この前、某市の「起業スクール」同窓生でイタリア食堂を開業した方の話を
ブログに書きましたが、先日届いた市の広報に「起業スクール」参加者募集
の告知と共に、新規開業者として写真入りで載っていました(笑)
凄いですよね~開業したのが6/1で、まだ1ヶ月も経っていない、ほっかほかの
開業者を「卒業生」として市の広報に載せてしまうんですからw
まぁ、これでお客さんが沢山来てくれればいいのかもしれませんが、市としては
「開業」=「ゴール」なんでしょうね。
「起業スクール」に「ふりとも」が参加した時はテキスト代のみ実費で2,000円
程度の個人負担だったと記憶していますが、今回からそうなったのか、参加費が
4,000円に値上げしていました。果たして4,000円支払って参加するだけの価値が
あるかどうか、微妙な感じがしますけど、メリットがあると思えるなら、参加して
みるのも良いとは思いますね。
過去に「起業スクール」についてはアメブロにも書きましたが、gooブログに
完全移籍してからは書いていない、話題に触れてもいないので、いい機会なので、
こちらでも少し書いておきたいと思います。
某市の「起業スクール」では、市内在住、又は在勤者で、市内で新規開業、及び
創業を予定している人が応募出来るという規定になっています。男女比は半々、
意外に女性の参加が多いですね。年齢層は20代の若者から定年退職者や年配者まで
実に様々です。大体30名~40名位が参加していました。全8回の日程で、毎回4時間
くらいの内容でしょうか。もっとも各回ごとに参加者が少なくなっていくのですが(笑)
「起業スクール」では、創業時の心得とか、事業に対する考え方とか、事業者の抱く
べきマインド的な部分の話から、先輩起業家の体験談を伺ったり、実際にグループ
ワークをしたり、原価計算の方法、財務諸表の見方や、事業計画書の書き方まで、
一通りを学ぶことが出来ます。「起業スクール」に参加するメリット、特典として、
融資を受けやすくなるとか、株式会社設立時の経費を市が半額負担してくれるとか、
そういう話になっているようです。
ただ某市の場合、地域性もあるのか、飲食店をはじめとした店舗経営の業務支援
に力を入れている感じがしました。当然ながら、店舗改装費、設備投資に関わる
資金繰りの話になり、融資を受ける為の資料作りについてレクチャーする内容が
主だったような記憶があります。それはそれで別にいいと思うのですが、
「ふりとも」としては、新規開業=多額の事業資金が必要とは思っていません。
そこが最大の認識違いなんですが、先輩起業家の方とお話した時も、最初は小さく
はじめて、徐々に成長させていくような形がいいとか、最初から設備投資に多額の
お金を掛けてしまうと厳しくなるとか、そういう本音の部分を実体験から話して
頂いたので、やっぱりそうだよな!と思ったわけです。
「起業スクール」に参加している、いわゆる「専門家」を自称している講師たちは、
皆さん「士業」さんたちが多いので、中小企業診断士だったり、税理士だったり、
会計士だったりするわけですね。やたら法人設立を勧めてきたり、出来るだけ多く
お金を借りることを勧めたりするわけです。勿論、事業の成功の為に推奨している
ことなのは理解出来ます。それでは彼らが言うことは本当に新規開業する事業主の
ことを思ってのことなんでしょうか?
