イタリアの泉

今は日本にいますが、在イタリア10年の経験を生かして、イタリア美術を中心に更新中。

第18回 Giornata FAI di Primaveraーその1

2010年03月29日 00時07分23秒 | イタリア・イベント
春~
一年で一番好きな季節。
でもこちら春、秋ってすごく短い。
春のコートとか、本当に着る機会が少ないのよねぇ~だっていきなり半袖になるから。
そんな短い春を満喫するのは最高の3月最後の日曜日…
って信じたくないけど、2010年も既に4分の1が終了
早すぎます!

今日は、というか昨日今日は年間無料イベント(勝手なネーミングです)の中でも、すごく楽しみにしているものの1つGionata FAI di Primaveraというものが有りました

FAIとはFondo per l'Ambiente Italianoの略
イタリアの文化遺産を守る為の活動をしている団体です。
たぶん去年もこのネタは書いたはず?
あった!去年は3月29日そうそう、天気悪かったのよねぇ

さてさて毎年春、普段は一般に公開されていない建物や史跡、遺跡など無料で見られます。
もちろん若干寄付をすればそれも修復などの費用に当てられる。

今年はFirenzeは3箇所。
・Biblioteca degli Uffizi
・Palazzo della Banca d'Italia
・Villa il Gioiello

昨日いきなり時間が空いたのでまず一番近いBiblioteca degli Uffiziに行った。
あっ、その前にようやく髪を切りました。
軽くなった~、春ですからちょっと短くてもいいか…というくらい短くなりました。
いつも通り、もちろん私の意向なんか反映されないのです

Biblioteca degli Uffizi(ウフィツィの図書館)の存在はUffizi(絵画館)に行く度気にはなっていたのですが、ここは普段許可証なしには入れません。
さてさてPasqua休暇に突入と言われているので、Uffiziにはいつものように行列が。
その後方に見慣れたマーク。
集団の後ろに並ぶ
10分もしないうちに入場。
普段はUffiziでは出口の向かう最後の階段を今回は上がる。

すると…

こちらでは結構見慣れていますが、やはりすばらしい。
ハリーポッターの世界
こんな図書館が欲しい

建築的に電気(当時はろうそくですが)を節約する為に、太陽の方向を考えて窓を大きく開けてある…いや、本にとってはどうなの?

この図書館ですが、本名(?)はBiblioteca Magliabechiana
もともとAntonio Magliabechiの蔵書から始まっている。

当時の蔵書はこちらの部屋に

16世紀のものです。ここにあるものは既に電子情報化されているので、PCで見ることも出きるそうです。

他には

そうそう、うちの父が見に行って「地味」と失礼なことを言っていた「イタリアの印象派 マッキアイオーリ展」東京都庭園美術館(3月14日終了)にも出展していたよね???
Giovanni Fattoriのデッサン(右上)
この前面の格子は17世紀のもの

他にもNeri di Bicciの直筆とか

あっと言う間に見終わってしまったけど面白かった
もちろん今年も高校生のボランティアガイドが説明してくれます。
今年から他の言語での説明もできるようになったとCMでは言っていた。
事実私が見ている間も、英語ができる子が探されていた。
場所によっては、スペイン語、フランス語、そして中国語が可能とか
日本語ない

長くなったので他の2箇所は次回へ


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