U12全日本少年サッカー大会愛知県東尾張地域代表決定戦
色々な事がひと段落し、深夜に昨日行われた、U12全日本少年大会愛知県東尾張地域代表決定戦のビデオを観ました…
まず、昨日この場にいてあげれなかった事を選手には謝りたいし、指導者をしてきて初めて感じる後悔と罪悪感を昨日からずっと噛み締めています。
選手の皆さん!一緒に戦えなくてごめん…
ビデオをみて、まけてしまい東尾張の代表に入れなかった事はやはり自分達に何かが足りなかったからだと受け入れ、弱いと認めましょう。
ただ、君たちの様に純粋に1番難しく、1番高度な技術と判断を必要とし、見ている人を常に惹きつけるサッカーを、もう一つ上にステージで観たかったし、見せたかったです!!
そして、ピッチ内の選手も外の選手も、コーチ達も、そして保護者の皆様も、決してブレずに戦い続けてくれた事に胸を打たれました。
今まで6年間してきた努力の成果を出す最後の大会…
練習してきたプレー、求め表現しようとしてきたサッカー…
どんなに勝ちたくても自分達らしくかたなければ意味がない。
難しく高度なサッカーを表現する為のリスクを避けたり、戦術を変えたり、環境に合わせた勝つこと重視のその場しのぎのサッカーをすることなく。
今まで求め努力し続けてきた華麗なパスワークと高い個人が生み出す、周りを魅了するサッカーを最後の最後までし続けてくれた事に涙が出ました。
変えたりブレたりする事は簡単です。でもその簡単に足を踏み入れたら、もう2度と理想には戻れません。
映像の一点…
朝まで雨が降りグランドは水浸し…
負けてる状況下…
たまたま集まり、一緒に努力してきた小粒だらけの少年達が、あの勝ちたくて勝ちたくて仕方ない、最悪の環境と状況下で、あの一点を取る為にどれだけのパスをまわし、どれだけのリスクを背負いながら理想を表現し結果を手に入れようとしたかは見ていた人には伝わりましたよ。
その日の環境や相手によって今までしたきた努力、表現しようとしてきたサッカーをブレてかえるぐらいなら、最後まで自分達らしく負ける事を選ぶのが育成年代です。
だからこそ1番難しくて1番リスクの高いサッカーを目指し努力するんです。
この子たちはプロじゃないんです…
大会や環境、相手によってサッカーやしてきた努力を変えてしまうなら、日頃の練習や日頃の選手達の気持ちはなんなんでしょうか…
それはプロがすればいい。
今はそんな戦い方をする為に必要な技術を育む時期のはずなのに、なぜ簡単にブレたり、変えたり、やり続けてきたサッカーを変えること出来るのでしょうか。
ただ勝ちたいのは大人のエゴ
選手は自分達が教えられてきた、努力し続けてきたサッカーで勝ちたいんです。
どんなに悪い状況下でも
どんなに悪い環境でも
どんなに勝ちたくても
どんなに大事な大会でも
いつも通り内容と結果の両方を求め続けた選手達!
試合中の声掛けを決して変えず、ブレずに戦ってくれたコーチ達!
そして自分の事以上に熱くなる試合で、喉から手が出るほど欲しい点を前にしても、最後まで『しっかり繋ぐんだよ!』と応援し続けてくれた保護者の皆様!
全ての人間が目先の勝利、目の前の現実に打ち勝ち、人間の欲に打ち勝ち、最後まで我慢し、子どもたちの未来に今必要なモノが何かを信じブレなかったことは私の誇りであり、チームの誇りだと思います。
そんなブレたり、変えたり、しなかった先にこそ、毎回新しい課題や、自分の反省が見えて来るんです。
ブレたら課題は見えない…
あるのはブレて手にした結果だけ。そこには成長の為の課題は決して生まれないと思っています。
限界を求め
理想を求め
変化を求め
自らのチャレンジをするからこそ本当の課題は生まれるんです。
この映像が感じさせてくれた熱い気持ちを決して忘れずに、これからもずっと、勝てなかったからといって、目先の勝てる方法は探しません!
勝てる為に何が足りなく、何にを伸ばさなければいけないかを探すのが育成だと思い貫きます!
それを改めて感じさせてくれた選手達、コーチ達、保護者の皆様に感謝したいと思います!ありがとうございました。