2023年6月9日 こすぎの大学(武蔵小杉)の講座に参加しました。
内容は、『そもそも会議』です。
そもそも会議は赤坂で誕生して、早13年以上。
TBSの松井さんが、テレビ番組にしようとした企画でしたが、スポンサーがつかず、赤坂のマンションの1室で「そもそも」で口火を切る対話会が夜な夜な行われていたのです。
近年の哲学カフェブームなども手伝って、議論ではなく対話で様々なことを語る会が全国で生まれているようです。この「そもそも会議」も、一種の哲学対話と言えます。
ここには6つの掟(おきて)があります。
①わざとつまらないことを言っちゃおう!
②なるべく自分の体験を語ろう!
③正解の主張禁止! 攻撃・説得禁止!
④そして変化していく自分を楽しもう!
⑤そうは言っても、波風立ったら、それもよし!
⑥聞いたことは今日この場限りで。
このルールの中で話をするので、お互いに攻撃的になることもなく、傾聴しながら、参加者の多様な考えを聴くことができます。
私たちのグループでのそもそものメインテーマは、「幸せとは何か」でした。
いろいろ話がある中で、結論として、「自由かつ安定」であると、結構、幸せに近づけるよねということになりました。
動物園の動物は餌を安定的にもらえるけど、檻の外に出られる自由がない。
野性の動物は、自分ですべてを自由に決められるけど、安定した餌は得られない。
つまり、安定と自由は相反する感じになっています。
しかし、人間社会において、この両者を対立関係にみるのではなく、両方を同時にかなえる世界観も可能なのではないか。そうしたら、幸せかもしれない。
たとえお金がたくさんあって安定しているように見えても、環境的に自由かはわかりませんから、単純な話ではなさそうです。
まだまだ深掘っていけそうな話ですね。
みなさんも、そもそも〇〇とは? に端を発した対話、してみてはいかがでしょうか?