ここのところめっきり寒くなったFirenzeです。
とにかく雨が降ったり止んだり。
今日もうっかり自転車で出かけてしまったら、雨に降られた・・・
それも一度降ると雨脚が強いのなんの。全く嫌になっちゃうよ。
このまま寒くなるんでしょうかねぇ・・・なるんでしょうねぇ。
さて、私事ですが、ここ数日すごく悩んでいた、いや悩んでも仕方がないことなのですが・・・
あちこちに色々聞いたり、調べたりした結果卒業が早まってしまいました。
いや、卒業準備を急がねばいけないことが判明。
ミラノ万博を待っていることは出来なくなりそうです。
あと一年で、いや正確には既に11ヶ月で卒業まで持ち込む・・・って自信ないなぁ。
でも、やらないといけないので・・・
まぁ今まで遊んでいたつけが回ってきたということで仕方がないですね。
やるときはやるぞ~ってホントかしら?
使えるものは全部使い、出来るだけのことをしなくては。
そんなことが原因で、今日は初めて日本人でまじめに大学に通っている友人たちとお茶・・・から結局飲みに行ったわけですが、Aperitivoは久しぶり。
このお店は今日メキシカン料理だったみたい。
ちょっと変わった料理が並んでいました。
私大学に殆ど日本人のお友達いないのですが、専攻が全く違う人たちなので色々な話が聞けて面白い。
そして何を隠そう(いやここに書いたら隠してないでしょう)そこで暴言、失言を吐いてしまった、というわけ。
哲学を専攻している人につい今までの疑問に思っていたことを聞いてしまったのですが、この一言が悪かった。
「哲学って何の役に立つんですか?」
ははは・・・これは言ってはいけなかったんだって。
でも、普通の日本人にとって哲学ってどういうイメージがありますか?
私は哲学=小難しい学問で特定の人にしか理解できないもの、だと思っていたわけですよ。
すみません・・・無知で。
でも大多数の日本人はそう思っていませんか?
えっ?私だけ???おかしいなぁ・・・
そんな私の為に哲学とは何ぞやと丁寧に説明していただきましたけど。
いやいや知らなかったなぁ・・・
哲学と言うものは全ての学問、理論などなどの元になっているものなんですねぇ。
かび臭い(失礼!)学問だと思っていたのは日本での”哲学”のイメージがそうさせているだけなんだなぁ、とちょっと開眼。
そう、ちょっと、と言うのはやはり本質は全然理解できないから。
そして一緒にいたの友人が「塩野七生が『疑問を持つことが哲学の始まり。』と書いていた」という一言で更に一歩前進したかも。
難しい学問には変わりなさそうだけど、ちょっとイメージは変わったかな。
そしてここで疑問が。
私が勉強している美術史こそなんの為になるんだろう???
私の方がかび臭い学問を勉強してるし、何の役に立つんだろう???
なんなの美術史って???
ひえ~この期に及んで?
卒業目指して猛烈ダッシュしなくてはいけないこの時期に???
いやいや、落ち着け、落ち着け。
こうして物事に対して疑問を持つことこそ哲学、なんでしたね。
”聞くは一時の恥、聞かずは一生の恥”
いや~それにしてもまずかったかな?
でも知らないことは知らないと言った方が自分の為になるんですよ。(開き直り?)
ちなみに美術史は何の役にもたちませんねぇ・・・でも楽しいの。
かび臭いのが好きなんだ、私は。(開き直り、開き直り)
いやいや、こんなことなら本場で哲学の授業を受けておけばよかったかなぁと今更ちょっと後悔。
いやはや、人生まだまだ知らないことは山ほどあり、毎日一つでも新しい発見があるから人生楽しいんだよねぇ・・・って大変お粗末さまでした。
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ありがとうございます。
卒業が予想外に(いや本当は分かっていたのですが)早まり、焦りから動揺していました。そうですよね、人生無駄なことなんかないはずです!!
え~そうなんですか!?なら是非2015年までいたいなぁ。私もがんばります!!
ところで、最近メッセの仕事で働いて、日本のいろんな方から良い評判をいただいたので、2015年、10月のミラノのエキスポでお仕事いただけるかも知れません。
他にもピサとフィレンツェの間にある町で料理を教える機会が来るかも。
実は、ドイツの食品メッセにはたくさんのイタリアの会社が出展していて、私はドイツ語で料理デモをしていたのですが、たまにイタリア人がちらほらしていたので、イタリア語でも説明しました。
ドイツに住んでいて何の為にイタリア語を勉強しているか、と人に聞かれますが、Fontanaさんの学問同様、どこかで大いに役に立つのです。