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ポストアポカリプス・ストーリー「SBWW 人物編」【架空設定】

2020-07-13 10:17:33 | サブカルチャー

 

「セブン・ビリオン・ウォー・ワールド」

Seven-Billion-War-World

 

この世界の人物たちの一部を紹介する。

 

Nao=Show

謎の武器商人。

武器売買の利益で更なる武器の開発や研究に投資している。

鉄仮面がトレードマークだが、この世界では普及したデザインであり、特定されない特徴がより本人の正体を謎にしている。

悪徳的なイメージを抱かれやすい「武器商人」という肩書きだが、この世界では対ゾンビ武器の需要が当然高く、また、彼の投資により発展、成果を出す事業も多くあり、彼はこの世界では無くてはならない存在である。

しかし、裏では当然、各企業や政府高官ともつながっており、清濁併せ吞む人物といえる。

また、アマタコーギョー製以外のブラスターを多数流通させているため、恨まれることもあり危ない目に遭うこともあるが、かなりの戦闘能力も持ち合わせており、危機に陥ったことはない。

本人の影武者もおり、私設軍隊と合わせても大型コミュニティに匹敵する物量、人員を持つにも関わらず、どこを拠点としているのかは不明である。

 

 

 

カズ

極東にあるコミュニティの対ゾンビ部隊三番隊隊長。

部隊は治安維持を目的とし、十番隊まで組織されている。

過去に対ゾンビ掃討作戦で失敗し、部隊のほぼ全員がゾンビに襲われ感染。ゾンビ化した仲間達を手に掛けた過去を持つ。

作戦失敗により、大隊長イサム、一番隊ソージ、二番隊シンパチをはじめ、多くはゾンビとして討たれているが、副長トシは行方不明のままでありカズは今も捜索を続けている。

この作戦失敗がもとでゾンビに唯ならぬ憎悪を抱き戦い続けている。

また、唯一の生き残りにも関わらず、部隊壊滅の責任を取らされる形で退役。しかし、ゾンビへの憎悪から名前を一(ハジメ)から現在のカズに変え再入隊。みるみる手腕を発揮し、再び三番隊隊長となる。

装備品はその掃討作戦時にカズを助けた異世界のアウトサイダーより譲り受けた品。

作戦の立案にも才能があり、ブロックで建物などのミニチュアを作り、作戦指示を展開する。

 

 

 

DJタロウ

世界の支配実権を握る企業の悪徳行為を啓発するため、ゲリラ放送を行っている自称:革命戦士。

コミュニティ上層部との癒着や、非人道的製品の開発など、訴えている内容は事実なのだが、そのゲリラ放送自体がDJタロウが憤慨しながら一人で話し続ける構成のため、殆どの人からは妄想の陰謀論を唱えているだけと思われている。

当然、騒がれている各企業からは多額の懸賞金が掛けられており、ならず者や傭兵達が捜索しているが未だに捕まっていない。

放送では素顔を晒しているにも関わらず、その人物、ゲリラ放送を行っている施設を含め、何も特定されていない。(一説にはアジアの国の公営放送施設を占拠し活動しているとも言われているが真偽のほどは定かではない)

明らかな偽名と合わせ、おそらくこの素顔も人工合成皮膚によるマスクだと思われる。

常に風邪マスクをしているのは本人曰く「ゾンビウイルス感染防止」との事。

 

 

 

 

ケイ

ゾンビ犯罪対策本部捜査官。

世界に数か所しかない都市機能を有した超大型コミュニティに属する。

コミュニティ中で発生するゾンビを利用した犯罪に対抗するため、治安組織内で発足されたチームに所属する女性捜査官。

IQ185の優れた頭脳を持ち、犯罪心理学にも長けているが、射撃の腕前はいまいち。

ゾンビが徘徊するコミュニティの外での捜査も多く、危険に満ちた仕事であるため、軍部から派遣された特別捜査官のジェイと組んで行動する。

 

 

ジェイ

大型コミュニティの対ゾンビ部隊から治安部へ出向している軍人。

現在は特別捜査官として本部捜査官のケイとバディを組み、ゾンビ犯罪に立ち向かっている。

射撃、近接格闘は凄腕だが、推理力、観察力は人並みのようで、ちょくちょくケイにバカにされている。

この世界ではとても貴重なウイスキーを集めるのが趣味。

犯罪組織からの報復攻撃、追い詰めた犯人からの反撃、そして何よりゾンビ感染の危険と戦いながらコミュニティの治安を守っている。

ケイと共にある事件の黒幕を追ううちに、この世界の真実を知ることになる・・・

 

 

 

ブラスターガールズ

アマタコーギョーの宣伝マスコット的女性チーム。

対ゾンビ兵器のPRが主な活動で、娯楽の極端に少ないこの世界ではアイドル的な存在で、世界中のコミュニティで絶大な人気を誇る。

ブラスターガールズの新兵器PR映像は、ネット配信などにより各コミュニティーに配信されるほか、その機能が崩壊したコミュニティにも大型モニター搭載の宣伝車で配信されている。

しかし、本人たちの姿はノイズまみれの配信映像でしか見たことがなく、実在しないと言う噂もある。

 

 

