初期のシリーズを購入し、それ以降はイマイチ手が出なかった「ユニトロボーン」
ぶっちゃけ、マシンロボの看板出されたら、こっちだって期待と希望を持ってしまう訳ですよ。
いくら「アリエナイ合体」がテーマとは言え、合体後はカッコいい人型ロボになるんじゃないか?とか、そのうちダブルマシンロボみたいに乗物二種合体になるんじゃないか?とか・・・
個人的には微妙な商品が続いていたんですが、ようやく人型ロボも増えてきたようです。
で、個人的好みにドンピシャでハマるロボが出たので「カクタストータス」を購入。
まあ、たまたま安く売ってるのを見つけたからという理由もありますが・・・
「カクタス」→「サボテン」
「トータス」→「リクガメ」
ユニトロボーンの名前は、シンプルに合体する二つのモチーフの名前をくっつけているだけですが、今回の二つがつながるとまるで韻を踏んでいるかのような響きになり、非常に語感が良いです。
この柱タイプのサボテンと言えば、テキサスやメキシコの荒野に生殖しているイメージです。
そして、リクガメはサボテンを食べる種類もいるし(この柱タイプのサボテンは食べないけど)何よりメキシコリクガメという種類もいるくらいなので、二つのモチーフが、テキサス&メキシコなイメージで統一されています。
リクガメなのですが、一般的な亀のイメージに合わせているのか、カラーリングは緑系にされていますね。
茶色系の方がリクガメっぽい雰囲気が出たのに・・・
尻尾の造形はありませんが、甲羅の模様はちゃんとディティールで再現されています。
これはリペイントしたら結構良さそうですね。
まあ、全体のカラーバランスとかギミックによる塗装剥がれとか気にする必要があると思いますが・・・
塗装はシンプルですが、顔の作りはかなりリアルです。
担当者はカメ好きなんでしょうか?
一方で、脚の鱗はちょっとあっさり目。
まあ、複雑にしたらパーツの抜けが悪くなりそうな場所だから仕方ないかもしれませんね。
サボテンはリアルさを出しつつも、ちょっとカートゥーンチックな造形。
一般的にイメージしやすい腕が出ているようなサボテンを再現しています。
全体的に分割線が目立ってしまうのはギミック上、仕方ありませんが、土台部分のゴチャ付きはもう少しスマートにして欲しかったかなと思います。
ユニトロボーンのシリーズ共通の合体ジョイント。
リクガメは甲羅頂点部分、サボテンは土台底面にあります。
ジョイントの凹凸を合わせて合体させると、自動的に一部が展開します。
カクタストータスの場合
・カメの首と基部パーツが曲がり、中のロボット頭部が現れる。
・カメ甲羅内部に折り畳まれていたロボットの下半身が展開する。
・サボテンが分割し左右に開く。
というギミックになります。
これ以後の変形は手動での調整になります。
主に腕部を手動で調整し、ロボットの完成!
リクガメ&サボテンというテクスメクスなモチーフからガンマンロボが誕生します。
テンガロンハットとリボルバーがウエスタンな雰囲気を出しており、変形前から変形後まで統一感のあるモチーフで纏められています。
可動はほぼ無く、一応、腕の付け根と肘関節が動くのみ。
ただし、肩になっているサボテン本体が斜め後ろ側に伸びている特殊な形状のため、腕も思ったような角度にする事が出来ません。
頭部アップ。
目の部分はこれまたシリーズ共通での音符マークをいじった形になっています。
ちなみにこの手のロボのお約束ですが、頭部は前半分側しかありません。
後頭部はスッカスカです。
カメの甲羅がそのままロボの胴体を構成しているので、かなりの太鼓腹。
ただ、カラフルな色合いの印象から、デブキャラというよりはSDキャラのようなディフォルメ体型に見えるので、そこまで気になりません。
胸部中央や下半身には、これまたシリーズ共通のイコライザー風グラフィックがシールで貼られています。
肩から腕部。
腕の先にはリボルバー拳銃がディティールされています。
このシルバー塗装が非常にキレイで質感が良いです。
それだけに、目立つ部分にビス穴が来ているのが非常に残念ですね。
サボテンの内側は強度確保用のリブがありますが、丸い形の独特なリブも含めてうまくティティール風に見せています。
背中部分。
カメの甲羅の内側に、下半身が丸々入っていたため、変形後はそのスペースががら空きになっています。
まるでカメが抱きつこうとしているかのようなポーズで、なんともシュールな姿に。
所有しているユニトロボーンで人型ロボなのがブルドーザーバーガーだけなので、そちらとの比較。
こうしてみるとブルドーザーバーガーはプロポーションがメチャクチャ良いですね!
共通の合体ジョイントを使っているので、メーカー側も組み換え遊びを推奨していますが、はっきり言ってこれは遊び難いです。
ロボットごとにより、二つの合体モチーフが対応するロボットの部位がバラバラなので、取り換えても訳の分からない形にしかなりません。
また、各ロボットの変形ギミックによっては、二つを合体させたくてもパーツが干渉して合体出来ない組み合わせもあります。
まあ、なんだかワケの分からない形になるっていうのは子供にはウケそうですが・・・
最近発売されたマグロスシファイヤーエンジン、スーパーカーステーキ、そして初期のメインアイテムであるアップルロブスターは、キレイに上半身、下半身で合体分割がされているため、入れ替え合体しても破綻しないようですね。
比較的低価格で手に入るロボット玩具だし、なによりマシンロボシリーズという事で、今後も大いに期待したいのですが・・・
なかなか個人的な好みに合う商品が出ないですね。
そんな中でも、今回のカクタストータスは、ウエスタン好きの自分には「刺さる」アイテムで買わずには居られませんでした。
今後も、こうしたモチーフに統一感のあるロボットをリリースして欲しいですね!
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