ふりとものFree tomorrow

Are you free tomorrow?
人と動物と地球環境に優しい社会を目指す起業家「ふりとも」公式ブログ

FIFAの汚職事件とFBI捜査

2015-06-12 09:43:23 | 日記
昨日のキリンチャレンジカップで日本代表はイラク代表と対戦、
親善試合ながら4-0で勝利しました。
もっとも対戦相手のイラクの選手たちが主力級ではなかったという
指摘もあります。6月16日に初戦を迎えるロシアW杯アジア2次予選
シンガポール戦を前にして、本当に強化試合になったかどうかは不明
ですが、とりあえずホームで勝てて良かったというのが大方の見方
なんでしょうね。

W杯予選が始まるこの時期に、国際サッカー連盟(FIFA)が汚職問題
で大きく揺れていますね。既にFIFAの幹部たちがアメリカのFBIに
次々に逮捕され、選挙で再選し、続投予定だったブラッター会長も
突然の辞意表明という窮地に追い込まれています。
恐らく、捜査の本丸はブラッター会長の逮捕でしょうね。
2010年に開催された南アフリカW杯の開催地が、本当はモロッコになる
はずだったのに、幹部への賄賂によって決められたとか、
2020年の開催地カタールについても、投票が買収されたとか
言われています。どうしてFIFAがこんなことになってしまったのか、
FIFAの金権体質と腐敗について、とても分かりやすく解説している
ブログがありましたので、記事をご紹介しておきますね。

【腐敗の帝国FIFA】オウムを肩に乗せた男がFBIの突破口だった

そもそもアメリカの捜査機関であるFBIがFIFAの幹部を逮捕するというのが
よく分からないという方も多いと思います。FIFAの汚職事件については、
アメリカの金融機関の口座がマネーロンダリングに使用された疑いがあり、
スイスの捜査当局などと合同で調べている(もしくは調べた)ようですが、
実はアメリカの法律に基づいて動いたというのが真相のようです。

これは昨日のMXテレビ「バラ色ダンディ」で苫米地英人先生が解説していた
のですが、アメリカには特定の違法行為によって不正な利益を得る
「ラケッティア活動」を通じ、組織的な犯罪を行なう「エンタープライズ」
の活動を規制、犯罪行為に対する民事責任と刑事罰を規定したRICO法という
法律があるそうです。
RICO法は1970年代からマフィアや麻薬カルテルなどの犯罪組織を取り締まって
きたそうですが、後にマフィアや違法薬物カルテルなどの犯罪組織に限らず、
不法行為を行った個人や企業に対する処罰として、適用範囲が拡大している
そうです。

つまり、FBIはFIFAをマフィアや麻薬密売組織などと同等の犯罪組織と認定し、
RICO法を適用して捜査している模様です。昨日の「バラ色ダンディ」では、
苫米地先生自ら、FIFAはギャングと一緒だと言っていました(苦笑)

そうだったのか・・FIFAは随分酷いことをする組織なんだなと、酷いどころか、
もはや組織犯罪に加担している「エンタープライズ」なんだ、ということが、
サッカーファンの一人としては衝撃の事実でした。
今後の捜査の行方が注目されますが、サッカーは紳士のスポーツであり、
世界中の人々に愛されている国際競技の一つです。
上に立つ人たちはサッカーで金儲けするという発想ではなく、サッカーを通じて
世界平和や文化交流の一助とみなし、品位あるものとして扱って欲しいですね。
新しいFIFAの会長には大いに期待したいと思います。
ところで次のFIFA会長はジーコ氏なのかな?