保育士「保育原理」
問題
次の文は、諸外国(しょがいこく)における保育(ほいく)の先駆者(せんくしゃ)についての記述である。
適切な記述を〇、不適切な記述を×とした場合の正しい組み答わせを一つ選びなさい。
A コメニウス(Comenius, J.A.)は、『大教授学』(だいきょうじゅがく)や『世界図絵』(せかいずえ)等(とう)を著(あらわ)した。
『世界図絵』は最初の絵入り教科書といわれてその後の絵本や教科書に影響を与えた。
A ○
コメニウスについての正しい記述(きじゅつ)です。
「大教授学」「世界図絵」は頻出(ひんしゅつ)です。
「事物(じぶつ)を先に、ことばを後に」を原則に、感覚を通して対象を直感的に理解させる直感教授(ちょっかんきょうじゅ)(感覚教授)を提唱(ていしょう)しました。
B オーエン(Owen, R.)は、ドイツに「性格形成学院」(せいかくけいせいがくいん)を開設し、子どもの保護と教育を行った。
B ×
オーエンはイギリスの社会改革運動家(しゃかいかいかくうんどうか)であり、「性格形成学院」は自(みずか)ら経営(けいえい)するニューラナークの工場(こうじょう)の敷地内(しきちない)に設立(せつりつ)されました。
幼児学校(ようじがっこう)、昼間学校(ひるまがっこう)、夜間講義(やかんこうぎ)の3つからなり、1~5歳の子どもたちが学ぶ幼児学校は最初の保育所といわれます。
人間の性格を環境の産物と考え、幼児期の環境が性格形成に及ぼす影響を重視しました。
19世紀初頭当時は、産業革命の影響下で子どもが過酷な労働を強いられていました。
※問題と答えは、以下から引用させていただきました。
https://kakomonn.com/hoikushi/pt/40001/