道路の通行料金はバス51,820円也。なかなかパンチのきいたお値段です。
 室堂到着。雷鳥と雷鳥コスのキティちゃんがお出迎え。夏毛のキティちゃんは夏の光が眩しいのかサングラス着用。



 玉殿の湧水で水を補充して登山開始すると、まもなく雪渓が登場。立山は日本でも珍しい永久凍土となんと氷河が存在してる場所(こんな風に「みなさん知ってました?」みたいな書き方してるけど、ぼくが知ったのは翌日の立山自然保護センターで、この雪渓を横切ってるときにはノー知識。悲しき無知のまま登山は続きます)。



 祓堂。槍ヶ岳と並び北アルプスを代表する山であり百名山として知られる立山ですが、そうした登山的興味と同時に、日本三大霊山としての宗教的側面も見逃すことはできません。ここでそれに触れると大変なのでそれは日を改めて、青森と一緒に。この祓堂を堺に下界を離れ聖なる領域へ足を踏み入れることになります。かつてはここで禊を行ってから登山したとのこと、寒いですよ、それ。



 なにげに置かれている石仏からもこの地が特別な地であることが伝わってきます。



 まだまだ頂上にたどり着く気配のないこのあたりの登りで空腹が容赦なく襲ってきます。自転車であれほど懲りているにも関わらず、またやってしまったハンガーノック。室堂駅で白えびのかき揚げ蕎麦を食べてこなかったことを後悔するとともに、もう心が蕎麦のことだけでいっぱい。霊山で心の餓鬼と化す精神ステージの低さがわたしです。



 ようやく雄山到着。冷たい強風が吹き付ける中、なかなか火を使う場所を探すのも大変。そこで頂上から一段下がったところで壁を風よけにしてこの日のランチ。



 カップ麺を食べるためにお湯を沸かすのだけれど、今回は水の段階からレトルト食品を袋ごと投入。お湯が湧き、カップラーメンができる3分間をつなぐ天空のブリ大根。これがなかったら平常心で3分待つことができたであろうか。否。断じて否。ありがとう、ブリ大根。ありがとう、おれのトンチ。



 標高3000m以上で飲む味はどうだろうと持参したモカ・エクスプレスで食後のコーヒー。というか、ここまでそれ担いでくるその余裕と実際の飢餓状況との落差がありすぎるだろう、我ながら。


 さて、そんなこんなで飢えもようやく収まってからあたりを見渡す余裕もできたところで、次回立山後編をどうぞよろしく。
コメント (2)
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