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教育のとびら

教育の未来を提言 since 2007
presented by 福島 毅

子供に夢を与える報道を

2007-08-30 | 雑感(教育関連)
世の中の動きを的確に描写していく。報道の持つ素晴らしい特性だと思います。事実を抽出し信頼される情報を精査し、視聴者・読者にわかりやすい形で情報提供するマスメディアは、インターネットが発達した今の世の中であっても大切な役割を担っていることは間違いないでしょう。

ただ、昨今の報道は教育問題に限らず率直に言ってネガティブな情報が多いかと思います。もちろん、明るみに出さなければならない不祥事や不始末な事を隠蔽するのではなく公正さを持って伝えることは重要ですが、大人の振る舞いのネガティブな側面だけが強調されたらどうなるかをそろそろ考えねばならない時期にさしかかっていると思われます。

ネガティブな報道だけでは子供たちが夢を持つことができません。大人の不祥事ばかりがニュースで報道されれば、「大人はいったい何をやっているのだ」「大人は信用できない」「大人になんかなりたくない」と思う子供が増えていく一方になることでしょう。

例えば教育に限れば、すぐれた実践をしている教育者は、地味であっても全国に沢山いらっしゃいます。そういった情報は口コミなどで伝わっているために著書などがヒットするなどしないことにはマスメディアがつかむのは難しいことになっているのでしょう。 しかし、優れた実践が世に出れば、それを参考にする教師も出ますし、子供も元気になるはずです。

教育分野以外でも構いません。スポーツ選手の活躍はニュース報道では当たり前になっていますが、もっと一般の人の目をみはる活躍などに焦点をあて、プロジェクトXやプロフェッショナルなどの特集番組でだけでなくニュース番組の時間帯などでも積極的に扱っていただけたらと日頃思います。
子供も大人も今の日本は元気をなくしているからこそ、観て元気になる報道番組をぜひ期待したいと思います。
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