さむい。さむすぎる。
もう少し段階的に移り変わっていけばいいものを
急すぎる。
昨日の晩は、
ワンタンのスープとサバの唐揚げ。
さむいと、タンパク質。
沢山たべたくなりますね。。。
図書館で借りた、村上春樹のすこし新しい短編集。
さっき読み終わる。
納屋を焼く、とかぐらいしか読んだ事がなかった。
惹かれるものもあれば
すこし?かなり?大味に感じるものもあったにはあった。
小説家ってすごいわーと思いつつ
後味が淡白な話が多い。
そうはいっても、
キャリアが長かったら、クオリティは色々だろうと思う。
ホームランばっかりという訳にはいかない。
さだまさし とかも、すごいし。
ずっとアルバムだしていて。
当り外れがあったって続けてる。
そういう事への憧れと尊敬。
…男女の話が中心なので
突拍子もないタイミングで
"超親密"な関係になだれこむ。
初恋。失恋で食事が喉を通らない。離婚して苦しい。
とオーソドックスなテーマが
思わぬ展開へ広がるのは
やっぱり上手だなぁ。
好きな人の家へ、空き巣へ入る事がやめられない。とか
そんな話が出てくる。
凡人には思いつかない発想。
一番面白く読んだのは"木野”という話です。
イメージを積み重ねて、積み重ねて
最後に見えてくるもの。は
当たり前と言えば当たり前の結末。
本を読んでて面白いと思う時にいつも感じる
求心力みたいなものがあった。
ラストに到達するまでの描写が
推理小説のようで
加速し面白かった。
この話。
ラストシーンは熊本だったりして。
そこもちょっとだけ、うれしくなる。単純です。
木野という男はサラリーマンだったけど
離婚して、青山の根津美術館の裏の
もと喫茶店の場所でバーを始める。
この時点でかなり、もう、村上春樹。
青学の裏の、中庭がきれいな蔦という喫茶店。
三軒茶屋にむかしあった、我蘭堂。
この二つを私は勝手に混ぜ合わせてイメージ。
具体的に想像出来ると読んでてちがう。
直木賞 芥川賞って最近話題だし
人生で一本なら小説はだれでも書けるなんてきくけど
小説家っていうのは…なかなかなれるものじゃない。