2023年4月20日~22日にかけて、北海道の礼文島に旅行に行ってきました。
北海道は5年半ぶりの上陸です。
1日目
北海道との縁は、北海道大学・大学院時代の6年間(札幌在住)。
社会人になってからは、なかなか訪問する機会はなかったのですが、今回、学生時代には行けなかった利尻・礼文島を目指して団体ツアーに申し込んだのでした。
春の北海道観光は、天気も安定しない時期があるため天候とのにらめっこが続きますが、特に団体ツアーだと日程変更も難しく、運を天に任せるしかありません。
今回も羽田出発時に、稚内行き飛行機が強風のため着陸できるかどうかわからないため、旭川や新千歳空港などにダイバート(行先変更)する可能性も含んでの出発でした。
強風の中、なんとか稚内には着陸。しかし空港外はいまにも雨が降りそうな寒空と強風。宗谷岬などの観光を軽くした後、宿に。翌朝のフェリーが出航できるかどうかは、朝5時半の判断によるということでした。
2日目
風速10m 波高は3~4mという状況の中、フェリーはぎりぎりの判断で出航可能。
朝、6時40分稚内港のフェリーで礼文島へ向かいました。団体ツアー客としては、冬が明けて最初の訪問グループだったらしく、観光協会の方が港まで出迎えてくれていました。相変わらずの強風でしたが、雲が晴れ、青空が広がっていました。スカイ岬、スコトン岬など、西海岸の絶景を楽しむことができました。
また、午後からは、映画「北のカナリアたち」のロケ地がそのまま保存されて残されている「北のカナリアパーク」を訪問。ツアー内容変更のため、利尻島へは、渡れませんでしたが、くっきりした利尻富士も観ることができ、また予習で前の晩に「北のカナリアたち」を事前鑑賞したため、追体験もすることができてよかったです。
3日目
午後の便で羽田に向かうため、この日の午前は、稚内市内観光になりました。利尻上陸はかないませんでしたが、今回の度は礼文島上陸できただけでも感謝です。
稚内公園では、南極観測隊の犬ぞりの訓練舞台となった碑や、氷雪の門(かつて日本領土だった樺太で亡くなった日本人のための慰霊碑)を見学。南極や樺太などに思いをはせることができました。昼食後は稚内市樺太記念館を見学。かつては、アイヌの先住民・日本人・ロシア人が雑居していたという樺太のことがよくわかり、また探検をした間宮林蔵などの足跡をたどることもできました。
全体感想
北海道は何度訪れても、本州とは違うスケールと異国情緒があります。
そして厳しい環境の中で開拓をしていった精神は、大学時代の自分の原点をも思い出させてくれました。
生きている間にあと何回、北海道を訪問することになるかはわかりませんが、やはりたまに帰る第二の故郷は確実に自分に元気とエネルギーを与えてくれているなぁと実感した旅でした。