Dr.FROST

アマタコーギョー㈱の専務取締役にして、メイン商材であるブラスター兵器の開発責任者。

本名はシモダ(霜田)だが、その冷酷無比な手腕からFROST(霜)と呼ばれている。

兵器開発責任者でありながら、自らゾンビ前線に飛び出し実用実験を繰り返す。

彼が前線へ行くのを止める社員は極地の支部へと左遷されるので社内でも彼を止めるものは誰もいない。

メディアやニュース等の前面には決して出る事はないが、アマタコーギョーの闇の部分を代表する人物である。

彼自身が開発した兵器類は威力が高過ぎるか構造が複雑すぎて商品化できないため、同社研究員たちにより性能を落とされ製品化される。

 

 

 

ブックハンター

本名不明。

ユーラシア大陸の山脈部にある「世界図書館」のエージェント。

寒さと高度からもともとの住民数も少なかったため、ゾンビ被害も非常に少ない地域。

未来の人類のために文明資産として世界中の図書を集めている。

ブックハンターは世界図書館から派遣され、廃墟やコミュニティから歴史や文明に係る書籍を集めることを目的としており、現在、五名が確認されている。

危険なゾンビ世界を旅するため、戦闘能力も非常に高い。

 

 

 

M4D

技術系職人達のコミュニティ「I・R・O」を率いるリーダー。

生活様品から改造ブラスターまで、あらゆる物を作り上げ生計を立てている。

職人肌な性格と、製品開発製造にのめり込み過ぎて、自身の名前も製品番号化した。

I・R・Oに所属する職人たちは全員、こうした数字記号の名前を持つ。

M4D本人が得意としているのはモーター搭載高速小型偵察機だが、ゾンビ世界では需要が少なく、発注が殆ど来ないのを不満に思っている。

しかし顧客からはブラスター改造のガンスミスとしての技量が評価されている。

最近はNao=Showからの依頼で、対ゾンビ液体発射型ブラスターを量産している。

 

 

 

メディスンマン

製薬会社LEBEN AGの兵士。

この世界では医薬品はとても貴重な品である。

各コミュニティへと輸送される医薬品は、当然、ならず者達にとっては格好の獲物である。

また、道中はどこでゾンビの大群に囲まれるかも分からない。

そのため、護衛としてメディスンマンは医薬品輸送隊に常に同行している。

その正体はLEBENの薬品人体実験により生み出された超人。

あらゆる薬品が投与され、強靭な肉体を手に入れたが、記憶と感情を失ってしまった彼は、今や会社の所有物となってしまっている。

強盗やゾンビとの戦いは会社にとって格好の実験データ採集の場であり、護衛はついでとも言える。

レベンが隠し持つ廃村に薬品原材料を回収しに行くミッションに同行した際、その村に見覚えがある事に気付き、徐々に記憶を取り戻すことになる。

 

 

イルチャ・カルロス

カルロスは傭兵として各コミュニティや企業に雇われ活躍していた。

ある依頼で訪れた村がゾンビに襲われ全滅した際、決して口外できぬ、罪深い依頼を実行し成功させる。

以来、彼はその贖罪として、その村の復興に尽力している。

また、近隣で親を亡くした子供達を引き取り養っており、その村を含むコミュニティでは聖人のように扱われている。

普段はブラスターを手にすることはないが、ゾンビ襲撃などの際には能力をいかんなく発揮する。

養っている子供の行方不明事件をきっかけに、彼もまた再び戦場へ戻ることになる・・・

 

 

サント

対吸血鬼活動をしている「AVANT」のメンバー。

かつては大規模なコミュニティの地下格闘で名を馳せたが、八百長が発覚し格闘技界から追放される。

妻子にも逃げられ、路地裏で飲んだくれていた際、偶然にもヴァンパイアが人を襲う現場を目撃し殺されそうになる。

ヴァンパイアを追っていたアヴァンテのお陰で助かるも、初めて目の当たりにするヴァンパイアに衝撃を受け、精神崩壊を起しかけていた彼は「自分の妻子はヴァンパイアに連れ去られた」という妄想に取りつかれてしまう。

以後、アヴァンテのメンバーとなり、自身の妄想とヴァンパイアと戦い続けている。

自堕落で酒浸りな生活で、筋肉は衰え、太り、醜い中年となったが、狂人である自身は全く気に留めていない。

戦闘マスクに描かれた「FTS」は過去の彼のリングネーム「Fuego y Trueno Santo(スペイン語で『火雷の聖人』)」から取られている。

 

 

 

ドレイク

AVANTメンバー。

世捨て人やならず者の多いアヴァンテの中では、比較的常識と良識を持ち合わせた人物。

ヨーロッパ出身の彼は、先祖代々から一族に語り継がれているヴァンパイア伝説を信じており、周囲からは変わり者だと笑われていた。

独自にヴァンパイアを調査していたが、その存在を確かめられずにいた時にアヴァンテの存在を知り、すぐに希望入隊した。

彼の一族はワインの製造、販売で財を成しており、ゾンビ世界となった今でも比較的裕福な暮らしを送っている。

着ている服がクラシカルなのも、歴史ある自分の一族への誇りの為である。

ヴァンパイアの生態、研究に情熱を燃やし「ヴァンパイアの為ならゾンビなんて怖くない」と豪語している。

 

 

 

 

※ 基本設定、世界観はこちらから

ポストアポカリプス・ストーリー「SBWW 世界編」【架空設定】

 

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