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さて、なんとなく復活した趣味のミニチュア作りですが、以前はずっとミニチュアフードを中心に作っていました。
今回は、娘の趣味に(?)合わせる必要が無いので、食品にこだわらず完全に自分の好きな物を作る事にしました。
最近はアウトドアも趣味の中の大きな要素を占めているので、ミニチュアでアウトドアグッズを作る事にします。
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まずは庭に転がっている薪から、木片を切り出して成形。
やすり掛けして目的の形にしていきます。
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で、途中写真なくいきなり完成。
薪割り斧と薪割り台です。
斧の頭は、ダイソーのスチレンボードを切って、エポキシ接着剤で目を埋めて塗装しています。
色はプラカラーの黒鉄色です。
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薪割り台になっているのは、太めの木の枝を切ってそのまま使っています。
カッターで切り込みを入れ、そこに薪割り斧を刺して接着剤で固定しています。
なので、台から斧は抜けません。
シルバニアファミリー人形に比べると大きいですが、1/12スケールだとこれでも小さいくらいです。
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続いて、もう一つ、アウトドア遊びに欠かせない物を作っていきます。
用意するのは、ダイソーなどで2つで100円というコスパの良い、LEDキャンドルライト。
電池を入れて点灯させると、光がろうそくの炎のようにゆらぎます。
こいつを分解して、中身の部分を取り出します。
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取り出した後のケースの炎部分に、赤油性ペンで色付けし、ペンチで砕いていきます。
後ろに写っていますが、電飾ユニットを隠すようにスチレンボードで箱を作り、小枝を配置して焚火を再現していきます。
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ベースの塗装、燃えている薪(小枝)、その隙間に砕いたケースを配置し、接着剤やUVレジンで隙間を埋めていきます。
これで燃えている炎と、熾火を再現します。
写真は中のライトを点灯した状態で写していますが、なんとなく光っているのが分かりますでしょうか?
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同じく小枝でトライポッドを作り、バランス確認。
ウチにあるフィギュアの中で、すぐに取り出せる1/12スケールがフィギュアライズの響鬼なので、モデルになって貰いました。
本当は地面直接の「直火」を再現したいのですが、電飾ユニットをペッタンコにする事は出来ません。
この手の焚火ミニチュアでよく見るのは石で囲った「かまど風」ですが、それでも周りの部分と燃焼部分での高低差による不自然さは解消できるとは思えません。
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そこで、ユニットを囲む壁自体を利用して「ファイヤープレイス風」にする事にしました。
これなら、地面より高い位置で焚火をしていても不自然ではありません。
スチレンボードは加工がしやすく、アイデアを思い付いた時にすぐに形に出来るので、自分は工作では多様しています。
スチレンボードにボールペンでレンガを描き、その線に合わせて組継ぎの切り欠きを作り、4枚を箱組します。
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嚙み合わせに問題なさそうなので、一度バラして塗装し、再度組み上げます。
薪は燃えはじめは焦げて黒く、完全に燃焼すると灰を帯びて白く見えます。
この燃えている表現、何度も何度も実物は見ているのに、模型として再現しようと思うと、思った通りにならず非常に難しいです。
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燃えている薪の下も、地面風ではなく、囲炉裏のように灰が積もった感じにするため、白と灰色で塗り直しました。
レンガの劣化した感じや、長年火を燃やしてこびりついた煤などをイメージして塗装します。
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焚火面と周りのレンガ壁は接着していないので、中の電飾ユニットを簡単に取り出すことが出来ます。
電池交換なども楽に出来るようにしています。
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「はじめてのシルバニアファミリー」セットと組み合わせて飾ってみました。
ちなみにこのセットは数年ごとにリニューアルしているので、写真の物は現行品ではありません。
地面の代わりに、こちらも100均で買った芝シートを引いてみました。
もともと、西部劇やウエスタン、カウボーイ文化が好きなので、アウトドアグッズもそっち系デザインの物が好きなのですが、シルバニアファミリーは基本がカントリー調や古いヨーロピアンデザインが多いので、こうした小物もマッチするような気がします。
・・・いや、さすがに世界観合わないか??
しかし、もう作ってしまったので、この路線でミニチュア作りを進めていきます!
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