あでやかな黄色の花をたくさん咲かせるつる性の「アリアケカズラ」。ブラジル原産だが、熱帯地域ではおなじみの花らしい。沖縄などでも街路にたくさん植えられている。アラマンダとも呼ばれている。
(2020-08 東京都 神代植物公園)
アラマンダは丈夫な性質で、温度さえあれば一年中開花するので、熱帯地域では広く栽培され親しまれています。ブラジル原産のアリアケカズラ(Allamanda cathartica)は、生育環境によって樹形に変化が生じ、日本ではだいたいつる性になりますが、熱帯の強光線の下で育つとコンパクトなブッシュ状になります。また品種が多く、大輪のオオバナアリアケカズラ(A. cathartica‘Hendersonii’)や矮性で花が大きい‘グランディフロラ’(A. cathartica‘Grandiflora’)、八重咲きの‘スタンシルズ・ダブル’(A. cathartica ‘Stansill's Double’)などがあります。同属で低木のヒメアリアケカズラ(A. neriifolia)は、花はやや小さいですが花つきがよく、鉢物としても流通します。
基本データ
園芸分類 熱帯植物
形態 つる植物 原産地 熱帯アメリカ
草丈/樹高 50~200cm 開花期 5月~10月
花色 黄,ピンク
耐寒性 弱い 耐暑性 強い
特性・用途 つる性,開花期が長い,常緑性
■熱帯植物シリーズ■
「金盃」(熱帯植物シリーズ 20-01)
「かぐや姫」(熱帯植物シリーズ 20-02)
「白珠丸綴化」(熱帯植物シリーズ 20-03)
「コロカシア・ファラックス」(熱帯植物シリーズ 20-04)
「ペトレア・ヴォルビリス」(熱帯植物シリーズ 20-05)
「コスツス・バルバツス」(熱帯植物シリーズ 20-06)
「サンタンカ」(熱帯植物シリーズ 20-07)
「ナンヨウサクラ」(熱帯植物シリーズ 20-08)