子供の頃にお話の会というのが、近所の図書館であって
聞きに行くのが大好きでした。
ろうそく一本たてて、部屋を暗くして、語り部の大人を囲んで
夜に子供が集まってきくのです。 (今考えたらちょっとすごい集まり)
ひとつトラウマのように心に引っかかっているお話があるのに、タイトルが分からない。
『継母が子供をいじめて、殺してスープにして、夕飯の食卓に出す…』というお話です。わわわ
近頃のニュースを耳にするとよく思い出すのです。
そして、グリムの昔から、子供というのは ずっといじめられたりして
家の中に居場所がない子が一定数いる…ずっと続いてきた人間の裏の歴史でもあるのだな。
子供の頃の私も家庭に居場所なかったですね。いじめられてはいないけど、めんどうな家庭で。
今日思い立って調べたら、すぐ分かりました。
『ねず の木』というみたいです。
子供の時に聞いた、はっとするショックと どうにも惹かれる物語である事に変わりはなかったけど
今読むと少し感覚が違いますね。じーん。
子供が生きるのは、見落としがちだけど過酷です。
タロットカードの世界観にも近いので、深読み歓迎な所も面白くて
死は再生や、成長とイコールなモチーフで、実はポジティブなメッセージも感じられます。
並のポジティブとはまったく違いますけど。
現代的なメッセージが沢山で、ほりさげたくてたまらない。夕方から頭の中はこればっかり。
納屋から引っ張りだして、読み耽る。
なんじゃそれー。この本の中に ねずの木、収録されてる。。。
記憶っていい加減。大人になってから読んでるね、私。
読めます。↓
http://d.hatena.ne.jp/camin/20070524/1180015487
http://www5b.biglobe.ne.jp/~miki-s/html/katari-29.html
ビョーク主演で映画になってるみたいですね。
映像で見るのは…きっときびしいので、観る事はないでしょう。
グリムは何年か周期で、自分の中で盛り上がります。