薄紫の釣鐘型の花が可憐なソバナ。ツリガネニンジンよりも花がまばらにつき、花弁が開きがちになる。
(2020-08 高尾山)
花の色 紫
開花時期 7月 、 8月 、 9月
花の特徴 茎先に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、淡い紫色をした鐘形の花を疎らにつける。
葉の特徴 葉は卵形ないし幅の広い披針形で、互い違いに生える(互生)。 葉の先は尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
実の特徴 花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
その他 釣鐘人参(ツリガネニンジン)と似ているが、釣鐘人参(ツリガネニンジン)は花を輪生する。 また、本種のほうが先が広がっている。 なお、「岨」は切り立った崖を意味する。 漢字では「杣菜」あるいは「蕎麦菜」の文字も使われる。
生育地 山地の沢沿いや林の縁
植物のタイプ 多年草
大きさ・高さ 50~100センチ
分布 本州から九州にかけて分布。 海外では、朝鮮半島、中国、ウスリー地方などにも分布。
名前の読み そばな
分類 キキョウ科 ツリガネニンジン属
学名 Adenophora remotiflora