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教育のとびら

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presented by 福島 毅

高校生版リーダーシップ研修7回目 12/17実施

2011-12-18 | 研修・セミナー・講演など
昨日、勤務校の東葛飾高校で、高校生リーダーシップ研修の7回目を開催しました。

今回のテーマは、会議でのファシリテーションです。

日本の会議って、会議の基本を抑えていることなく、めちゃくちゃだなと以前から思っていて、会議の基本ルールとか、ファシリテーションというものを高校時代から身に付けてもらうべきだと思っていました。また、会議は身近にできるリーダーシップです。

高校生もクラスや委員会、部活動などで会議を数多く経験していますが、その基礎や応用について、あるいはファシリテーション自体を実は教わっていないのです。ですから、非常に場が硬かったり、意見が一部の声の大きい人にひっぱられていたり、そんな弊害を経験しているようです。

今回の講座の構成は以下のような手順で行いました。
1.まずは、ダメな会議、うまくいっている会議のシチュエーションや要素を個人で付箋に書いてもらい、グループごとに出してもらいました。それを全体でシェアします。

2.次に社会人グループが、模擬会議を開きます。生徒はまわりからそれを観察します。
今回の模擬会議のテーマは、「よりよい大学生活をおくるための高校生講座」のような企画会議です。2人のファシリテーターを囲んで社会人が模擬会議しました。注意点として、会議の時間管理や会議の目標、アジェンダをはっきりさせてスタート。会議中は安心な場にし、自分の意見を遠慮なく言うとともに他人の意見も尊重するなど。

3.会議をフィードバックする。生徒側から会議のよかった点、改善点をあげてもらいました。だいたい想定していたコメントが出てきたのですが、なかには社会人チームが気付かなかった驚くコメントも。

4.休憩をはさんで、今度は実際に生徒がファシリテーター役をした模擬会議を2回転行いました。8人の出席者だったので、4人グループで、ファシリテーターはコファシリテーター制
で2人がファシリテーター兼参加者。2人が参加者という構成です。

5.参加者はフィードバックカードにファシリテーターのよかった点、改善点(Good&better)を書いてファシリテーターにプレゼントします。社会人からもフィードバックをもらいます。

6.2回転してから、グループごとのフィードバックをし、最後に全員がサークルになって、振り返りをします。

会議は、いつでもどこでも経験するものですが、方法論や注意点というものにいままであまり焦点があてられていなかったと思います。今回の講座で、会議の場の持ちかたについて、生徒も社会人も時間をかけて味わった3時間になったと思います。


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