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チーム悲願のJ-ASIA優勝。参加都市16、日の出とともに始まった試合は、イミグレで捕まったキリを気にしながらもチーム一丸となり、予選を3戦全勝で勝ちぬき、準々決勝、準決勝と勝ち進み、安定した守りと爆発的な攻撃力で田を圧倒。疲れが見えた決勝も先取点を奪ったものの、同点に追いつかれPK戦へ。先行は香港、GKスター濱岡が止めるも蹴る前に動いたと審判の不明な判定で、やり直しに。きっちり決められてしまう。嫌な雰囲気の中、本日5アシストを記録するユーキが一番手のキッカー。チーム全員が難なく入る事を想像する中、GKに止められる。香港2番手にも決められ、2番手エースストライカー太田もきっちり決め、3番手に。香港3番手が、ボールの破れを指摘し、ボール交換。これが流れを変えた!!空いては枠を外す。3番手ケンタロウが決めて2-2に追いつき、サドンデスへ。先行香港が決め、4番手この日3点を決めているヤス。GKの手にあたるもきっちり決めて、5人目へ。香港番手が外し、シンガポールが決めれば優勝となる5番手に朝からイミグレ問題に揺れたキリが満を持して登場。左下隅に豪快に決め、優勝を決めた。
以下
大会メインスポンサーのNNAの記事を紹介します。
J―ASIAカップ、シンガポール激戦制す
アジア各地の日本人サッカーチームが実力を競い合う第16 回「J―ASIAカップ2012」(エヌ・エヌ・エーなど協賛)が11 日、マレーシア南部ジョホール州ジョホールバルのパシル・グダンMBPGグランドで開催された。アジア11 カ国・地域から集まった16 チームが熱戦を繰り広げ、決勝戦ではシンガポールと香港が激突。手に汗握るPK戦の末にシンガポールが栄冠を手にした。日本サッカー界にとっての“奇跡の地”ジョホールバルで、熱き戦いが繰り広げられた。 予選リーグはA~Dの4組に分かれて争われた。昨年の覇者で過去5回優勝の上海は予選Bグループで、シンガポール、マニラ、台北と対戦し、1勝1敗1分けで2位通過。3戦全勝のシンガポールが堂々1位で通過した。
予選リーグで鉄壁の守りをみせたのがAグループでジョホール、サイゴン、クアラルンプール(KL)と対戦したデリーと、Cグループでバンコク、ソウル、ペナンと対戦したジャカルタの2チーム。いずれも2勝1分け無失点でそれぞれ予選リーグ1位通過となった。
一方、前回大会で3位だった華北はDグループで苦戦。ハノイと0―0で分けたものの、香港、華南に2敗し、決勝上位トーナメント進出はならず。同じ中華圏の華南が3勝0敗で1位通過した。
PK合戦の末
昼食休憩を挟み、突き刺すような南洋の日ざしが強くなる午後から決勝上位、下位トーナメントが始まった(1試合30 分)。予選リーグを勝ち点9で通過した華南は、PK戦の末ソウルに0―1で敗退。結局8位で大会
を終えた。デリーも準決勝で対戦した香港に敗れた後、3位決定戦でソウルを下した。決勝戦(15 分×2)では、序盤からシンガポール、香港ともに持ち前の速攻を繰り広げ、主導権が頻繁に入れ替わる目まぐるしい展開となった。両チームとも1ゴールを決めながらも追加点がなかなか奪えず、試合はそのままPK戦へと持ち込まれた。
PK戦でも両チームのキーパーの好守が光ったものの、結局シンガポールが決めたゴールが決勝点となり、12 年ぶり4回目の優勝を飾った。
試合終了後の表彰式・懇親会では各賞が贈られ、大会MVP選手にはシンガポールの太田大輔選手が選ばれた。また得点王にはサイゴンの金正旭選手、シンガポールの今田泰昭選手、デリーの三田智輝選手がそれぞれ3ゴールで並んだものの、規定により最年長の三田選手に送られた。
来年の大会は華北(北京か大連)での開催を予定している。