知らず知らず 歩いてきた
細く長い この道
振り返れば 遥か遠く
故郷(ふるさと)が見える
でこぼこ道や 曲がりくねった道
地図さえない それもまた人生
ああ 川の流れのように ゆるやかに
いくつも 時代は過ぎて
ああ 川の流れのように とめどなく
空が黄昏(たそがれ)に 染まるだけ
生きることは 旅すること
終わりのない この道
愛する人 そばに連れて
夢 探しながら
雨に降られて ぬかるんだ道でも
いつかは また 晴れる日が来るから
ああ 川の流れのように おだやかに
この身を まかせていたい
ああ 川の流れのように 移り行く
季節 雪どけを待ちながら
ああ 川の流れのように おだやかに
この身を まかせていたい
ああ 川の流れのように いつまでも
青いせせらぎを 聞きながら
【「川の流れのように」秋元康作詞・見岳章作曲】より
昨日、言われたことが結構効いている
相変わらずズバッとSTRAIGHTを投げてきやがる・・・
練習をくだらない理由や理由もないのに簡単に練習を休めてしまう人達を見てのこと
「先生、そんなのまずくない?」
『まずいと思うよ・・・』
でも・・・・(“でも”に続く言葉は必ず言い訳なんですよ)
彼女がいた頃はそんなことは当たり前じゃなかった
むしろ、休むやつの方が稀でいつでも普通にみんなプールにいたからね
テスト前でもテスト中でも、体育大会があっても音楽会があっても、その日の予定表がOFFじゃなければ練習に来た
もし練習を休んだり遅刻したりするなら、みんなすごく申し訳なさそうに・・・
「明日休んでもいいですか?」「すみません、○○で遅刻しました」
誰に申し訳なさそうにしてたんだろう?
私がそんなに怖かったのかな?
たしかに言う通り、このままではいけないだろう
「でも、みんなはそれでいいと思っているんだから仕方ないだろう」
「俺だって、こうなるまでずっと放っておいたわけじゃないよ」
「いろいろ考えてやってみたさ」
「でも、こうなってしまったんだから仕方ないだろうよ、Mk!」
この2年半でたくさんのことを学んで帰ってきた
いや、“当たり前”のことを“当たり前”と思えるようになっただけだ
チームのために頑張ること
仲間のために頑張ること
チームのために応援すること
仲間のために応援すること
そして
自分が速くなるためにどうしなければいけないのかということ
自分が速くなりたいと思うなら、それなりの覚悟も必要だということ
情けない・・・
知らず知らずのうちに自分の意識レベルが低下している
子ども達を自分の意識レベルまで引き上げようとするのではなく
自分が子ども達の意識レベルまで下りて指導して満足している
昔の私ならいつでもみんなよりも高い意識レベルのところにいて、強引にでも付いてこさせた
たとえみんながやれなくても自分がそこに下りるのではなく、みんなを私の所まで引き上げることを必死で考えた
知らず知らずに坂を上るどころか下りている?
知らないうちに私を越えてしまっている?
いや、越えられたんじゃない
私がちょっと転んだだけだ
ちょっと早足で坂を駆け上がる必要があるな
私だって、栄光も挫折も味わった元競泳選手だ
どうすればそこに昇れて、どうすればそこに落ちるのかを経験済みだ
まだまだ教えられるたくさんある
まだまだ負けられないよ、君のコーチとしてね
それにしても、私はこの子達をそこのレベルまで引き上げられるのか?
私はいますぐにでも君の意識レベルまで戻ってみせる
でも、この子達も一緒に連れて行けるだろうか?
私一人では絶対に無理だ、自信ない
あと半年、力を貸してくれないか?
もちろん、イヤとは言わせないぞ
君は君でやるべきことをきっちりとやってもらうさ
2008年北京を目指して・・・
大丈夫、まだ2年あるからチャレンジできるだろう
大学に行けば、イヤでもそこが目標になるんだから、今からその覚悟をしておいた方がいいだろ?
なっ、Mkチャンよ!君の協力は欠かせないんだ、頼むね!