ジャズとボサノヴァの日々

Days of Jazz and Bossa Nova

チック・コリアの1979年のテレビライブ Spain

2015-05-08 22:00:00 | Spain
Spain performed by Chick Corea and Members from Secret Agent


チック・コリア/ Chick Coreaは本人のお気に入りの曲やファンからの支持が高い曲を、年代ごとに違ったタイプのミュージシャンを迎えて披露してくれるアーティストの1人だ。ファンもそれを知ってかチック・コリア・スタンダードとも言うべき代表曲がどんなアレンジで演奏されるのかを楽しみにライブ会場に詰め掛ける傾向がある(私もそうだ)。

個人的にはリターン・トゥ・フォーエバー/Return To Foreverのオリジナルメンバーであるチック・コリア、ジョー・ファレル/ Joe Farrell、スタンリー・クラーク/ Stanley Clark、アイアート・モレイラ/ Airto Moreira、フローラ・プリン/ Flora Purimの布陣がベストであり、このメンバーでチックのスタンダード曲を披露してくれるライブはどんなに凄いだろうと考えるだけで楽しいが、それは夢の話。

さて、チックが1970年代の終盤にSecret Agentというアルバムのために召集したユニットは、実はオリジナルRTFの神がかった演奏力に近い能力を持っていると思う。

チックのWebsiteにはSecret Agentのメンバーが以下のように記載されている。

Secret Agent introduced a fresh new rhythm section of drummer Tom Brechtlein (later a member of the Touchstone band) and France's fretless electric bass wonder, Bunny Brunel. Vocalist Gayle Moran and saxophonist Joe Farrell were also featured on this 1979 outing.

1979年にテレビ放映されたSpainのライブ映像は、ほぼSecret Agentのメンバーに近いが、ボーカルにアル・ジャロウ/ Al Jarreau、ヴィブラフォンにゲイリー・バートン/ Gary Burtonが加わり、ジョー・ファレル/ Joe Farrellは参加していない。これだけのメンバーだからジョー・ファレルのプレイも聴きたかったが、ゲイリー・バートンによって煌きが増しているので寧ろ良かったのかも知れない。


尚、この映像に登場しているベーシストのBunny BrunelによるSpainのフランス語によるベースレッスンもアップされているので、この人のベースに興味ある方はご覧あれ。

コメント
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