イタリアの泉

今は日本にいますが、在イタリア10年の経験を生かして、イタリア美術を中心に更新中。

星付きレストランシェフのCooking show

2012年11月18日 14時38分46秒 | イタリア・食

日曜日。
やはり今日も天気が悪い。幸い雨は降っていないけど、寒い・・・
ホント、首から風邪引くよ。

さて、今日は既に幸せ~
実は12時からFirenzeのミシュラン星付きレストランOra d'AriaのシェフMarco Stabileによるクッキング・ショーがありました。
これ、何回かここでも紹介していた旧裁判所で行われていた、Biennnale Enogastronomica(2年ごとに行われるワインと食のイベント)の最後のイベントで、昨日今日とビールのイベントをやっていて、ビールを使った料理の紹介のショーだったんです。

イタリアではまだまだビールは、と思っていたけど、最近若い人を中心にビールが流行っている。
特に地ビール。ここのところ本当に色々なビールをよく目にします。

さて12時、ははは、会場の準備も出来てないよ・・・
始まったのは15分くらい遅れ。

今日はリゾットを作ってくれるとか。
更に、これ見るだけかと思ったら、ちゃんとビールが出て、リゾットもしっかり味見できたんです。
あ~幸せ。

右がシェフ。
左はビールの生産者。真ん中はジャーナリストでした。ちなみにビールはピエモンテのものだそうです。
テレビのようにテンポよく進むのかと思ったら、そんなことはなかった。
しかし、このリゾット、牡蠣を使ったリゾットで作り方も素人の私にはとても面白かった。
観客の為に1キロ作ったわけですが
最初米をオリーブオイルで黄金色になるまで炒め、お湯を500mlくらい足し、ふたをして11分、ぐつぐつ煮る。
ふたは開けずに・・・赤子泣いても蓋とるな、ですか?
火から下ろして2分蒸らす。
その間にシェフは牡蠣を開けていた。

そしてその間にビールが配られた。
この琥珀色のビール。
見るからに&においがすごく好みだわ~

飲んでいいの?待ってないといけないの?とあたりを見回しながら・・・ごくっ。
おいしい!!
この焦げた感じ(すみません言葉が足りなくて)
地ビールって結構あたりはずれが有るけど、これはあたりだった。
もっと頂戴・・・無理無理。

その間、蒸らしたリゾットにバターを200グラム。
バターは残念ながらフランス製がいいと・・・仕方がないですね、おいしいもんね。
司会の人が「敢えてフランス製を使う理由は?」と
シェフは「クリーミーだし、特徴的だから。イタリアのは全部同じでしょう」ですと。仕方がないね、事実だから。

バターを投入し、混ぜ、その後に今日の主役のビールを入れる。あれ?どれくらい入れてたのかな?
ピッチャーに半分くらいだったかな???
そしてここでcolatura di aliceを入れました。
これって魚醤のことですか?私はそう勝手に理解したんですけど???
で、最後にライムの皮を削ってふりかけました。
そして、更にリゾットを取り分けてから牡蠣を乗せてくれました。
じゃ~ん

試食と言っても日本だったらスプーン3杯で終わりでしょうが、ちゃんと一人前弱ありました。
リゾットはもちろんアルデンテ。牡蠣の香りがなんとも言えない。ビール感はないですね。
無料で星付きレストランのシェフの食事をしただけでも儲けた気がします。

牡蠣は・・・食べちゃったけど、フランスの海岸からやって来た新鮮なもでした。

こちらが私たちが飲んだビール。
あ~幸せ。
実は5時からも別のシェフのショーが有るのですが(一応予約したんだよね、まさか食べられると思ってなかったけど)他にもう一つ予定が有って・・・そこを抜け出せたら行ってきます。
ただ、寒いのでビールという気分にならないのがちょっと残念・・・とか言いながら



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4 コメント

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フタ? (Shoko)
2012-11-25 09:36:12
リゾットを作るときにフタをするイタリア人は初めてです。きっと、イタリアで働いている日本人が、ご飯を炊くときにフタをしているのを見たのでしょう。
日本人コックの仕事は(ヨーロッパ人は気がついていないかも知れないけど)フランス料理やイタリア料理の要素にとても大きな影響を与えています。

しかしおいしそうなリゾット。
アレルギーでカキを食べる事が出来なくなってしまったけど、ほかの貝で代用して食べたくなってきた、、、。また、太りそう。
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私も (fontana)
2012-11-25 17:38:47
Shokoさん
最近テレビの料理番組を見ていても、てんぷらや刺身などを筆頭に、巧みに自分たちの料理に取り入れていますね。
私もこれを見ているとき「お米炊いてるみたい」と思いました。最初にシェフも「今日は水(お湯ですが)でリゾットを作るので(米を)混ぜず、ふたをします」と説明していました。
ちゃんと蒸らしていたのに、しっかり芯が残っていて(トスカーナはかなりアルデンテだと言っていました。)さすがプロ(失礼)だなぁと思いました。
Colatura di aliciを入れたせいか、すごく海の味がしました。おいしかったです。無料で食べたのでおいしさ倍増です。(笑)
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お米の芯 (Shoko)
2012-11-25 23:30:45
実は、お米に芯が残るのは、調理する前にお米を水でふやかしていないからです。
生米を炒めて水で炊くと、日本のお米でも芯が残りますのでお試しを。(すみません、シェフのワザではないことをばらしてしまって、、、。)
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そうなんだ・・・ (fontana)
2012-11-26 17:49:03
Shokoさん
そうなんですねぇ。だから友達はこちらのお米を炊くときちゃんとお米をふやかしていたんですね・・・また一つ勉強になりました。(^^)って知らなかったの私だけ???
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