心の手帖…風通しの良い繋がりを求めて

心を精一杯広げて、現代社会を味わう方法を探していくために、心を整理する手帖のようになれば…

レオ・ブスカリアさんの言葉

2013年12月09日 10時48分13秒 | 個人的名言集
今日は、一昔前に日野原重明氏が推薦されて、ブームになった写真絵本『フレディ 小さないのちの物語』の著者であるレオ・ブスカリアさんの、また別の著作『パパという大きな木(1999)』から、ご紹介します。弱者に注がれる温かいまなざしが感じられる、底抜けに明るい、愛についての言葉。少々懐かしい時代の本なので、画像が見つからず、残念です。

イタリアの古い諺

「育つ生命に手を貸す者に、神はいつも微笑みたもう」

人生に積極的な姿勢で臨んだパパの人生訓:

大いに踊り、歌い、笑おう。
世の中のことは、全て互いにつながっている。
快活な人格は、世の中を明るくする。
一人になれる静かな場所を持ちなさい。
決して自分を裏切ってはいけない。
愛することは、人生になくてはならないこと。
理想主義者は、弱さではなく、強さである。
人は機会さえ与えられれば、善良になれる。
差別、どんな理由があろうと、いけないことだ。
自尊心は、生きていく上で必要不可欠のものである。
神の御前以外では、人は平等ではない。
だから、弱い立場の人々は、我々皆で助けていかなくてはいけない。
残酷さは、心の弱さの表れである。
手を差し伸べ、優しく気遣うことは、愛の基本的な要素である。
愛は、この世から消し去ることのできないものである。
それゆえ、人類の所有する最強の武器である。
人も世も変わっていく。
何でも分かっている気になることは、危険なことだ。


訳者あとがきより;

 …彼(レオ・ブスカリア)は、「愛」を「実際にものを動かすことのできる、使っても、決してなくなることのないエネルギー源」だと定義している。この「ユニヴァーサルな愛」こそが、真に人間らしい自己の達成に最も必要なものであると言っている。  
 …人は誰でも、よりよい存在であることを求めるものだが、それならまず、自分自身を肯定しなさい。そのことによって、同じように他の人をありのままに受け入れることができる。それが「愛」の正しい使い道なのだ、と。