イタリアの泉

今は日本にいますが、在イタリア10年の経験を生かして、イタリア美術を中心に更新中。

姉妹都市となって45年の記念イベント

2010年03月09日 22時05分39秒 | イタリア・イベント
天気予報が大当たり。
雪が降ったり、霙になったり…
とにかく寒かった!

今日は1週間でも特に忙しい火曜日。
街の中を右へ左へ大忙しだった
午後、霙に加えて冷たい風が吹きすさぶ中、街中はフィオレンティーナvsバイエルン戦が行われる(この時間試合中の為、今遠くから雄たけびが聞こえた)にあたり、バイエルンのマフラー(タオルにしか見えないけど)を巻いたり、トレーナーを着た柄の悪い人たちで溢れていた

さてさて、私はと言いますと、1週間で唯一授業が5時に終わる火曜日。
18時30分からPalazzo Vecchioで行われた、同志社大学のオーケストラのコンサートに行ってきた。
普段は有料のPalazzo Vecchioもイベントがあるときは無料で入れる。
というのもここ一応Firenze市役所ですから。



こちらはSalone dei Cinquecento
日本語では「500人広間」と訳しているけど???
このはどこから来たんだ?
広間に500人収容できるってこと?
もしや1500年代の広間なんじゃないの???
なんてちょっと深読みしてみたりして…


さてこのSolone dei Cinquecentoと言えば、昨今日本のテレビでも取り上げられていた、Leonardo da Vinciのフレスコ画隠されているのでは???という話題。
不思議なもので、こちらではあまり話題になっていない。
まぁ、理由はこの研究の鍵を握っているのはアメリカの研究者だから…

そうそう、そのLeonardoのフレスコを隠したVasariですが、ここ数日、Archivio vasariano(ヴァザーリ古文書館)の古文書がオークションに出されるということでまたまた騒がれている。
これは去年、ロシア人が極秘に買い取る予定だったのだが、売買前に発覚、国が待ったをかけた直後、このロシア人が事故死…ミステリーが書けそうな結末に陥った、という話はしたと思うが、結局所有者は金銭的な問題から、Michelangeloの文書を含む古文書をオークションに出した。もちろん国は指をくわえてみているはずもなく、このオークションに参入するらしいけど…果たしてどうなることやら???

おととしになるかな?
Michelangelo作といわれるCrocifissoをものすごい高値で買ったこの国ですが、周りの専門家はみんな???
「あれはMichelangeloではないでしょう」と言っていた。
そんなものに金を出すくらいなら、今回の確実な方を買い取ってくれ!

さて行ってみて初めてこのイベントが京都市とFirenze(市?)が姉妹都市提携をして45年を祝うイベントだったと知った
姉妹都市…って日本語でも都市は女性なの!?
兄弟都市とは言わないのはなぜ?
と変なことを考えたりして…
ちなみにイタリア語では、双子を意味する”gemellaggio”を使っている。

総勢104人の大学生のよる演奏。
この部屋は決してコンサート向きではないなぁ…と思うが、すばらしかった
それにしても寒かった。
1部で帰ろうかと思ったら、知り合いに見つかってしまい、結局最後まで
これで風邪引いたら…

最後に学生がイタリア語で挨拶、そのぎこちなさがまた良かったけど…
そしてアンコールにはこちら



日本の曲らしいけど、タイトルがいまいち聞こえなかった。
若いうちにこういう経験ができるってうらやましいなぁ…
カレーにしようと煮込んでおいたものをスープにして、暖をとりながら思わず昔を振り返ってしまった。


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