「ふりとも」は残念ながら、この人たちの言うことは信頼出来ないと感じました。
要は「起業スクール」に集まる起業家精神を持つ人たちというのは、「士業」である
講師たちにとって格好の「見込客」で、受講生は「お客さん」なのです。
つまり受講生は将来「顧客」に成り得る人たちというわけですね。
市も協力して「起業スクール」と言う「見込客」発見の場を提供し、受講者には
あなたの夢を実現しましょう!などと謳い、結局は融資と言う名目で借金させる。
そうやって事業者に成らせた後は、「士業」の先生方を頼りにして、しっかり事業展開
してくださいね、という市の思い描いたレールの上を走らせるのが目的なのだという
ことが分かりました。そうでなければ、参加無料(テキスト代のみ実費)で「士業」
である講師たちがボランティアをやるはずがありません。
あなたの夢を実現しましょう!なんて表向きは綺麗なことを言ってますが、
実際には税収を上げたい市と安定的に顧客を獲得したい「士業」たちの思惑が一致して
立ち上げたコラボ企画だということですね。そのことに気がつきました。
「起業スクール」についてはまだまだ書きたいことがあるので、
続きはまた次回に書きますね(笑)
某市の「起業スクール」について書いてみる・・その5
某市の「起業スクール」について書いてみる・・その4
某市の「起業スクール」について書いてみる・・その3
某市の「起業スクール」について書いてみる・・その2
ブログに書きましたが、先日届いた市の広報に「起業スクール」参加者募集
の告知と共に、新規開業者として写真入りで載っていました(笑)
凄いですよね~開業したのが6/1で、まだ1ヶ月も経っていない、ほっかほかの
開業者を「卒業生」として市の広報に載せてしまうんですからw
まぁ、これでお客さんが沢山来てくれればいいのかもしれませんが、市としては
「開業」=「ゴール」なんでしょうね。
「起業スクール」に「ふりとも」が参加した時はテキスト代のみ実費で2,000円
程度の個人負担だったと記憶していますが、今回からそうなったのか、参加費が
4,000円に値上げしていました。果たして4,000円支払って参加するだけの価値が
あるかどうか、微妙な感じがしますけど、メリットがあると思えるなら、参加して
みるのも良いとは思いますね。
過去に「起業スクール」についてはアメブロにも書きましたが、gooブログに
完全移籍してからは書いていない、話題に触れてもいないので、いい機会なので、
こちらでも少し書いておきたいと思います。
某市の「起業スクール」では、市内在住、又は在勤者で、市内で新規開業、及び
創業を予定している人が応募出来るという規定になっています。男女比は半々、
意外に女性の参加が多いですね。年齢層は20代の若者から定年退職者や年配者まで
実に様々です。大体30名~40名位が参加していました。全8回の日程で、毎回4時間
くらいの内容でしょうか。もっとも各回ごとに参加者が少なくなっていくのですが(笑)
「起業スクール」では、創業時の心得とか、事業に対する考え方とか、事業者の抱く
べきマインド的な部分の話から、先輩起業家の体験談を伺ったり、実際にグループ
ワークをしたり、原価計算の方法、財務諸表の見方や、事業計画書の書き方まで、
一通りを学ぶことが出来ます。「起業スクール」に参加するメリット、特典として、
融資を受けやすくなるとか、株式会社設立時の経費を市が半額負担してくれるとか、
そういう話になっているようです。
ただ某市の場合、地域性もあるのか、飲食店をはじめとした店舗経営の業務支援
に力を入れている感じがしました。当然ながら、店舗改装費、設備投資に関わる
資金繰りの話になり、融資を受ける為の資料作りについてレクチャーする内容が
主だったような記憶があります。それはそれで別にいいと思うのですが、
「ふりとも」としては、新規開業=多額の事業資金が必要とは思っていません。
そこが最大の認識違いなんですが、先輩起業家の方とお話した時も、最初は小さく
はじめて、徐々に成長させていくような形がいいとか、最初から設備投資に多額の
お金を掛けてしまうと厳しくなるとか、そういう本音の部分を実体験から話して
頂いたので、やっぱりそうだよな!と思ったわけです。
「起業スクール」に参加している、いわゆる「専門家」を自称している講師たちは、
皆さん「士業」さんたちが多いので、中小企業診断士だったり、税理士だったり、
会計士だったりするわけですね。やたら法人設立を勧めてきたり、出来るだけ多く
お金を借りることを勧めたりするわけです。勿論、事業の成功の為に推奨している
ことなのは理解出来ます。それでは彼らが言うことは本当に新規開業する事業主の
ことを思ってのことなんでしょうか?
「ふりとも」は残念ながら、この人たちの言うことは信頼出来ないと感じました。
要は「起業スクール」に集まる起業家精神を持つ人たちというのは、「士業」である
講師たちにとって格好の「見込客」で、受講生は「お客さん」なのです。
つまり受講生は将来「顧客」に成り得る人たちというわけですね。
市も協力して「起業スクール」と言う「見込客」発見の場を提供し、受講者には
あなたの夢を実現しましょう!などと謳い、結局は融資と言う名目で借金させる。
そうやって事業者に成らせた後は、「士業」の先生方を頼りにして、しっかり事業展開
してくださいね、という市の思い描いたレールの上を走らせるのが目的なのだという
ことが分かりました。そうでなければ、参加無料(テキスト代のみ実費)で「士業」
である講師たちがボランティアをやるはずがありません。
あなたの夢を実現しましょう!なんて表向きは綺麗なことを言ってますが、
実際には税収を上げたい市と安定的に顧客を獲得したい「士業」たちの思惑が一致して
立ち上げたコラボ企画だということですね。そのことに気がつきました。
「起業スクール」についてはまだまだ書きたいことがあるので、
続きはまた次回に書きますね(笑)
某市の「起業スクール」について書いてみる・・その5
某市の「起業スクール」について書いてみる・・その4
某市の「起業スクール」について書いてみる・・その3
某市の「起業スクール」について書いてみる・・その2