批判ばかりされた子どもは 非難することをおぼえる
殴られて大きくなつ子どもは 力にたよることをおぼえる
笑いものにされた子どもは ものを言わずにいることをおぼえる
皮肉にさらされた子どもは 鈍い良心のもちぬしとなる
しかし、激励をうけた子どもは 自信をおぼえる
寛容にであった子どもは 忍耐をおぼえる
賞賛をうけた子どもは 評価することをおぼえる
フェアプレーを経験した子どもは 公正をおぼえる
友情を知る子どもは 親切をおぼえる
安心を経験した子どもは 信頼をおぼえる
可愛がられ抱きしめられた子どもは 世界中の愛情を感じとることをおぼえる
~2月23日(水)・朝日新聞朝刊より~
ドロシー・ロー・ノルト(米国・教育学者)
「あなた自身の社会 スウェーデンの中学教科書」から抜粋
…今日、いつものように朝刊を読んでいた時、たまたま目に止まったので、繰り返し読んでみたのですが、「なるほどなぁ…」と思ってしまいました…。
特に「笑いものにされた子どもは ものを言わずにいることをおぼえる」という一文は、私自身、小学生の頃に経験した「イジメ」を思い出させました…。
毎日、クラスの男子達から「笑うと気持ち悪いから、笑うなっ!」、「お前に触られると体が溶けるから、触るなっ!」、「世界一醜いっ!」、「お前なんて、学校に来るなっ!」…他にも、鉛筆やシャープの先で、背中や手、腕、ヒドイ時には顔まで刺されたり、脚や腹、背中を力一杯蹴られたり、教材のリコーダーや、給食のパンや牛乳を、トイレに持っていかれたり…。4~6年生までの3年間、毎日続きました…。その為か、中学生になっても、しばらくの間、学校で笑えなくなったり、今でもそうなのですが、「男性恐怖症」になってしまったり…。
幸い、私はそういった経験からか、善悪の区別がつき、「自分は人を傷つけまい」と思うようにはなりました。けれど、私のように思えなかった人は、恐らく、堪えきれず自殺してしまうか、不登校になってしまい「引きこもり」になるか、暴力で解決しようとして他人を傷つけてしまうか…。
今、私の同級生や同年代の方々は、殆ど結婚し、小~中学生ぐらいの子供がいる父親や母親になっていると思います。そんな親達の中に、最近よく「子供が何を考えているか、理解出来ない」と悩み苦しんでいる方々も多いと思うのです。そんな時は、自分が子供だった頃の事を、思い出して下さい…。
子供の頃、自分はどうだったのか? 何を考え、どんな夢を抱いていたのか? そうすれば、自ずと子供の気持ちが、少しずつ見えてくるのではないでしょうか…?
殴られて大きくなつ子どもは 力にたよることをおぼえる
笑いものにされた子どもは ものを言わずにいることをおぼえる
皮肉にさらされた子どもは 鈍い良心のもちぬしとなる
しかし、激励をうけた子どもは 自信をおぼえる
寛容にであった子どもは 忍耐をおぼえる
賞賛をうけた子どもは 評価することをおぼえる
フェアプレーを経験した子どもは 公正をおぼえる
友情を知る子どもは 親切をおぼえる
安心を経験した子どもは 信頼をおぼえる
可愛がられ抱きしめられた子どもは 世界中の愛情を感じとることをおぼえる
~2月23日(水)・朝日新聞朝刊より~
ドロシー・ロー・ノルト(米国・教育学者)
「あなた自身の社会 スウェーデンの中学教科書」から抜粋
…今日、いつものように朝刊を読んでいた時、たまたま目に止まったので、繰り返し読んでみたのですが、「なるほどなぁ…」と思ってしまいました…。
特に「笑いものにされた子どもは ものを言わずにいることをおぼえる」という一文は、私自身、小学生の頃に経験した「イジメ」を思い出させました…。
毎日、クラスの男子達から「笑うと気持ち悪いから、笑うなっ!」、「お前に触られると体が溶けるから、触るなっ!」、「世界一醜いっ!」、「お前なんて、学校に来るなっ!」…他にも、鉛筆やシャープの先で、背中や手、腕、ヒドイ時には顔まで刺されたり、脚や腹、背中を力一杯蹴られたり、教材のリコーダーや、給食のパンや牛乳を、トイレに持っていかれたり…。4~6年生までの3年間、毎日続きました…。その為か、中学生になっても、しばらくの間、学校で笑えなくなったり、今でもそうなのですが、「男性恐怖症」になってしまったり…。
幸い、私はそういった経験からか、善悪の区別がつき、「自分は人を傷つけまい」と思うようにはなりました。けれど、私のように思えなかった人は、恐らく、堪えきれず自殺してしまうか、不登校になってしまい「引きこもり」になるか、暴力で解決しようとして他人を傷つけてしまうか…。
今、私の同級生や同年代の方々は、殆ど結婚し、小~中学生ぐらいの子供がいる父親や母親になっていると思います。そんな親達の中に、最近よく「子供が何を考えているか、理解出来ない」と悩み苦しんでいる方々も多いと思うのです。そんな時は、自分が子供だった頃の事を、思い出して下さい…。
子供の頃、自分はどうだったのか? 何を考え、どんな夢を抱いていたのか? そうすれば、自ずと子供の気持ちが、少しずつ見えてくるのではないでしょうか…?