母が言った。
「主治医の先生は、かいとうだけはしたくない!」
ずっとそう言って治療してくれたと泣いていた。
かいとう?
カイトウ?
解凍?
かいとう?・・・
開頭か~(笑)
だから頭を開けたあとがどこにもなかったんだ。
開頭していたら、こんなに順調に回復していなかっただろうな。
こんなに早く帰れなかっただろうな。
私を手術し、命を救ってくれた、開頭手術をせずに頭を傷つけずに元の世界に帰してくれたのは
愛○医科大○病院のドクターNです。
お若いドクターですが、私の命を救ってくれた命の恩人です。
ドクターが「卒業試験」と称するカテーテル検査ももちろんドクターNが面倒をみてくれます。
お願いします!
あとは競泳選手として鍛えられたら我慢強さと根性で私が頑張ります。
こういう場面で長く取り組んできた競泳での経験が活きてきますかね。
今でも思っていますが、社会にでてから「あの時の練習やプレッシャーでの辛さ」以上を未だに味わったことはありません。
ものすごい競技に取り組んできたものだと思っています。
あの時に鍛えられた精神力がなければ、術後の頭の痛みには耐えられなかったかもしれない。
それくらい激しい痛みを伴っていたみたいです。
フロア中に響きわたるほどの大声でうなされていた頃に「今だけの痛みだから頑張って」そう何度かドクターNに声をかけられた気がする。