米国が、2024年までに「アルテミス計画」という月開発と火星などに進出するための拠点を作るという計画がある。そこには有人着陸と、資源利用も盛り込まれていてかなり夢が膨らむ話だ。そして計画後、2030年代には火星の有人探査を目標としている。テラフォーマーズのような世界が現実に計画されている。
日本政府は、「アルテミス計画」の前段階である「月を周るゲートウェイ」建設と月を探査することに関しては、国際協力で参加する計画だ。しかし、米国は「アルテミス計画」を視野に入れて考えている。従って、日本から見て想定外だ。
日本では、地上400Kmの高さで周回するISSに年間400億円ほど投じている。それが月を周回するゲートウェイでは地上40万Kmという桁違いの距離では膨大な費用も予測できる。