日本のテレビを見ていると、時々???と思うことがある。
よくも悪くもイタリア化してしまった自分。
昨日夜もニュースを見ていたら、ちょっとがっかりすることが・・・
大阪のメーンストリート・御堂筋に並ぶブロンズ彫刻の人物像19体に25日朝、赤い服が着せられているのが見つかった。
写真は読売新聞、MSN産経ニュースより
歩道上の29体の彫刻のうち、高村光太郎やロダンらが作った少女や婦人像19体に、それぞれサイズに合わせて作った布製の服が着せられているのを沿道の企業関係者が発見。像に損壊はなく、市職員3人が1時間がかりで撤去した。平松邦夫・大阪市長は26日の記者会見で「被害届は出さない。パフォーマンスやアートの場はほかに用意しているので一緒にやりませんか」と述べ、“犯人”に名乗り出て、市が展開する芸術活動に参加するよう求めた。(読売新聞より引用)
テレビの報道では、この赤い服を着せたことを「いたずら」と片付けていた。
赤い服、それもわざわざ別の色の既製服に色をつけたこと、1体1体サイズをあわせていることなどから、計画的な示唆が伺えると。
ほかの記事ではこの市長「毎回この彫刻がキャンバスになると思われるのは困る。」と言っているが、
別に彫刻に直接何かしたわけではないのだから、いいじゃん!と思ったのは私だけだろうか???
考えさせられたのは、日本の窮屈さ。
インタビューを受けている市民の間では「”花笠地蔵”を思い出す」と言っていた人など好感を持っている人が多かった反面、
”お役人”は一様に渋い顔。
ストリートアート(この行為がその範疇に入るかどうかは?)の歴史が浅い日本。
決まった場所で決まったことしかできない、四角四面な考え方。
彫刻に服を着せることが罪!?って・・・この国は本当に窮屈だなぁ
これじゃあ芸術は育たないよ。
アーティストたちが自由を求めて海外へ出て行くのがよく分かったニュースだった。
そういえば、浜松町駅のホームに居る小便小僧に服を着せるのは問題ないのに、御堂筋は駄目なの???
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でも、あらかじめ許可を取っていれば問題がなかったのでは(その場合、話題性が減るけど、、、)。もし、ドイツでブロンズ像に服を着せられていたら、一応は犯罪だけど、ニュースではみんなが高感度をアピールすると思います。
やはり問題がなさそうなのはイタリアくらいですかねぇ…
ニュースを見ていても「実物を見たかった」とコメントしている人が結構いました。
ハイレッドセンターの再来かと思ったのに!(笑)
”赤”というのがメッセージ性が強くていいなぁ、と個人的に思っています。
それにしても、今朝のニュースで防犯カメラを使ってやった人を探していると言っていました。まるで犯人探しだわ…本当に残念。