1ジョセフは1832年4月,この目的のために,ミズーリ州で大祭司の評議会を招集します。評議会において,ジョセフはもう一つの啓示を受けました。ジョセフとシドニー・リグドン,ニューエル・K・ホイットニー,エドワード・パートリッジ,シドニー・ギルバート,ジョン・ホイットマー,オリバー・カウドリ,ウィリアム・W・フェルプス,そしてマーティン・ハリスを,その組織の会員とするよう指示されたのです。この啓示ではさらに,会員となった男性は,集めた基金の一部を各自の入り用に応じて用いるように,また残った基金はすべて教会の目的のために用いるようにと説明されています。彼らは,商会の負債に対する責任を担っていました。
共同商会の会員に任命された9人の男性はそれぞれ,特定の管理の職を有していました。6人は「啓示についての管理人」(「印刷会社」として知られるようになるグループ)として,教会の出版業務を監督します。パートリッジとホイットニーの二人は教会のビショップを,ギルバートはパートリッジの代理人を務めました。この3人はともに,オハイオとミズーリ両州における教会の倉の管理に当たっています。1833年,さらに二人の会員,フレデリック・G・ウィリアムズとジョン・ジョンソンの両者が,啓示によって当商会に加えられます。教会を管理する大管長会の一員であるウィリアムズは,ジョンソンと同様,オハイオに広大な土地を所有していました。この二人の資産は,共同商会の資金源となっていたのです。
教義と聖約の幾つかの版において,「共同商会」は「共同制度」と呼ばれ,会員の名前の箇所では変名が用いられています。さらに,商会の目的に関する言葉は,貧しい人々への支援を言い表す,より一般的な言葉に変更されています。こうした調整は,商会の会員の身元を保護し,商会の目的を内密に保つために行われました。個人の名前については,1980年代の教義と聖約において実名に戻されましたが,78,82,92,96,および104の各章においては,制度という言葉が依然として用いられています。このことが,後に同商会と,ユタ州においてブリガム・ヤングにより設立された共同制度との間に混同を招くことになったのでした。後者は,奉献の律法に従った生活体系を指しています。
Matthew style="margin: 0px; padding: 0px; border: 0px; font-variant: inherit; font-stretch: normal; font-size: inherit; line-height: inherit; vertical-align: baseline;">Revelations data-aid="137686730" id="aside1_p2" style="margin-right: 0px; margin-bottom: 0.889em; margin-left: 0px; padding: 0px; border: 0px; font-variant: inherit; font-stretch: normal; font-size: 0.778em; line-height: 1.4; ">“Revelation, 12 November 1831 [DC 70],” josephsmithpapers.org
“Revelation, 26 April 1832 [DC 82],” josephsmithpapers.org