昨夜、録画でNHK「こころの時代」を見る。
永尾雄二郎さんという精神科医へのインタビュー。
静岡県掛川市で、老人介護施設を運営されている。
大正14年生まれで、88歳と言われていた。
肌つやの生き生きとして気品が滲み出ている方であった。
最初、精神医学や治療のお話かと思って聴き始めたのだが、
そうではなかった。
医学とは別に、仏教それもどうも浄土真宗について
学びを深めてこられた、そちらの方のお話であった。
その中で、円について語られ、円は無限と話される。
そして、大きく描いた円の中に、
数について整理された図を描かれた。
数は、まず整数があり、
そこには正数と負数がある。
整数に対して、次に分数がある。
次に有理数と無理数がある。
さらに、実数と虚数がある。
その全てを合わせて「数」なのだと。
それを完全数complete numberという。
虚数があって初めて実数もあるのだ。
ないとされるものがあって、
それはあるのだと。
さらに、整数が生であり、分数が老であり、
無理数が病であり、虚数が死に対応していると。
そして、虚数から実数を見ていくことで、
初めて見えてくるものがあるのだと。
大悲もそこから生まれてくるのだと語られる。
このお話を聴いていて、虚について語られたところで
僕はハッとした。
僕のこの一ヶ月は、
虚の世界を生きていたのだと気づいたのだ。
虚には気づかぬままにネガティブな思いがくっついてくる。
気づかぬままにずっと僕はネガティヴだったのだと
そして、それにはやはり意味があったのだと
あらためて、気づかされる。
救われる思いがした。
永尾雄二郎さんという精神科医へのインタビュー。
静岡県掛川市で、老人介護施設を運営されている。
大正14年生まれで、88歳と言われていた。
肌つやの生き生きとして気品が滲み出ている方であった。
最初、精神医学や治療のお話かと思って聴き始めたのだが、
そうではなかった。
医学とは別に、仏教それもどうも浄土真宗について
学びを深めてこられた、そちらの方のお話であった。
その中で、円について語られ、円は無限と話される。
そして、大きく描いた円の中に、
数について整理された図を描かれた。
数は、まず整数があり、
そこには正数と負数がある。
整数に対して、次に分数がある。
次に有理数と無理数がある。
さらに、実数と虚数がある。
その全てを合わせて「数」なのだと。
それを完全数complete numberという。
虚数があって初めて実数もあるのだ。
ないとされるものがあって、
それはあるのだと。
さらに、整数が生であり、分数が老であり、
無理数が病であり、虚数が死に対応していると。
そして、虚数から実数を見ていくことで、
初めて見えてくるものがあるのだと。
大悲もそこから生まれてくるのだと語られる。
このお話を聴いていて、虚について語られたところで
僕はハッとした。
僕のこの一ヶ月は、
虚の世界を生きていたのだと気づいたのだ。
虚には気づかぬままにネガティブな思いがくっついてくる。
気づかぬままにずっと僕はネガティヴだったのだと
そして、それにはやはり意味があったのだと
あらためて、気づかされる。
救われる思いがした。
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