Giovanni Allevi a Firenze

ず～と気になっていた髪の毛を今日いきなり切った。
髪の毛短くするのはいいんだけど・・・首から風邪引きそう。
午前中は天気も良く、暖かかったので気にならなかったけど、夕方から寒いのなんの。
周りにもこの天候の変化についていけず、ゴホゴホしている人多いから気をつけないと。
また週末天気崩れるらしいしねぇ。

さて、あ～思い出すだけでも胸が熱くなるわぁ。
昨晩、念願のGiovanni Alleviのコンサートがフィレンツェで行われました。
彼のことは２０１０年ブログにも書いています。(こちら)
すごく楽しみにしていました。
今回は先月出た新しいアルバム"Sunrise"のツアーということで、オーケストラでした。

イタリアでは普通ですが、開演は８時４５分。
最近では劇場がタクシーを呼んでくれるところも多く、昨晩は開演前にアナウンスが有った。
タクシーは基本相乗りのようです。

さて、時間通りには始まらないとわかっていても、どうしても時間前に行ってします、日本人の私。

これが開演５分前の様子・・・おいおいでしょう？
で、こちらが９時

結局始まったのは９時過ぎてたけどねぇ。
開演時間だと私は思っているけど、実はこの時間って集合時間なのかな？？？
２０ユーロくらいの席だったからてっきり最上階かと思ったら４階だった。
こちらのTeatro Verdiは６階が最上階だったのね。
ステージから２番目のボックスだったので、近いんだけど、調度私の場所は、会場のライトとステージを照らすライトが付いていて、熱かった。
最終的にはほぼ満席でした。
基本的にどこでも行きたいところには一人で行ってしまう私。しかしさすがにこの手のコンサートは一人で来てる人、いないだろうなぁ・・・と思っていた。特に外国人だし、目を引くんだよねぇ。今回は２人ボックス席だから、ここ空きだなぁと思っていたら、お一人の女性がやってきた。
イタリア人、しかも同じくらいの歳だった。
なんかうれしくなっちゃうね。
いいんだ、一人でもってね。

Allevi登場

テレビで見たとおり、Tシャツ、ジーパン、スニーカーでの指揮。
でもすごかった。
Riccardo Muti,Zubin Mehta,小澤征二などなど名だたる指揮者により演奏を聴いてきたけど、この人ほど"音楽大好き"オーラが全身からにじみ出ている人、初めて。
なんか暖かいものが見えるんだよねぇ、いや感じると言った方が正しいかも。
音楽がこの狭い劇場を飛び出して、流れて行き、風になり、大地になり、海になるという感覚。
これはやはり実物を聞かないと感じられない感覚だし、こういう感覚は初めてだった。
知らず知らず涙が・・・こういう興奮、最高です。

MCも本人がやったんだけど、やはりちょっとキャラ変だわ。
でもそこがまた彼のいいところなのかも・・・
２部はピアノを弾くので、このジャケット（燕尾服？)を脱いで登場。

そこらへん普通に歩いていても絶対気がつかないと思う。
演奏が始まって気がついたけど、この人の指、ものすごくきれい。
指揮をしているときも、「指長いなぁ～」とちょっと見ほれていたけど、ピアノを弾いているときはまた格別。
音楽やっている男性に多いよね、きれいな指の人。ステキ！

いやいや、２時間あっという間でした。
どんなに不景気でも、嫌なことが有っても、この会場にこの瞬間集まっている人たちは、きっとみんな同じような気持ちになったはず。
芸術は音楽だけでなくほかの分野もそうだけど、本当に心を豊かにしてくれる。
曲の紹介の中で、「今（の時代)自分の周りに"純粋"を求めるのは難しい」と言っていたけど、彼からは純粋な音楽を愛する気持ちが伝わってきた。

本当に楽しそうだった。そして、観客も楽しんだよ。
アンコールも３曲と大盤振る舞い。

そういえば昨日気がついたんだけど、彼の作品の中に
「Tokyo station」と「Japan」という作品があった。
東京駅は２０１０年初来日した後に書いたものだろう。そしてJapanはこの４月に出たアルバム(買ってないことに気がついて早速今日注文した)に入っていた。多分２０１１年、来日の予定が震災でキャンセルになり、色々な思いで書いたんだろうなぁと。

あ～本当に音楽はいい。
そして本物は最高!!
ちょっとだけ、昨日の映像を皆さんにもご紹介しますね。


機会があったらもう１度、いや２度でも聴きに行きたい。
Giovanni Allevi、最高!!